賃貸物件の契約を考えている皆さん。契約をする前に、入居審査を受けなくてはならないことは、ご存じの方も多いのではないでしょうか?

入居審査の中で最も厳しいのが『賃貸保証会社の入居審査』と言われています。特に「賃貸保証会社の入居審査は何日くらいかかるのだろうか?」と、気にされている方もいるのではないでしょうか?

このたびは、入居審査のスケジュールを中心に解説してまいります。入居審査のスケジュールが把握できれば、引っ越しの計画に役立つかと思いますので、ぜひ最後までご覧ください。

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以下の記事では、賃貸契約の入居審査に落ちる理由について解説しています。賃貸の審査で調べられる内容や審査に必要な書類といった基本的な内容から、賃貸の入居審査に通過するためのコツまで
幅広く紹介
しています。賃貸の審査に少しでも不安や、分からない点があるという方は併せてご覧ください。

賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!

入居審査とは何か?入居審査の基本情報

入居審査とは「この人と賃貸契約を結んでも問題ないかどうか」を、あらかじめ調査するものです。入居審査をしないで物件の賃貸契約を結んでしまえば、色々な問題が起きることが想定されます。収入が低くて不安定な人は家賃が支払えなくなるかもしれませんし、一般常識に欠ける人は近くの住民とトラブルを起こすかもしれません。

ですから、入居審査では「家賃滞納や近隣トラブルなどの問題を起こさない人か」「問題が起きてしまったときに対処ができるか」などの調査が行われるのです。

入居審査のために必要な書類等は次の通りです。

入居審査の必要書類

  • 入居申込書
  • 本人確認書類(運転免許証など)
  • 在籍証明書(企業が作成)
  • 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書など)

 

入居審査にかかる日数をご紹介

入居審査の実行については、次の3者が主体となります。

入居審査の主体

  1. 賃貸保証会社
  2. 不動産管理会社
  3. 物件の所有者

この3者の中で、最も重要な役割といえるのが『賃貸保証会社』による入居審査で、かかる日数も長くなります。この入居審査が済んだ後に、引き続き『不動産管理会社』と『物件の所有者』が入居審査を行うことになります。

入居審査は、『賃貸保証会社』の審査によって、家賃の支払い関係などの重要なところは全て審査されますので、『不動産管理会社』と『物件の所有者』による審査は、比較的簡単に済まされて、かかる日数も短くて済むようです。

次の項では、3者の入居審査にかかる日数について、具体的に解説してまいります。

①賃貸保証会社の審査にかかる日数

基本的には、借主の職業により、審査にかかる日数が異なるようです。審査が順調に進んだ場合、審査にかかる日数の目安は次の通りです。

審査日数の目安

  • 正社員、学生:1~2日
  • 自営業:2~4日
  • 無職:2~5日

補足になりますが、賃貸保証会社が“信販系”の場合、審査のノウハウの面で優位性があるので、審査にかかる日数も少なくなる傾向があるようです。

②不動産管理会社の審査にかかる日数

不動産管理会社の審査の前に、賃貸保証会社の審査が行われます。入居審査の大部分は、賃貸保証会社が行います。そのため、不動産管理会社の審査は、1日程度で終わることが多いようです。

ただし、ハウスメーカーなどの大手の管理会社では、3~4日程度かかってしまいます。大手の管理会社は、従業員数が多く交代で休暇を取ることも考えられますし、土日が休業のところが多いので、日数が多くかかってしまう可能性が高いようです。

③物件の所有者の審査にかかる日数

物件の所有者による入居審査も、不動産管理会社と同様で、1日程度で終わるようです。ただし、繁忙期などは忙しくて連絡が取りづらくなることが考えられます。このような状況であれば、日数が多くかかってしまうかもしれません。

ただ、物件所有者は、入居審査を賃貸保証会社と不動産管理会社に任せてしまっている人も多いようです。ですから、物件所有者の審査で日数が多くかかってしまうことは、ほぼ無いと考えても良さそうです。

 

入居審査に時間がかかるときの原因

入居審査は、最低でも2~5日かかることはお分かり頂けたかと思います。ただし、なかには「入居審査開始から1週間たっても連絡がこない。」ということもあるようです。このように、何らかの理由により、入居審査に時間がかかってしまうケースも考えられます。

それでは、日数がかかってしまうのは、どのような原因があるのでしょうか?次の項では、入居審査に時間がかかるときの原因を6点紹介しますので、参考にしてみてください。

①書類に記入漏れや不備がある

申込書やその他の提出書類に記入漏れや不備があると、入居審査を進めることができなくなってしまいます。書類の訂正などは、連絡のやり取りだけで済むこともありますが、ひどいときは記入からやり直しということも考えられます。

このようなことにならないように、必要書類はそろっているか、記入漏れはないか、などのチェックなどは怠らないようにしましょう。特に、連帯保証人の情報を間違えて記入してしまうケースが多いようです。連帯保証人には、前もって本人に正しい情報を確認しておきましょう。

②繁忙期である

一般的に、引っ越し件数が多いのは、3月前後と9月前後の時期です。特に、3月前後は、大学へ進学する学生、就職する新社会人、それから転勤する社会人が、賃貸物件を探す時期なので、1年間で最も混み合う時期なのです。この時期は、入居審査の申込みも殺到しますので、審査の作業が追い付かず、時間がかかってしまうことは、十分に考えられます。

繁忙期は、入居審査にも日数がかかってしまいますので、賃貸物件の契約については、早めに計画して余裕をもって臨めるようにしましょう。

③コンタクトが取れていない

入居審査を進める際には、各所に電話連絡などでコンタクトを取る必要があります。連帯保証人や緊急連絡先として指定されている人には、電話で確認を取ることになりますが、なかなか連絡がつながらなくて確認が取れないことがあるようです。このようなことにならないように、連帯保証人や緊急連絡先として指定されている人には、あらかじめ電話がいくことを伝えておきましょう。

それから、大家さんにも連絡を取る必要がありますが、忙しくてタイミングが合わないときなどは、なかなか連絡が取れないことがあるようです。大家さんは、物件や不動産屋から遠く離れた所に住んでいる人もいます。そのような場合は、連絡が取りにくく、余計に時間がかかってしまうことも考えられます。

④入居希望者が複数人いる

前述②のような繁忙期は、入居希望者が殺到してしまいますので、賃貸保証会社の入居審査には時間がかかってしまいます。このような時期は、一か所の不動産屋でかかえる入居審査の数も増えることが多いので、不動産管理会社の入居審査にも時間がかかってしまいます。

⑤審査基準ギリギリのライン

賃貸保証会社の入居審査では、主に家賃の支払い能力がチェックされますが、家賃に対して年収が少なく、ギリギリのラインの人は審査がスムーズに通らないことが考えられます。このようなケースでは、審査を一旦保留にして、過去の例と比較して検討してみたり、上司に判断を仰いだりする必要があるため、時間がかかってしまうようです。

それから、職業や人柄で信用することが難しいと判断されれば、審査を一旦保留にして再検討ということもあるかもしれません。

支払い能力、職業や人柄、いずれも基準ギリギリのラインであれば、判断に時間を要するため、審査にも時間がかかってしまうことになります。

⑥法人名義で申請している

法人名義で申請している場合、基本的に上場企業であれば信用を得やすいのですが、上場していない企業は信用を得ることが難しいといえます。ですから、上場していない法人名義で申請している場合は、審査が厳しくなるため、多くの審査書類が必要となります。

必要とされる主な書類

  • 法人登記簿謄本
  • 会社案内
  • 決算報告書
  • 事業計画書(立ち上げから間もない場合)
  • 代表取締役の身分証明書

以上のように、数多くの書類を提出して審査にかけられるため、審査にかかる時間が長くなってしまうのです。

 

審査に落ちてしまう人の特徴

過去に家賃や借金返済の滞納があると、俗に言う『ブラックリスト』に載ってしまい、入居審査に落ちやすくなるというのは、ご存じの方も多いのではないでしょうか?ところが、入居審査に落とされてしまう原因は、それだけではありません。

それでは、審査に落ちてしまうのは、どのような人なのでしょうか?このたびは、審査に落ちてしまう人の特徴を3つの項目に整理してまとめてみましたので、入居審査前の心構えにお役立てください。

①家賃の支払い能力に懸念がある人

賃貸保証会社の入居審査では、滞納歴や年収がチェックされます。過去に滞納がある人、家賃に対して年収が少ない人は、家賃の支払い能力が無いと見なされてしまい、審査で落とされる可能性が高くなります。

しかし、すぐに諦めることはありません。滞納歴は5年で消えますし、年収が少ない人は十分な貯金があれば審査に通ることもあり得ます。

②人柄に問題がある人

大家さんや不動産管理会社の人は、対話の際に入居希望者の言動や身なりをよく見ています。常識のある人かどうかは、第一印象で判断されてしまうことも十分に考えられますので、言動や身なりには気を付けるに越したことはありません。

大家さんや不動産屋は、住み始めてから近隣住民とトラブルを起こさずに、平穏に暮らせそうな人を望んでいます。それから、万一トラブルが起きてしまった際も、しっかりと会話ができて問題解決に協力してくれるような人を望んでいるのです。

③社会的信用がない人

一般的には、公務員や上場企業の正社員は、収入が継続的に安定しており、社会的信用が高いと言えます。対して、自営業やフリーランスの人は、収入が不安定なので、社会的信用が高いとは言い難いでしょう。ですから、自営業やフリーランスの人が、入居審査に通るのは、簡単ではないはずです。無職の人となると、なおさら難しくなります。

しかし、なかには入居審査が緩い物件も存在します。そのような物件を探せば、収入が不安定な人や無職の人でも、入居審査が通るかもしれません。

入居審査を早くする方法

大学への入学や会社の転勤などで、賃貸物件を探している人は、時間的にあまり余裕が無いという方もいるのではないでしょうか?転居する際は、引っ越しの計画や準備などに時間を取られるでしょうから、物件の入居審査は、1日でも早く終わらせたいところですよね。

このたびは、入居審査を早くする方法を3つの項目に整理して紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

①書類の不備をなくす

まず大切なのは、入居審査に必要な提出書類をしっかりとそろえることです。書類の記入漏れや不備があると、その確認に時間がかかってしまいます。また、繁忙期であれば、入居審査が一旦保留にされ後回しになって、かなり時間がかかってしまうことも考えられます。

繁忙期であっても、書類さえしっかりと準備できていれば、入居審査でのチェックが一回で済むので、審査もスムーズに進むはずです。

②物件を選んだ経緯を伝える

基本的に、無職の人が入居審査に通ることは難しいといえます。しかし、現在無職であっても、「就職先が決まっていて、そこに近いからこの物件を選んだ。」などのように、物件を選んだ理由を納得してもらえれば、入居審査が通りやすくなることがあります。

物件を選んだ理由が不透明だと怪しまれてしまいますので、特に無職の人は、その物件の契約を申込むに至った経緯を伝えることが大切です。

③細かい交渉をしない

入居審査の段階で、大家さんや不動産に「家賃を下げられないか?」などの交渉をすれば、審査は通りにくくなってしまいます。なぜなら、細かい交渉をしてくる人は、住み始めたあとも苦情を言ってくるだろうと推測されてしまうからです。大家さんや不動産屋は、借主には平穏に生活してもらいたいと考えています。ですから、苦情などの対処も避けたいと考えているはずです。したがって、入居審査の段階で細かい交渉をすることは、避けるのが賢明だといえるでしょう。

 

入居審査に落ちた場合の対処法

入居審査に落ちた場合、その理由を教えてもらうことはできるのでしょうか?実は、落ちた理由を教えてくれないことが多いようです。ただし、賃貸保証会社の審査で落ちたのか、大家さんの審査で落ちたのかは教えてもらえるようなので、落ちた理由の見当をつけることはできるはずです。

賃貸保証会社の審査で落ちたのなら、家賃の支払い能力に問題があると判定されたはずですし、大家さんの審査で落ちたのなら、人柄に問題があると悪い評価をされたはずです。このように、審査に落ちた理由が、大まかにでも分かれば、それが解消できる方法を見つけて対処したいところでしょう。

次の項では、審査に落ちた場合の対処法をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

①別の賃貸保証会社に審査してもらう

過去に滞納歴のある人が入居審査を受ける場合は、“信販系”の賃貸保証会社であれば審査に落とされてしまいます。なぜなら、“信販系”の賃貸保証会社は、信用情報センターの記録を照会することができるので、滞納歴が知られてしまうからです。

滞納歴があったとしても、“信販系以外”の賃貸保証会社であれば、信用情報の照会ができないので、審査に通る可能性があります。不動産屋は、複数の賃貸保証会社と提携しているところが多いので、別の賃貸保証会社を使うことはできないか相談してみましょう。

②代理契約してもらう

入居審査に落ちた原因が、借主の支払い能力の不足であると考えられる場合は、収入が安定している身内に代理人となってもらい、契約してもらうという方法があります。

大学への進学が決まった学生が賃貸契約をする場合は、このような代理契約という方法で賃貸契約を結ぶのが一般的です。学生でなくても、代理契約をすることで、入居審査に通るということも考えられます。

③別の物件を検討する

入居審査では、家賃に見合った年収があるかどうかチェックされます。ですから、家賃の高い贅沢な物件では、それなりの年収が無いと判断されれば、審査に落ちてしまいます。そんなときは、余裕をもって家賃を払い続けることができそうな、家賃の安い物件を再度探してみましょう。

④ルームシェアやシェアハウスを選ぶ

借主に家賃の支払い能力が無いと判断される場合は、前述③のように家賃の安い別の物件を探すという対処法があります。さらに、同居人が居ても生活できそうだと言える人は、ルームシェアやシェアハウスを選べば、より安い家賃で生活することができるので、候補の一つとして考えてみましょう。

 

【賃貸保証会社の入居審査にかかる日数はどれくらい?審査時のポイントを徹底解説】まとめ

このたびは、入居審査にかかる日数に着目して、記事をまとめてみました。ちょうどいま物件を探している、または入居審査を控えているという皆さん。参考になりましたでしょうか?

引っ越しがスムーズに進められるように、このたびの記事が参考になりましたら幸いです。