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フリーターって賃貸物件を借りられるの?

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フリーターが入居審査に通りやすくなるポイントは?

フリーターだと賃貸の審査に通りにくいのか不安ですよね。
結論から言えば、職業がフリーターだと賃貸の審査は厳しくなりますが、通すことは可能です。

そこでこの記事では「フリーターが賃貸物件を借りるためのコツ」について解説しています。

さらに、「フリーターが賃貸で安定した生活を送るためのポイント」についても解説していますので、「フリーターが賃貸物件を借りるためのコツ」について分からないことはなくなるはずです。

それでは早速見ていきましょう!

フリーターだと賃貸の審査に落ちる?

フリーターだと賃貸の審査に落ちる?

入居審査さえ通ればフリーターでも賃貸契約を結ぶことはできます。ただし、会社員よりは条件が厳しくなっています。物件オーナーの一番の懸念材料は家賃滞納のリスクです。そのため不安定なフリーターは会社員より審査に通りにくいと言えるでしょう。

実際の賃貸の審査では入居者の人柄や連帯保証人の有無などで判断されます。条件をクリアするためにはそうした審査のポイントをあらかじめ押さえておく必要があります。

フリーターが賃貸物件を借りるための6つのポイント

フリーターが賃貸物件を借りるための6つのポイント

それではフリーターが賃貸物件を借りるにはどうしたら良いのでしょうか。ポイントは6つあります。

フリーターが賃貸を借りるポイント

  1. 家賃が手取りの4分の1以下の物件を選ぶ
  2. 預貯金審査をしてもらう
  3. 親族に代理契約を依頼する
  4. 連帯保証人を立てる
  5. 保証会社を利用する|保証人なしでも!
  6. 入居審査の甘い物件を探す

家賃が手取りの4分の1以下の物件を選ぶ

入居審査で最も重視されるポイントは、家賃を滞納することなく支払えるかです。勤続年数も長いほど収入が安定していると判断できるため重視されます。

収入と勤続年数が安定しているかが重要です。そのため収入に対して4分の1程度の家賃の物件なら支払いやすいと判断されます。逆に収入に見合わない高額な家賃の物件だと支払いが難しいとみなされ審査は厳しくなります。

例えば手取りで月収20万なら家賃は5万円程度、月収30万なら家賃は7万5,000円程度が妥当です。フリーターであればシフト制で月々の収入が変動することも多いため、余裕を持った家賃の価格帯を選びましょう。

家賃の支払い能力が重視されることを考慮して、自分の身の丈に合った家賃の物件を選ぶようにしましょう。

預貯金審査をしてもらう

預貯金審査とは現在の預貯金残高を提示して家賃を滞りなく支払うことができることを証明する審査のことです。低収入で審査に不安が残るものの預貯金が十分にあるという方は、物件は限られますが預貯金審査が受けられるか不動産会社に聞いてみましょう。

預貯金審査に通るにはだいたい家賃2年分あるのが目安です。家賃が5万円なら120万円、8万円なら192万円ほどあるといいでしょう。

預貯金が十分にあると証明できれば、審査に有利になります。

親族に代理契約を依頼する

入居審査に不安がある場合、自分の代わりに親族が契約者になる代理契約を頼む方法があります。代理契約で家賃の支払い能力に問題がないと判断できれば物件を借りやすくなります。

本来は契約者=入居者となりますが、不動産会社の承諾を得られれば代理契約でも構いません。ただし代理契約の契約者となるのは自分の親やきょうだいなど親族でないと難しいです。

親族に安定した収入がある場合は、代理契約をお願いしてみましょう。

連帯保証人を立てる

収入面で不安の残るフリーターの場合は、連帯保証人を立てることで審査にパスできる可能性が上がります。連帯保証人とは契約者がお金を支払えない場合に立て替えを支払わなければならない人のことです。

連帯保証人がいれば支払い能力の信用度を上げることができます。ただし連帯保証人は誰でもなれるわけではなく、「安定した収入のある親族」でなければなりません。

オーナーに安心感を与えられれば審査も有利になるといえるでしょう。

保証会社を利用する|保証人なしでも!

連帯保証人となる人がいない場合は保証会社を代わりに利用する方法もあります。保証会社とは、手数料を支払うことで連帯保証人の代わりとなってくれる会社のこと。

最近では保証会社の利用を義務とするケースが増えています。連帯保証人を立てている人でも、連帯保証人・保証会社の2点を満たすことで入居審査に通過する可能性が高まります。

保証会社と連帯保証人の両方が必要なのかどうかは場合によりますので、不動産会社に確認してみましょう。

以下の記事ではフリーターでも審査に通りやすい保証会社であるふれんず宅建保証について徹底解説しています。是非併せてご覧ください。
ふれんず宅建保証の審査に落ちたらどうする?対処方法から原因まで徹底解説!ふれんず宅建保証の審査に落ちたらどうする?対処方法から原因まで徹底解説!

入居審査の甘い物件を探す

賃貸物件の中には、築年数が古い、立地が悪いなどの条件からなかなか入居者が表れない人気のない物件も存在します。そうした物件では入居審査が甘く設定されていることもあります。

ネット上では載っていないことも多いため、不動産会社に直接こうした物件がないか聞いてみましょう。物件数は限られるため自分の希望に合った物件に出会える可能性は高いとは言えませんが、出会えたらラッキーというつもりで探してみるのも一つです。

家賃を半年~1年分前払いして借りる

もしも引っ越しに備えて十分なお金を貯めているのであれば、貯金があるから家賃を半年~1年ほど前払いできると交渉するのもおすすめです。

フリーターの方が審査に落とされてしまう大きな要因としは、月々の収入が不安定なことから家賃を滞納されそうだと懸念されていることがあげられます。

そのため、フリーターの方はダメと断られてしまうような物件であっても、家賃を1年前払いできるならとお部屋を借りられる可能性が高まります。

家賃の前払いであれば、結果的に自分が払う予定だったお金を早い段階から支払うだけのため、損をすることはありません。
貯金に余裕がある方は、検討してみてください。

なお、家賃を前払いした場合、引っ越しの際に前払い分のお金の返金で揉める可能性があるため、すぐに引っ越す予定がある方は注意しましょう。

アリバイ会社を使えば賃貸を借りやすくなる

アリバイ会社を使えば賃貸を借りやすくなる

賃貸の審査が不安だと言う場合はアリバイ会社を利用する方法もあります。アリバイ会社とは、自分の職業を公にしたくない人に向けて、社会的地位のある会社を紹介してその会社に在籍しているように利用できるサービスを提供する会社のことです。

フリーターで職業欄に書くのが不安な場合は、アリバイ会社から紹介された企業を記載することで、審査に通過しやすくなります。もし後日在籍確認の電話があった場合でも、アリバイ会社を通じて対応可能です。

注意点としては、悪徳アリバイ会社は架空会社や休眠会社を利用することがあり、バレる可能性が高くなります。その点実績ある大手アリバイ会社であれば、紹介するのは法人登記された社会的信用ある企業であり、会社ごとに過去の豊富な経験をもとにバレにくい対策を行ってくれます。

どうしても審査に不安な場合はアリバイ会社に相談してみましょう。その際、アリバイ会社選びはしっかりと行うことが大切です。

フリーターが賃貸審査でチェックされるポイント

フリーターが賃貸審査でチェックされるポイント

フリーターの方が賃貸の審査でチェックされるポイントを紹介します。
具体的なチェックポイントは、利用する会社ごとに若干の違いがありますが、どこの会社でも下記の3点は基本的にチェックされます。

フリーターが賃貸審査でチェックされるポイント

  • 家賃を滞りなく支払いできそうか
  • 連帯保証人を立てられるか
  • 人柄は問題なさそうか

家賃を滞りなく支払いできそうか

フリーターが審査でチェックされるポイント1つ目は、「家賃を滞りなく支払いできそうか」です。
審査の際に必ずチェックされるのが、収入と家賃のバランスから家賃を滞りなく支払えそうかという点です。

フリーターの方は、シフト次第で月の収入が決まるため、月ごとに大きく月収に差がある方も少なくないかと思います。

しかし、賃貸契約においては収入が不安定というのは、かなりのデメリットとしてとらえられるため、引っ越しを考えているのであれば収入を安定させておくことが重要になります。

もしも月々の収入が安定していないという場合には、収入が少ない月でも問題なく支払える家賃のお部屋を選ぶようにしましょう。

仮に毎月の収入が安定していても家賃が高いお部屋を選んでしまうと審査が通らないので注意してください。

連帯保証人を立てられるか

フリーターが審査でチェックされるポイント2つ目は、「連帯保証人を立てられるか」です。
審査では、連帯保証人を立てられるかどうかもチェックされることが多く、連帯保証人を立てることができれば審査の通過率が大きく高まります。

やはりフリーターは一般的な会社勤めの方と比べて月々の収入が安定していないことから、できることなら家賃を滞納された際のために連帯保証人を立ててほしいと思われています。

連帯保証人を立てることは、必須条件ではないケースが増えてきましたが家族関係が良好で連帯保証人も頼めるという方は、できるだけ家族に頼むことがおすすめです。

なお、連帯保証人の代わりとなる家賃保証会社というサービスも存在しているため、連帯保証人が立てられなかったとしてもお部屋を借りられないわけではありません。

入居者の人柄は問題なさそうか

フリーターが審査でチェックされるポイント3つ目は、「入居者の人柄は問題なさそうか」です。
意外に思われるかもしれませんが、実は不動産会社の方はお部屋を借りに来た方の人柄や身なりもチェックしています。

なぜ人柄や身なりまでチェックしているのかというと、不動産屋のスタッフに対して高圧的な態度をとってきたり、汚らしい身なりをしていたりする方にお部屋を貸してしまうと、お部屋でトラブルを起こされる可能性が高いからです。

自分が不動産屋の立場だとしたら、人柄に問題がありそうな方にわざわざお部屋を貸したいとは思いませんよね。

不動産屋と顔を合わせるときや電話で連絡を取り合う時だけで良いので、社会人として恥ずかしくないTPOを考えた服装・態度を心がけるようにしましょう。

フリーターが賃貸を借りる時に必要な費用

フリーターが賃貸を借りる時に必要な費用

フリーターの方が賃貸を借りるときに必要な費用を紹介します。

フリーターが賃貸を借りるときに必要な費用

  • 賃貸物件契約時の初期費用
  • 引っ越し代
  • 当面の生活に必要な生活費

引越にかかるトータルの費用は、選んだ物件によって大きく変わってきます。
計画的に引っ越すのであれば、あらかじめ予想よりも多めにお金を貯めておくことがおすすめです。

賃貸物件契約時の初期費用

フリーターの方が賃貸を借りるときに絶対に必要になってくるのが初期費用です。
初期費用とは、お部屋を借りる際に一番最初にかかる費用のことで、借りるお部屋によって金額に大きな差があります。

初期費用にはさまざまな費用が含まれますが、基本的には下記のような費用が掛かることが多いです。

賃貸契約にかかる初期費用

  • 敷金
  • 礼金
  • 前家賃
  • 鍵取り換え費
  • 清掃費
  • 各種手数料

トータルの初期費用としては、家賃4~5か月分の費用が掛かると言われています。
清掃費用は、自分でするからと断れるケースもありますがお部屋によっては強制でかかることも珍しくありません。

初期費用を抑えたいと考えているのであれば、礼金がない物件や敷金が1か月分で済む物件を狙うことがおすすめです。

引っ越し代

何か1つでも自分の手では運べない家具や家電を新居に持っていこうと考えているのであれば、引っ越し代は必ずかかってきます。

引っ越し代の相場は、一人暮らしで3~10万円、同棲カップルで8~30万円ほどの費用が掛かると言われています。

荷物が多い場合や、東京から北海道間での引っ越しのように長距離の引っ越しになるほど費用が高額になります。

また、引っ越しをする時期でも引っ越し代は変わり、2~4月の新生活シーズンは通常に比べて引っ越し費用が高くなることが多いです。

引っ越し代を安く抑えたい場合は、複数社の引っ越し業者で見積もりを出してもらい、安く引っ越せる引っ越し業者を探したり、引っ越し前にいらない物を計画的に処分したりすることが大切です。

当面の生活に必要な生活費

引っ越し時には、当面の生活にかかる生活費もあらかじめ用意しておくと安心です。
引っ越してすぐから働き始める予定がある方や引っ越しで職場が変わらないという方であっても、引っ越し後すぐは予期せぬ出費が発生してしまうケースが多いです。

そのため、引っ越し時には引っ越し費用とは別に生活費を用意しておくことがおすすめです。
1か月・2か月分だけでも良いので、できる限り貯金は多めに用意しておきましょう。

引っ越しで今住んでいる土地から離れ、仕事が変わるという場合には、スムーズに仕事が見つからない可能性も考慮して3~6か月分の生活費を貯金しておいてください。

やむを得ない事情があったとしても家賃を滞納してしまうと、今後の引っ越し時の審査に影響を及ぼす可能性があります。

フリーターが賃貸で安定した生活を送るための3つのポイント

フリーターが賃貸で安定した生活を送るための3つのポイント

フリーターが賃貸で安定した生活を送るためのコツを3つ紹介します。

安定した生活を送るコツ

  1. 通信費を見直す
  2. 食費を抑える
  3. 時給の高いアルバイトや正社員求人を探す

通信費を見直す

通信費は見直すだけで月々の利用料に大きく差が出ます。出費を抑えるには手っ取り早い項目です。

今までと同じ通信量を利用していても、携帯会社やネット会社のプランによって2分の1、3分の1と減らせるかもしれません。自分が利用を制限することなく出費を抑えられるのであれば、見直さない手はないですよね。

楽天をよく利用する人は楽天モバイル、LINEやSNSをよく利用する人はLINEモバイルなど、自分がよく利用するサービスに合わせた格安SIMを選ぶのもおすすめです。月1万円を超えている場合はすぐにプランの見直しを行いましょう。

食費を抑える

外食が増えればそれだけで食費を圧迫してしまいますが、自炊をうまく取り入れることで月々の食費を抑えることができます。夕方を狙えば生鮮食品がさらに値引きされていたり、特売日のドラッグストアを使うとスーパーよりも安く購入することができたりも。

多めに自炊して冷凍しておけば忙しい時でもすぐに食べることができます。安いスーパーやドラッグストアが近い物件を探すのも一つのポイントです。

時給の高いアルバイトや正社員求人を探す

収入が低く生活が厳しい場合は、転職を検討してみるのもいいかもしれません。時給が高いアルバイトやこれを機に正社員の仕事を探してみるのも良いでしょう。

貯金がしにくいのはもちろん、もう一度引っ越しをする時も審査で不利が続きます。人生を長期的に見てもフリーター歴が長くなればなるほど社会的信用が低くなってしまうのはデメリットです。

自分の強みやスキルがわからない場合は転職エージェントなどを利用してみましょう。収入を上げることができれば、生活費を抑えずに余裕ある生活が送れるでしょう。

まとめ

まとめ

今回は「フリーターが賃貸を借りるためのコツ」について解説してきました。

本記事をまとめると、

  • 賃貸の審査は収入面が重要
  • 代理契約や連帯保証人、保証会社の利用で安心感を
  • 安定した生活を送るために生活費の見直しは必須

「フリーターが賃貸を借りるためのコツ」について理解するための、本記事がお役に立っていれば幸いです。