CMなどでお馴染みのレオパレスは、月単位で借りられる賃貸住宅として知名度は高いのではないでしょうか?レオパレスは、1973年創業、北海道から沖縄まで全国に事業展開しています。レオパレスの特徴は、通常の賃貸契約の他にマンスリー契約や短期契約ができること、家具や家電付き物件であることです。
そんなレオパレスで通常の賃貸契約を結ぶ場合、連帯保証人は不要となるのですが、レオパレス指定の保証会社に入る必要があります。よって、レオパレスに入居するには保証会社の審査があります。
この記事では、レオパレスの入居審査に落ちる典型的な原因や入居審査に通るための方法、審査についての疑問点などについて解説します。

レオパレスの審査に落ちた原因は2つ

レオパレスの審査に落ちた原因は2つ

レオパレスの入居審査は、比較的甘いと言われています。レオパレスでは、プラザ賃貸管理保証というレオパレスグループの保証会社が、独自の入居審査を行っています。クレジットカードの延滞など、個人信用情報上のキズなどで落とされることはなく、基本的に審査に通ること前提で審査が進むので、あまり不安になる必要はないようです。
では、レオパレスの審査に落ちてしまう典型的な原因は何になるのでしょうか?以下に、2つの例を取り上げて解説します。

レオパレスの審査に落ちた原因

  • 1.過去にレオパレスで問題を起こした
  • 2.人柄に問題がある

1.過去にレオパレスで問題を起こした

一つ目は、過去に他のレオパレス物件で問題を起こした人です。
家賃の滞納、住民同士のトラブル、部屋の家具や家電を壊したなど、何かしらトラブルを起こした人については、審査に落ちてしまいます。保証会社の審査では、過去にレオパレスを借りた人のデータを全て共有しています。

何かしらトラブルを起こした履歴のある人は、審査上ではじかれてしまうため、審査に通ることがありません。よって、過去にレオパレスの物件にてトラブルを起こしたことがある人は、審査を受けない方が良いでしょう。

2.人柄に問題がある

二つ目は、人柄自体に問題があることです。
先述の問題を起こした人にリンクする事項になりますが、人柄に問題があると後々にトラブルになる可能性が高まります。清潔感のない服装や言葉が乱暴、態度が悪いなどが主に該当する事項です。
これらは、内見や申し込み時に対応した担当者の受けた印象が、審査に活かされることになります。人柄が悪い人は問題を起こした人同様に、入居後にトラブルになる可能性が高く、審査上は保証会社の心象が悪いために審査に通ることはありません。

レオパレスの審査に通る方法7選

レオパレスの審査に通る方法7選

先述では、レオパレスの審査に落ちる原因をお伝えしましたが、過去にレオパレスでトラブルなく人柄も普通であれば、審査に落ちることをあまり考える必要はありません。
以上を踏まえて、ここではレオパレスの審査に通る方法について、紹介していきます。

レオパレスの審査に通る方法

  • 1.賃貸ではなく短期やマンスリープランを選択
  • 2.必要な場合は連帯保証人を用意
  • 3.身なりや言葉遣いを意識
  • 4.収入に見合った家賃の物件を選択
  • 5.必要書類を不備なく準備
  • 6.契約金を用意
  • 7.本人や連帯保証人に連絡が来た時は誠実に対応

1.賃貸ではなく短期やマンスリープランを選択

保証会社の審査に不安がある人は、保証人不要の短期やマンスリープランを選択するのが良いでしょう。保証人不要であるので、保証会社の審査はありません。保証会社に支払う費用がなくなり、入居審査の煩わしさもなくなるので、よりスムーズな契約ができます。

なお、マンスリー契約とは90日以上、短期契約とは30日以上の利用となり、賃料に水道光熱費が含まれるプランになります。なお、賃料は賃貸契約より割高になりますが、キャンペーンにより賃料が30%~50%OFFになる物件もあります。

2.必要な場合は連帯保証人を用意

レオパレスは連帯保証人不要である反面、保証会社へ必ず加入する形になります。しかし、保証会社の審査に落ちてしまった場合など、必要な時には連帯保証人を用意することがあります(保証会社の審査に通過している場合に、連帯保証人を用意する必要はありません)。

3.身なりや言葉遣いを意識

続いて、身なりや言葉遣いを意識することです。

レオパレスへの問い合わせ時、店舗への来訪時や部屋の内見時が主に該当するシチュエーションとなります。実はこの時も審査の対象となっており、総じて人柄を見ています。人柄を見ているのは、内見時や店舗来訪時に応対したレオパレスの担当者です。

このとき、担当者への言葉使いが乱暴であることや、汚い服装であることや派手目な癖の強い服装であるなど、総じて人柄や素行の悪さがある場合、担当者への印象が悪くなります。

これらは、先述にて紹介した審査に落ちる原因にもなっている、「人柄に問題がある」と大きく関わってきます。身なりや言葉遣いが悪ければ、担当者への心象は悪く、そのまま審査時に保証会社に伝わってしまうのです。こうなると審査上は大変不利な状況となります。

よって、身なりは清潔感のある格好で、言葉遣いは丁寧で他人を思いやるような口調が重要となります。つまり、普通の身なりで常識ある振る舞いができれば、特に気にする項目ではありません。

4.収入に見合った家賃の物件を選択

続いて、収入に見合った家賃の物件を選択することです。

入居審査の中で収入と家賃の審査は、最も重要なポイントになります。なぜならば、レオパレスとしては収入に見合わない物件を貸してしまうと、賃借人が家賃を滞納するリスクがあるからです。

賃貸経営では、家賃が毎月滞りなく支払いがされるのが一番よく、反対に滞納されることによってさまざまな業務が発生し面倒なことになります。支払いの催促電話や手紙を送ること、その後催促に反応がなければ督促状の送付などです。家賃の滞納が長引くとトラブルに発展するケースもあるので、賃貸人としては一番避けたいところなのです。

よって、家賃は概ね月収の1/3以下が目安となります。例えば、月収が30万円の人であれば、家賃は10万円以下の物件を選ぶのがベストです。仮に、家賃が12万円の物件だと1/3を超えてしまうため審査に通ることはありません。

これらは、他の民間賃貸でも同じような基準となっています。よって、物件選びの際は月収に対する適正な家賃の物件の選択をしっかりと行うようにしましょう。

5.必要書類を不備なく準備

入居審査には、必要な書類がありますが、基本は身分証明書と印鑑のみです。なお、入居審査の状況により、所得証明書・残高証明書・学生証(学生の場合)が必要となることもあります。用意する書類自体が少ないこともありますが、必要な書類は不備なく揃えて、素早く提出することも重要となります。

6.契約金を用意

レオパレスの契約時に掛かるのは、「(家賃+共益費+環境維持費などの利用料の総額)×(100%~120%)」+「家賃の日割り分+共益費の日割り分+インターネット利用料の日割り分+環境維持費の日割り分」となります。例えば、間取り1K、家賃5万円、共益費3万円、礼金1か月の場合の契約時に掛かる費用は、概ね22万円です。
なお、レオパレスでは入居時の敷金と仲介手数料は不要となっているため、他の民間賃貸住宅を借りるよりは初期費用を抑えることができます。

7.本人や連帯保証人に連絡が来た時は誠実に対応

レオパレスの審査では、本人確認の電話が入ります。これは、電話での口調でも人柄を見ているからで、審査に活かしています。よって、連絡が来たときは誠実に対応します。

なお、連帯保証人にも連絡が入ります。連帯保証人への連絡も審査の対象であるため、口調等には気を付けておくように事前に注意喚起しておきましょう。また、電話に出られなくても直ぐに審査に落ちるわけではありません。

レオパレスの入居審査・契約に関する疑問点

レオパレスの入居審査・契約に関する疑問点

ここまでレオパレスの審査に落ちる原因や、審査に通る方法等について解説してきました。ここまで、ほぼクリアしていれば審査に落ちる心配はなく、レオパレスへの入居は現実的なものとなってきます。

こうなると気になるのが、レオパレスの入居審査や契約に関してふと疑問が浮かんでくるところです。ここでは、これからレオパレスに申し込む人が思う入居審査や契約に関する典型的な疑問点について紹介し、各々詳細に解説していきます。

レオパレスの入居審査・契約に関する疑問点

  • 過去の滞納や任意整理と審査結果との関係
  • 保証料の相場
  • 緊急連絡先は必要
  • 無職や生活保護受給者も短期やマンスリープランは連帯保証人不要
  • 未成年や学生の入居
  • 審査結果の連絡が来るのは2~3日以内
  • 保証会社は「プラザ賃貸管理保証」

入居申し込み書類に書く項目

入居申し込み時に書類に記載する項目は、主に下記になります。

入居申し込み時に必要な書類

  • 個人情報に関すること(氏名、年齢、生年月日、電話番号、住所)
  • 職業に関すること(職種、勤務先、年収、勤続年数)
  • 転居理由に関すること
  • 勤務先に関すること(勤務先の名称、住所、電話番号、業種、設立など)

他、賃貸契約時には緊急連絡先が必要となります。また、連帯保証人は「個人情報に関すること」について記入します。

過去の滞納や任意整理と審査結果との関係

過去の滞納を他のレオパレス物件で起こしている場合、審査は厳しくなります。一方で、レオパレス以外の物件情報は、他社と情報共有していないため審査に影響はありません。
また、任意整理で借金がある場合でも、個人信用情報の閲覧など金融関連についての情報も一切審査では見ないため、同じく審査には影響ありません。

保証料の相場

レオパレスの保証料は、相場より高めです
プラザ賃貸管理保証の保証料は、契約時に月額賃料の100%~120%ですが、一般的な相場は月額賃料の50%となります。レオパレスでは収入に不安がある人ほど利率が上がる傾向があり、実際に無職の人やフリーターの人などは120%に設定されます。

緊急連絡先は必要

先述でもお伝えしている通りに、緊急連絡先は必要になります。そのため、入居申し込み前に緊急連絡先になってもらう人に予め許可を取っておきましょう。極力、親族内で設定するようにします。

無職や生活保護受給者も短期やマンスリープランは連帯保証人不要

無職や生活保護受給者でも、短期やマンスリープランでは連帯保証人不要です。このように、レオパレスは受け入れ幅が広いのが特徴となります。他の賃貸住居の審査では落とされてしまう人も、レオパレスでは審査に通ることはよくあります。

未成年や学生の入居

未成年や学生の入居の場合、連帯保証人が必要です。一般的には、親が連帯保証人となるケースが多いでしょう。

審査結果の連絡が来るのは2~3日以内

入居審査に掛かる時間は、概ね2日~3日となります。申し込み後直ぐに比較的直ぐに結果が出るので、引っ越しを急いでいるなどの人にはおすすめです。なお、審査は書類が揃い次第始まるので、不備があると審査が遅れてしまいます。

また、本人確認の電話が繋がらないことで審査自体がストップしてしまいます。こうなると、審査のスケジュール自体が後ろ倒しになり日数が掛かってしまうことがあります。

保証会社は「プラザ賃貸管理保証」

先述でもお伝えしていますが、保証会社は「プラザ賃貸管理保証」です。

プラザ賃貸管理保証は、2007年設立、レオパレス21が100%出資するグループ会社です。主な事業内容は、建物賃貸借契約における賃料債務保証事業、いわゆる保証業務となります。

審査では個人信用情報の閲覧を行わないなど、他の情報網を一切使わず独自の審査を行っているので、基本的に審査は甘いのが特徴となります。

なお、プラザ賃貸管理保証が提供する家賃保証システムは、「プラザ・ガードプラス」です。保証会社は、入居者の信用を保証し、家賃の振り込みを忘れたときや、未納の場合の立替えなどのサポートを行います。

レオパレスの審査に落ちない方法を知ろう

レオパレスの審査に落ちない方法を知ろう

レオパレスの審査は、基本過去にレオパレス物件でトラブルなく、人柄や素行にて審査上問題なければ審査に落ちることはありません。また、収入に見合う物件を選び、審査に必要な書類を不備なく提出できれば問題なく通過できるでしょう。
よって、普通に審査を受けて普通に対応していれば、レオパレスへの入居は決してハードルの高いものではありません。