ハウスリーブは、大東建託が100%出資する保証会社です。大東建託が運営する賃貸住宅検索サイト「ハウスコム」で紹介された物件の保証会社は、殆どハウスリーブになっています。
では、ハウスコムで紹介された物件に決めようと思うとき、ハウスリーブの入居審査は、一般的に厳しいのか?甘いのかが気になるところです。いくら物件を気に入っても、保証会社の入居審査に通過しなければ、入居することはできません。
この記事では、ハウスリーブの基本情報として審査基準や審査の日数を紹介します。そのうえで、ハウスリーブの審査に落ちてしまう典型的な原因と、落ちてしまった場合の対処法について解説していきます。
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ハウスリーブ(大東建託)の基本情報をご紹介
ハウスリーブは、大東建託100%出資の子会社です。大東建託が管理する物件はもちろんのこと、大東建託管理物件以外でも保証業務を行っています。
商号(社名) | ハウスリーブ株式会社 |
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本社所在地 | 〒108-0022 東京都港区海岸三丁目20番20号 |
設立年月日 | 2007年9月3日 |
資本金 | 1.2億円(大東建託株式会社100%出資) |
なお、保証業務に関する商品は4種類あります。
- クレコム(ハウスコムにて紹介を受けた物件が該当)
- ハウスリーブL(大東建託パートナーズが管理していない賃貸物件が該当)
- ハウスリーブワイド(クレジット決済手数料が無料、大東建託パートナーズが管理していない賃貸物件が該当)
- 連帯保証人不要プラン(居住用、大東建託パートナーズの管理物件が該当)
ハウスリーブは独立系の保証会社
ハウスリーブは独立系の保証会社と言われています。よって、審査自体は通りやすい状況です。
独立系の保証会社とは、審査時に他の情報機関の情報を使わずに、独自の基準で審査を行う保証会社になります。よって、最も審査が厳しい信販系のように個人信用情報の閲覧はないため、過去のクレジットカードの延滞や滞納、自己破産を行っていても審査に影響することはありません。
また、LICC系のように過去の家賃滞納やトラブル履歴などの情報共有もないため、一般的には審査に通りやすいと言われています。
ハウスリーブの審査基準
ここでは、ハウスリーブの審査基準について紹介していきます。下記に挙げたのが、主な審査基準です。
- 家賃が月収の1/3以下になっている
- 過去にハウスリーブを保証会社に使っているときに、家賃滞納や入居者とのトラブルを起こしていないか
- 家主がNGを出している職業かどうか
- 反社会的勢力に所属していないか
- 本人確認の際に、申し込み内容通りに対応しているか
- エゴサーチで、過去に犯罪歴があるなどマイナスな情報が出てこないか
- 内見時若しくは来店時の態度や口調、服装などは、常識の範囲内か
まずは、家賃が月収の1/3以下であることです。例えば、月収30万円の人が、家賃15万円の物件を借りることはできません。
次に、過去にハウスリーブを利用していたときに、トラブルを起こしていないかです。他の機関とは情報共有していないものの、自社内での過去の履歴は審査対象となります。仮に、家賃滞納やトラブルを起こしていると審査に落ちる可能性が高まります。続いて、家主がNGを出している職業であるかです。主に水商売関係をNGとしているケースが多くあります。
また、内見時や来店時には、態度や口調・服装など、人柄が見られています。家主は、家賃滞納などでトラブルになることを最も敬遠します。なお、人柄は対応した担当者が保証会社や大家さんに伝えます。担当者への態度や口調が悪いとそのまま伝わってしまうため、審査上は不利です。よって、人柄が悪い人は審査に落ちる可能性が高まります。
ハウスリーブの審査で必要な書類
ハウスリーブの審査で必要な書類は、主に下記になります。
- 身分証明書(運転免許証など)
- 健康保険証
- 収入証明書(源泉徴収票、確定申告書、給与明細など)
- 雇用契約書(現在無職の場合)
- 内定通知書(新卒の賃貸審査の場合)
なお、上記以外で追加の書類が必要なケースがあります。また、ハウスリーブより追加書類を求められた場合には、審査に通る見込みが高いということになります。
理由は、ハウスリーブの入居審査で否決する場合には、追加書類を求める前に早々に審査不承認の連絡が来てしまうからです。
ハウスリーブの審査でかかる日数
ハウスリーブの審査に掛かる日数は、審査通過時で3日~4日、審査否決時では1日~2日になります。
よって、他の保証会社の審査日数と変わりはありません。なお、上記審査日数は目安であるため、追加書類の請求、本人や緊急連絡先への本人確認ができないなど、審査自体が止まってしまうときには、1週間程度日数が掛かることもあるでしょう。
なお、本人確認が1週間以上できない場合には、審査を棄却されることがあります。緊急連絡先に設定されている人にも本人確認があるので、事前に保証会社から連絡が行く旨を伝えておきましょう。
本人確認の電話は2-3日以内に来る
本人確認の電話は2~3日以内にあります。最近は、見慣れない電話番号だと電話に出ない人も多くいるので、本人確認の連絡には必ず出るように心がけましょう。
ハウスリーブの保証料
以下に、ハウスリーブの保証料を紹介します。こちらは、「クレコム」を利用した場合となります。なお、クレコムは、家賃保証とクレジットカード決済をセットにした商品で、ハウスコムで紹介を受けた人限定の商品となっています。
保証委託料 | 契約時:月額賃料等の50%(最低保証料20,000円) 月額:月額賃料等の2.6%(非課税) |
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保証期間 | ご契約開始日~建物明渡し完了日まで |
保証限度額 |
月額賃料の48ヶ月 (但し~明渡し訴訟未着手時は7ヶ月以降の月額賃料は対象外) |
保証の範囲 |
・月額賃料等 ・明渡し訴訟費用 ・執行手続きの中で実施する残置物の撤去費用 ・賃貸更新料 ・建物明渡し時の原状回復費用 ・早期解約による違約金 ・退去予告通知義務違反に関する違約金 |
代位弁済時期 | 賃貸借契約約定日の月末まで |
ハウスリーブの入居審査に落ちてしまう理由
ハウスコムで賃貸住宅の紹介を受けたものの、ハウスリーブの入居審査に落ちてしまうと入居はできません。ここでは、ハウスリーブの入居審査に落ちてしまう典型的な原因について解説していきます。
- 収入に対して家賃が高かった
- 無職だったり勤続年数が短い
- 過去にハウスリーブの物件でトラブルを起こした
- 本人確認された際に申込み内容と相違があった
- 大家さんによる審査に通らなかった
収入に対して家賃が高かった
一つ目は、収入に対して家賃が高かったからです。
家賃の目安は、一般的に月収の1/3以下となります。よって、月収45万円の人は家賃15万円以下の物件を選ぶと審査に通りやすくなります。
一方で、月収45万円の人が家賃20万円の物件を希望すると審査に落ちます。審査に落ちる理由は、家賃滞納を起こす可能性が高まるからです。
例えば、先述のように月収に対して家賃の負担割合が50%近くなると、生活が成り立ちません。一般的には、家賃以外にも食費・光熱費・通信費など毎月定期的に負担する費用は数多くあります。よって、これら日常生活に於ける負担を考慮すると、月収の1/3を超える物件を借りることは現実的ではありません。
無職だったり勤続年数が短い
二つ目は、無職若しくは勤続年数が短いことです。
賃貸を借りるときに無職の場合には、審査に落ちる可能性が高くなります。ただし、次の就職先が決まっており、雇用契約書が提出できる状態で正社員や上場企業への就職など属性が良い場合には、審査に通ることがあります。
また、就職しているものの勤続年数が短い場合にも、属性により審査に落ちることがあります。なお、無職や勤続年数で審査に落とされる場合に、家賃2年相当分の自己資金があるなど、別の方法で支払い能力を証明できれば、審査に通ることがあります。
過去にハウスリーブの物件でトラブルを起こした
三つ目は、過去にハウスリーブ内でトラブルを起こしていることです。
代表的なのは、家賃滞納の常習犯、隣接住戸の住民と騒音に関するトラブルを起こした、ゴミ出しなどの生活態度が悪い、退去時の原状回復で揉めたなどになります。他社の情報機関との共有はないものの、自社内で起きたことについては要注意人物として履歴が残ります。よって、過去にハウスリーブを保証会社として使い、トラブルを起こしていると審査に落ちることがあります。
思い当たる節がある人は、当時の保証会社がどこであったかを確認しておくのが良いでしょう。
本人確認された際に申込み内容と相違があった
五つ目は、本人確認された際に申込み内容と相違があったときです。情報に相違があった場合、保証会社はその情報の真意を疑います。申込みに間違った情報を記載すると、故意・不注意問わず審査に落ちることがあるので、記載した情報が間違っていないかは提出前に必ず確認しておきましょう。
大家さんによる審査に通らなかった
最後は、大家さんの審査に通らなかったときです。
職業や内見時などの服装や口調・態度からなる素行などで、大家さんが入居を断るケースがあります。大家さんが断る理由は、後々にトラブルになりそうな人物であるからです。
賃貸経営で一番避けたいのは、家賃滞納や近隣住民とのトラブルなどになります。このような紛争は経営的にも精神的にも負担が重くなります。よって、これらトラブルなどが起きにくそうな人を選ぶ傾向があります。
H2ハウスリーブの賃貸審査に落ちた際の対処方法
ハウスリーブの賃貸審査に落ちた際の対処方法
では、ここからはハウスリーブの賃貸審査に落ちた際の対処法について解説します。
- アリバイ会社を利用する
- 他の独立系保証会社で再審査してもらう
- 信販系やLICC系の保証会社で再審査する
- 収入に見合った家賃の物件を選ぶ
- 必要な書類をそろえる
- 収入のある連帯保証人を用意する
アリバイ会社を利用する
職業で落とされてしまう場合には、アリバイ会社の利用がおすすめです。アリバイ会社では、不動産の審査時に必要となる書類の作成(源泉徴収票、給与明細、在籍証明書など)や、在籍確認の対応、保証人の用意など多岐にわたるサービスを展開しています。
他の独立系保証会社で再審査をしてもらう
次に、他の独立系保証会社で再審査してもらいます。
同じ独立系の保証会社でも、各々審査基準が異なるケースが殆どです。よって、他の保証会社の審査には通る可能性があります。
信販系やLICC系の保証会社で再審査する
続いて、信販系やLICC系の保証会社で再審査することです。
一般的には、独立系より審査基準が厳しいのですが、こちらも細かくは各々審査基準が異なります。個人信用情報に事故情報がないこと、過去に延滞などがない場合には審査に通ることがあります。
収入に見合った家賃の物件を選ぶ
続いて、収入に見合った家賃の物件を選ぶことです。
家賃の目安は、月収の1/3以下になります。よって、月収の1/3以下に納まる物件の選択が必要です。なお、家賃を下げることで、物件探すときに設定した幾つかの条件を妥協するケースが多いでしょう。
必要な書類をそろえる
続いて、必要な書類は全て揃えることです。
書類が揃っていなければ、適正な審査を受けることはできません。書類がないことで審査上マイナスになることもあるので、必要な書類は必ず揃えます。
収入のある連帯保証人を用意する
最後に、保証会社で審査が通ることが難しく、保証人OKの物件であれば、収入のある連帯保証人を用意することになります。
例えば、本人が大学生であれば現役で働く親になります。本人に収入がなくても、保証人に収入があれば大家さんは家賃滞納時に家賃請求できるため、審査に通る可能性が高まります。
ハウスリーブの賃貸審査に落ちた人でも対処法を知って通過を目指せる
ハウスリーブは独立系の保証会社であることから、一般的には審査自体は甘く、大抵の人が審査に通る状況となっています。一方で、ハウスリーブの審査に落ちてしまった場合には、その原因を究明し、次回の審査以降はしっかりとした対処をすることが賢明です。
ハウスリーブの審査に通過するコツは、主に家賃の目安を月収の1/3以下に抑える、申込み時に正確な情報を記載し、内見時等の口調や態度・服装など常識的な振る舞いをすること、です。
なお、職業で落ちてしまう場合には、アリバイ会社の利用がおすすめとなります。日本アリバイ協会では、賃貸の入居審査で落ちてしまう人の悩みを解決できます。
相談料無料!日本アリバイ協会で
アリバイ対策