ビレッジハウスとは、2016年に設立された「ビレッジハウス・マネジメント株式会社」が運営する、低家賃マンションシリーズです。
ビレッジハウスは、元々日本全国にあった雇用促進住宅という公団でした。2001年に雇用促進住宅の廃止が決まり、2016年に競争入札にてソフトバンクグループの投資会社が取得し、現在の運営会社を立ち上げています。
敷金・礼金・仲介手数料・更新費が無料、家賃は平均で25,000円と格安、会社員や自営業者の他に年金受給者・生活保護受給者・就職先が決まっている無職の人など、賃借人の受け皿が幅広いのが特徴となります。
では、一見受け皿の広そうなビレッジハウスですが、入居審査に落ちてしまう人も、なかにはいるようです。この記事では、ビレッジハウスの審査に落ちる典型的な原因と審査に通る方法、審査で重要視される点について解説します。
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目次
ビレッジハウスの審査に落ちた!主な原因は6つ
ビレッジハウスの審査は、比較的甘いとされます。まず、家賃が平均25,000円であるので収入面で引っかかるケースは少ないです。また、個人信用情報の閲覧もないのでクレジットカードの延滞や滞納など、信用情報にキズがあっても審査上は問題ありません。
また、他の民間賃貸で家賃の滞納や延滞を繰り返していたとしても、審査上でこのような情報を得ることはなく、特段影響はありません。
では、ビレッジハウスの審査に落ちる典型的な原因とはどのような事象になるのでしょうか?以下に6つ取り上げていきます。
- 1.犯罪歴がある
- 2.反社会的勢力な人
- 3.過去にビレッジハウスで家賃を滞納した
- 4.過去にビレッジハウスでトラブルを起こした
- 5.ビレッジハウスの入居審査に落ちたことがある
- 6.(その他)ビレッジハウスが適切でないと判断する人物
1.犯罪歴がある
一つ目は、過去に犯罪歴があることです。犯罪者として逮捕や書類送検されている場合、審査に通過することはありません。
2.反社会的勢力な人
二つ目は、反社会的勢力に属している人です。
反社会的勢力に属している人との契約は、会社のコンプライアンスに引っかかってしまうため、審査に通ることはありません。また、事務所として構成員等の出入りがあると、住民に不安を与えることや管理の難しさなどもあることから、このような人が審査に通ることはないのです。
3.過去にビレッジハウスで家賃を滞納した
三つ目は、過去にビレッジハウスで家賃滞納をしたことがある人です。
他の会社との情報共有はないビレッジハウスですが、自社の管理物件での出来事については履歴を残しています。過去に家賃滞納した人は、再び家賃滞納する可能性が高いことや、滞納が長期化しトラブルとなるケースもあることから、このような人は審査に落ちてしまいます。
4.過去にビレッジハウスでトラブルを起こした
四つ目は、過去にビレッジハウスの管理物件でトラブルを起こしている人です。
こちらも先述と同様にトラブルを起こした履歴が残っていれば、審査に通ることはありません。トラブルとは、近隣への騒音や臭気を発する迷惑行為、家賃の滞納や度重なる延滞、退去時の礼金トラブルなどになります。
5.ビレッジハウスの入居審査に落ちたことがある
五つ目は、過去にビレッジハウスの入居審査に落ちたことがある人です。
過去に審査した時よりも、内容が同一若しくは悪くなっているケースでは審査に落ちてしまいます。一方で、正社員になって収入が上がったなど、内容が前回の審査時よりも良くなっていれば、この限りではありません。
6.(その他)ビレッジハウスが適切でないと判断する人物
最後に、ビレッジハウスが入居に適切ではないと判断された人です。これは総合的な判断となるので一概に言い切るのは難しいのですが、例えば素行が悪い、内見時の態度が悪い、服装が派手すぎるなどで近隣に迷惑を掛けそうな疑いがある人などは、審査に落落ちることがあります。
ビレッジハウスの入居審査に通る方法4選
先述では、ビレッジハウスの入居審査に落ちる典型的な原因について紹介しました。ここからは、ビレッジハウスの入居審査に通る方法を4つ取り上げ、解説していきます。
- 収入に見合った賃料の物件であること
- 審査時の書類や提出書類の不備がないこと
- 無職や収入の低い人は十分な預貯金残高があること
- 免許証を紛失した人はその理由を正確に説明すること
1.収入に見合った賃料の物件であること
まずは、収入に見合った賃料の物件であることです。
賃料の目安は、月収の1/3以下になります。家賃月額3万円の物件であれば、月収は9万円程度が目安です。ビレッジハウスは低所得者向けの賃貸住宅ではありますが、元々の賃料が格安なためあまり気にしなくても良いでしょう。
2.審査時の書類や提出書類の不備がないこと
続いて、審査時に必要な書類や提出する書類に不備がないことです。なお、申し込み時に必要な書類は主に下記になります。
- 申込書(ビレッジハウス専用のひな形がある)
- 身分証明書(運転免許証・保険証など)
- 収入証明書(源泉徴収票や確定申告書など)
- 口座残高が分かる書類(通帳のコピーやネットバンキングの画面のスクリーンショットなど)
- 車検証(駐車場を借りる場合)
基本的に、書類関係は全て手元にあるもので賄うことができるため、揃えるのに日数が掛かることはありません。申し込み時は速やかに提出できるようにしましょう。
3.無職や収入の低い人は十分な預貯金残高があること
次に、無職や収入の低い人は十分な預貯金残高があることです。
このような人は、総じて支払い能力に不安があります。よって、無職の人は今後就職する企業の雇用契約書の提出、収入の低い人は家賃を2年間支払える位の預貯金があることで審査に通りやすくなります。
4.免許証を紛失した人はその理由を正確に説明すること
次に、免許証を紛失した人は、その理由を正確に説明することです。
免許証を紛失することは、そう何度もあることではありません。仮に複数回紛失をしていると、「なぜ免許証を紛失したのか?」の質問がくることがあり、これには正確に答える必要があります。
つまり、「免許証の紛失=だらしがない人」、という見方が強く、管理人としては部屋を粗悪に使われることや後々にトラブルを起こすのでは?と、審査上で疑いを掛けられています。よって、これらの疑念を払しょくする必要があります。
ビレッジハウスの入居審査で重要視される点は3つ
比較的審査が甘いことで知られるビレッジハウスの入居審査ですが、重要視される点が3点ほどあります。下記に取り上げて解説します。
- 継続して賃料を支払う能力
- 近隣トラブルを起こさない人柄
- 常識を持ち合わせているか
1.継続して賃料を支払う能力
まずは、賃料の支払い能力です。
賃料を滞納されることが、管理会社としては一番避けたいところになります。よって、継続的に賃料を支払える見込みがあるかが一つ目のポイントになります。一般企業の正社員で勤続年数が長期、公務員、Wインカムなど、安定して収入を得られそうな経済状況であるか、などになります。
2.近隣トラブルを起こさない人柄
次に、人柄です。
総じて、素行の良い人物かがポイントになります。理由は、これらの人は入居後に近隣トラブルを起こしにくいからです。内見時や申し込み時には、丁寧な口調や清潔感のある服装、相手を敬うような常識的な振る舞いが必要になります。
3.常識を持ち合わせているか
最後に、常識を持ち合わせているかです。
常識とは、一般的に多くの人が持ち合わせている考えのことで、常識が通じれば管理がしやすくなります。一方で、常識がない人は管理自体がしにくくなるので、厄介で面倒な部分も多くなります。よって、常識を持ち合わせているかが重要となります。
ビレッジハウスの入居審査で確認したい4つのこと
ここでは、ビレッジハウスの入居審査で確認したいことについて、解説します。
- 今現在も空室か
- キャンペーンなどの対象か
- 契約の流れがどうなっているか
- 確認点が多い人の審査期間の傾向
1.今現在も空室か
まずは、問い合わせた部屋が空室であるかです。物件の申し込みは先着順であるため、検討している間に埋まってしまうことがあります。
2.キャンペーンなどの対象か
次に、キャンペーンなどの対象物件であるか、です。
ビレッジハウスでは、契約する時期によりさまざまなキャンペーン特典があります。例えば、最大30,000円分のキャッシュバック、フリーレント1か月、引っ越しの割引クーポンプレゼント(単身者3,000円、ファミリー5,000円)などがあります。
詳細は、公式HPなどで確認しましょう。
3.契約の流れがどうなっているか
続いて、契約の流れについてです。内見、申し込み、入居審査、契約、引き渡しまでの流れを公式HP等で確認しておきましょう。
4.確認点が多い人の審査期間の傾向
確認点が多い人の審査期間は、10日~2週間程度掛かることがあるようです。コロナ下で出社を制限していたり、春先などの繁忙期であれば審査件数自体が多くなるので、さらに日数を要することがあります。
ビレッジハウスの審査・契約に関する疑問点
ビレッジハウスの審査や契約について、疑問を思うことがあります。ここでは、典型的な疑問点について紹介していきます。
- 入居審査に必要なもの
- 保証会社を通さない分審査は厳しくない
- 連帯保証人は不要でも緊急連絡先は必要
- 個人事業主は連帯保証人が必要
- ローン会社・アプラスは審査を行わない
- 審査から連絡が来るまでの期間は2~3日
- ビレッジハウスには実店舗がない
入居審査に必要なもの
入居審査に必要なものについては、先述にて紹介していますが以下の通りです。
- 申込書
- 身分証明書
- 収入証明書
- 口座残高が分かる書類
※他、審査状況により、追加で書類が必要になることもあります
保証会社を通さない分審査は厳しくない
ビレッジハウスの審査は、独自の審査システムとなっており、厳しくありません。
そもそもビレッジハウスは格安賃貸マンションで、家賃は20,000円台からと超格安です。よって、収入の少なさで審査に落ちる
ことはあまりなく、クリアしやすい条件となっています。
また、職業・年齢・国籍に関係なく入居募集をしており、フリーターやシングル、生活保護受給者など幅広く受け入れをしています。そのために、審査自体は甘いという傾向があります。
連帯保証人は不要でも緊急連絡先は必要
連帯保証人不要でも、緊急連絡先は必要です。緊急連絡先は、3親等以内の身内に設定します。なお、家賃の滞納があった場合でも、緊急連絡先に指定された人が家賃を支払うことはありません。
個人事業主は連帯保証人が必要
個人事業主は、会社員や公務員に比べて信用度が低いため、連帯保証人が必要となるケースもあります。
ローン会社・アプラスは審査を行わない
アプラスとは、クレジットカードやローンを扱う信販会社です。ビレッジハウスの中でのアプラスの役目は、家賃を集金するサービスを行うことになります。ビレッジハウスは保証会社を通さない独自の審査を行っており。アプラスは審査に関係はしていません。
審査から連絡が来るまでの期間は2~3日
申し込みから審査結果が来るまでは、概ね2~3日となります。申込書や収入証明に問題がなければ、スムーズに審査が完了します。
ビレッジハウスには実店舗がない
ビレッジハウスには実店舗はありません。よって、申込書などは記入してスマホのカメラで撮影し、送付する形になります。予約を入れて店舗に行くわけではないのでラクです。
ビレッジハウスの審査に落ちた人から学ぼう
ビレッジハウスは、過去に犯罪歴があること、反社会勢力に属していることや、過去にビレッジハウスの物件で滞納やトラブルなどを起こしていなければ、原則審査に落ちることは考えにくいです。
また、家賃の支払い能力があり一般常識を持ち合わせていれば、審査には間違いなく通るでしょう。ビレッジハウスの審査は、決してハードルが高いものではありません。