就職時には、緊急連絡先が必要となります。しかし、一人暮らしの世帯が増えたことや生活スタイルの変化から、緊急連絡先を頼める人がいないケースがよくあるのです。

緊急連絡先が用意できない場合には、緊急連絡先代行会社に依頼するのがおすすめとなります。この記事では、おすすめの緊急連絡先代行会社や緊急連絡先が必要な理由などを解説します。

目次

緊急連絡先がいない場合の対処方法

緊急連絡先がいない場合の対処方法

緊急連絡先は、賃貸住宅の契約、保育園の入園などあらゆる生活シーンにて必要なものです。そんな緊急連絡先は、人生の新たな出発点である就職時も必要となります。

しかし、時代や生活スタイルの変化から、身寄りがなく緊急連絡先を頼めるような友人や知り合いなどもいない人が多くなっています。このような人が緊急連絡先を確保するには、どのように対処していけばよいのでしょうか?

以下に、緊急連絡先が用意できない場合の対処法を4つ紹介します。

緊急連絡先がいない場合の対処方法

  • 対処方法①緊急連絡先の代行会社に依頼する
  • 対処方法②行政書士に依頼する
  • 対処方法③弁護士に依頼する
  • 対処方法④自治体に相談する

対処方法①緊急連絡先の代行会社に依頼する

対処方法一つ目は、緊急連絡先の代行会社に依頼する方法です。

緊急連絡先が確保できない場合に、最もオーソドックスな方法で誰でも使いやすいのが代行業者になります。緊急連絡先の代行業者は、インターネットにて検索すれば数多くの代行業者を見つけることができます。

概ねの費用は、2年間で15000円~20000円が料金相場です。代行業者の役割は、就職先で本人が事故や病気など緊急性が高い事象が起きた場合に、連絡を受ける役割を果たします。

なお、代行業者の大手は全国対応しているケースや、事前の問い合わせや相談は無料、必要書類と所定の料金を振り込めば誰でも利用できます。

書類を揃え料金の支払いを迅速に行えば、申し込み後即日対応OKとなるので、困っているときに最も役に立つのが緊急連絡先代行業者です。

対処方法②行政書士に依頼する

対処方法二つ目は、行政書士に依頼することです。

一部行政書士事務所では、緊急連絡先の代行を行っています。なお、行政書士事務所の代行業務は、緊急連絡先のみに特化していることは殆どありません。

行政書士事務所の場合は、おひとりさまのサポートサービスの一環として毎月一定の料金を支払いながら、緊急連絡先の代行サービスを実施しているケースが多いのです。

よって、司法書士事務所の場合は、緊急連絡先のみに依頼できるケースは少なくなります。

対処方法③弁護士に依頼する

対処方法3つ目は、弁護士に依頼する方法です。

弁護士は、依頼者から依頼を貰えれば法律的な相談から代理人まで幅広く対応します。当然に緊急連絡先の対応も問題ありません。

しかし、弁護士の場合、初回の相談料は30分で5000円~、顧問契約や報酬は高額となります。よって、就職先の緊急連絡先で弁護士に依頼するのは、よほど別に弁護士に相談するような法律案件がない限り現実的ではありません。

対処方法④自治体に相談する

最後は、自治体への相談です。

現在、自治体の支援を受けながら生活している人は、自治体の窓口への相談でケースワーカーなどの人を緊急連絡先として紹介してもらえる可能性があります。

おすすめの緊急連絡先代行会社5選

おすすめの緊急連絡先代行会社5選

ここからは、緊急連絡先を最も頼みやすい手段である、緊急連絡先代行業者について解説して行きます。
以下に、挙げた5社は緊急連絡先としておすすめの代行業者です。各社の特色や利用料金などを紹介します。

おすすめの緊急連絡先代行会社5選

  • ①日本アリバイ協会
  • ②全国緊急連絡先アローズ
  • ③緊急連絡先ドットコム
  • ④認定NPO法人 きずなの会
  • ⑤一般社団法人 困りごとサポート支援機構

①日本アリバイ協会

日本アリバイ協会の利用料金は、男性女性共に業界最安値の2年契約で16500円(税込)になります

料金もリーズナブルで、実際の利用者の満足度も高い代行業者です。全国対応となるので、地域限定ではないので誰でも利用しやすい業者となります。

②全国緊急連絡先アローズ

全国緊急連絡先アローズでは、緊急連絡先の対応内容にて9900円~27500円の3パターンの価格設定を用意しています。外国籍・年金受給者・無職の人など属性問わずに利用できるのも魅力です。

③緊急連絡先ドットコム

緊急連絡先ドットコムでは、初回登録料が5500円、サービス利用料は2年間で13,200円となります。利用申し込みは、メール・FAX・郵送にて行えます。外国籍や生活保護受給者、性別・年齢問わず利用できるのが特徴です。

④認定NPO法人 きずなの会

認定NPO法人きずなの会は、主に身元保証を行っていますが、その一環として緊急連絡先の代行業務も行っています。料金はこれら身元保証料金に含まれており、費用は80万円超からと高額です。

きずなの会では、緊急連絡先代行以外でも手厚い支援を受けられます。

⑤一般社団法人 困りごとサポート支援機構

一般社団法人困りごとサポート支援機構では、主に一人暮らし世帯の方への緊急連絡先の代行や見守りサービスを行っています。料金は、初回登録料5000円、年間料5000円、更新料が2年おきに5000円と比較的リーズナブルです。

就職時に緊急連絡先が必要な理由

就職時に緊急連絡先が必要な理由

就職時になぜ緊急連絡先が必要になるのかについて、疑問を持つ人は多いでしょう。ここでは、就職時に緊急連絡先が必要な理由について解説します。

就職時に緊急連絡先が必要な理由

  • ①仕事中の体調不良や不慮の事故に遭ったときの連絡手段として必要だから
  • ②無断欠勤などが続いた時の連絡手段
  • ③緊急連絡先は社会的信用力を上げる効果がある

①仕事中の体調不良や不慮の事故に遭ったときの連絡手段として必要だから

一つ目は、本人が仕事中に体調不良や不慮の事故に遭ったときの連絡手段です。

会社としては、軽い体調不良の場合は早退などの対処となりますが、症状が重ければ救急車を手配し、病院へ搬送などの対処をすることもあります。

このようなときには、一般的に家族など本人と繋がりのある人に連絡を入れることが必須です。また、不慮の事故に遭ったときも同様です。本人の状態をいち早く伝えるためには、緊急連絡先が必要になってきます。

②無断欠勤などが続いたときの連絡手段

二つ目は、無断欠勤などが続いたときの連絡手段です。

無断欠勤となると、本人と連絡が繋がらない可能性が高くなります。会社としては、無断欠勤となっている理由を知りたいところです。

万が一、事故や事件に巻き込まれていたとしたら、無断欠勤している事実をいち早く本人と関係ある人に伝える必要があります。

よって、本人の安否確認の目的にて使用されることもあります。

③緊急連絡先は社会的信用力を上げる効果がある

三つ目は、緊急連絡先を設定できることで、社会的信用力を上げる効果があります

会社は面談にて採用不採用を決めていきますが、本人が実際に働くまでは一抹の不安があるのも事実です。もし、緊急連絡先がないという事実が発覚してしまったら、不安が増強することもあるでしょう。

よって、緊急連絡先を設定できることで社会的信用力を上げることと、周りの人に安心感を与えることができます。仮に、緊急連絡先がないと身内ですらコミュニケーションが取れていないことになります。

つまり、仕事仲間とのコミュニケーションは取れるのかなど、本人に向けて懐疑的な見方になることもあるでしょう。

緊急連絡先に嘘を書くことはリスクでしかない

緊急連絡先に嘘を書くことはリスクでしかない

緊急連絡先は、本人と連絡が取れないときや本人に緊急性の高い事象が起きたときの連絡手段となります。

このような事象は滅多に起きることではないことと、緊急連絡先を代行業者に依頼すると少なからず費用が発生することから、嘘の緊急連絡先を記載しようと考えた人もいると思います。

しかし、緊急連絡先に嘘を書くことはリスクでしかありません。例えば、本人が仕事中事故に遭ってしまった場合、緊急連絡先が嘘であると対応する会社側は困ってしまいます。

本人に緊急性が高い事象があったことを伝えるには、緊急連絡先しかないのです。

嘘を書くことで必要な情報が伝わらないリスクがあり、本人にとってもデメリットでしかありません。また、嘘の情報を記載したことで、今後仕事がしづらくなる可能性が高くなります

つまり、社会的な信用力を落としてしまったことで、復帰後には会社にいづらくなり退職せざる得ない状況に陥ることもあるでしょう。

緊急連絡先代行業者の利用の仕方

緊急連絡先代行業者の利用の仕方

ここからは、緊急連絡先代行業者の利用方法について、紹介していきます。

緊急連絡先代行業者の利用の仕方

  • STEP①問い合わせ、無料相談
  • STEP②依頼内容の確認
  • STEP③利用料金の振り込み
  • STEP④緊急連絡先代行の開始

STEP①問い合わせ、無料相談

まずは、緊急連絡先代行業者を選ぶために、インターネットなどにて料金やサービス内容を調べていきます。

その後、電話やメールにて問い合わせを行い、利用に向けての無料相談を受けます。電話での相談時には、緊急連絡先代行について素朴な疑問やシステムなどを聞くことや、相手側の電話口での言葉使いや対応力をチェックしておきましょう。

STEP②依頼内容の確認

次に、依頼内容の確認を行います。

電話口にて、緊急連絡先代行に関してどのようなサービスを受けられるのか、また追加料金があるのかなどを確認します。依頼内容やサービス内容に納得できたら、正式に申し込みを行います。

STEP③利用料金の振り込み

続いて、利用料金の振込みです。

依頼内容に応じた所定の金額を振り込みます。振り込みは、ネットバンキングの利用がおすすめとなります。代行業者で振り込み金額の確認ができれば、手続き完了となります。

STEP④緊急連絡先代行の開始

早ければ、申し込み即日にて緊急連絡先代行を開始できます。緊急連絡先は、必要な時に直ぐに用意できる代行業者の利用がおすすめです。

緊急連絡先に関するよくある質問

緊急連絡先に関するよくある質問

ここまで緊急連絡先代行のおすすめ業者や利用の仕方など、緊急連絡先代行業者について全般的な部分を紹介してきました。
ここからは、緊急連絡先に関してよくある質問を紹介し、その回答について解説します。

緊急連絡先に関するよくある質問

  • 緊急連絡先がいない人は就職に不利になるのでしょうか?
  • 緊急連絡先に嘘を書いたら犯罪になるのでしょうか?
  • 就職時の緊急連絡先を友人にするのは問題ないのでしょうか?
  • 緊急連絡先を書きたくないと拒否することはできるのでしょうか?

緊急連絡先がいない人は就職に不利になるのでしょうか?

緊急連絡先がないと就職に不利になるケースが多いようです。多くの企業のなかには、緊急連絡先不要のところもあるようですが大概の企業は緊急連絡先の設定を求められます。

緊急連絡先は、緊急時の連絡手段となることや、本人の社会的信用力を上げる効果があります。緊急連絡先がない場合には、まずは周りの友人や知人に依頼し、難しければ緊急連絡先代行業者の利用がおすすめです。

せっかく面接が通過した企業で、緊急連絡先がないという理由で採用を見送られたら後悔するケースもあるでしょう。

緊急連絡先に嘘を書いたら犯罪になるのでしょうか?

緊急連絡先に嘘を書くことは犯罪ではありません。しかし、嘘が発覚した時点で本人の信用力はガタ落ちです。

仕事でも重要な情報を扱うような業務を任せてもらえないなど、職場の人からの信頼性を回復するには時間が掛かるでしょう。よって、犯罪ではありませんが信用や信頼を落とすなどのリスクがあります。

就職時の緊急連絡先を友人にするのは問題ないのでしょうか?

緊急連絡先は、身内に限るという規定はなく、本人にとって信頼のおける人であれば、友人や知人、恋人でも問題ありません。

就職時の緊急連絡先は、本人に緊急性の高い事象が起きたときの連絡手段です。本人と関係の深い人であり、仮に事故に遭い病院などに搬送された際などに駆けつけられる人がよいでしょう。

緊急連絡先を書きたくないと拒否することはできるのでしょうか?

緊急連絡先の記載は必須となるケースが殆どで、拒否するには企業側が納得する相当な理由が必要となるでしょう。

緊急連絡先は、スムーズに就職手続きを進めるために事前に用意しておくことが得策です。

緊急連絡先代行会社は日本アリバイ協会がおすすめ

緊急連絡先代行会社は日本アリバイ協会がおすすめ

緊急連絡先代行会社は、日本アリバイ協会がおすすめです

日本アリバイ協会は、業界最安値の利用料金、全国対応、事前相談無料など誰でも利用しやすいシステムとなっています。また、緊急連絡先代行業務に特化しているので、取扱い件数が多く代行業務に関するノウハウを豊富に持ち合わせています。

よって、緊急連絡先の代行業者には、日本アリバイ協会の利用がおすすめです。

緊急連絡先いない就職についてのまとめ

就職時に緊急連絡先の設定は、必要です。よって、就職活動前に緊急連絡先代行業者を手配しておきましょう。緊急連絡先の申し込みに審査はなく、所定の料金と書類を用意できれば誰でも利用できます。

就職を少しでも有利に進めるには、必要なピースと言えるでしょう。