水商売だと賃貸の審査に通りにくい？入居審査に通るコツを紹介

あなたは賃貸物件を契約しようとしたときにこんな悩みを抱えたことはありませんか？

当記事ではこのような悩みを解決するために、水商売の方は賃貸物件の契約を出来るのか？といった基本的なことから水商売の方が入居審査に通るコツまで紹介していきます。

以下の記事では賃貸契約の入居審査で落ちる人と通る人の違いを紹介しています。賃貸の入居審査で必要な書類から、入居審査を通過するポイント、入居審査にかかる期間まで入居審査に関する情報が
全て分かります！賃貸物件の契約で少しでも不安に感じている人は是非、ご覧ください。

賃貸契約の入居審査で落ちる理由は？審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説！

水商売の方が賃貸の審査に通りにくい理由は？

賃貸物件を借りる場合は必ず入居審査があります。入居審査はほとんどの場合、3段階の審査があると言われています。1〜3で審査をする関係者がそれぞれ異なります。下記にそれぞれの関係者と審査項目を示します。

水商売の人は上記で示した審査項目に、引っ掛かりやすい理由がさまざまあります。
これから水商売の人が審査に通りにくい理由で、代表的な3つの理由を紹介していきます。

理由①収入が固定ではなく、不安定だから

水商売の給料は安定的な固定給ではなく、不安定な歩合給がほとんどです。なかには、一般的なサラリーマンよりも稼いでいる水商売の人もいますが賃貸の審査は通りにくいです。

いくら稼いでいても、いつ仕事がなくなってもおかしくない職業では必ず毎月安定して家賃を払ってくれない可能性があるからです。

例えば、あなたが保証会社で家賃の支払い能力を審査する人だとしましょう。残り1部屋を収入が同じくらいある、サラリーマンのAさんと水商売をしているBさんが希望しました。どちらに入居してもらいたいですか？もちろん、勤めている会社が倒産しない限り安定的な収入があるサラリーマンのAさんですよね。収入が不安定な水商売は家賃の支払い能力に不安があるため賃貸の審査は通りにくいです。

理由②保証人がいない場合が多いから

水商売の人は入居審査に必要な連帯保証人がいない場合多いです。

なぜなら、基本的に親が連帯保証人となりますが親に水商売をしていることを言いづらいためです。しかし、保証会社や大家さんからすると「なにかトラブルがあったら親に出てきて欲しい」という気持ちがあります。

水商売の人は連帯保証人という壁を超えられない人が多いので審査に通りにくいです。しかし、実際に親が連帯保証人で契約書に署名してくれるのであれば、入居審査を通す事例もあります。

理由③昼夜逆転していて、騒音トラブルに繋がりやすい

水商売の人の生活リズムが夕方に出勤して帰宅するのが深夜から明け方といった昼夜逆転の生活です。一般的な生活リズムと違うことから他の入居者とのトラブルや騒音被害が起こる可能性があります。

例えば、深夜の洗濯機やテレビなどの生活音、車やタクシーの騒音が引き金になります。また、生活リズムが違うので「ゴミ出しのルールが守れない」といった理由もあるようです。

全ての水商売の人がトラブルを起こすわけではないですが、トラブルを未然に防ぐために入居をお断りしている物件が多いです。

理由④水商売の方は犯罪に巻き込まれるリスクが高いため

水商売の人が賃貸審査に通りにくい理由4つ目は、
「水商売の方は犯罪に巻き込まれるリスクが高いため」です。

水商売はお客さんと親密な関係になるという仕事の性質上、
人間関係のトラブルや犯罪に巻き込まれるリスクが他の職業よりも圧倒的に高いです。

働いている方に一切の悪気がなかったとしても、大家さんからすると自分が主有している物件で
ストーカー被害が発生したり、物件付近に不審者がうろつくようになってしまうと、
収入に影響してくるため、そもそも入居してほしくないと感じるのです。

専用の鍵や暗証番号が搭載されているオートロックのマンションであれば、
入居を断られる可能性は低いかもしれませんが、
セキュリティ対策がされていない物件は入居が難しくなるでしょう。

自分の身を守る意味でも、水商売の方はセキュリティ対策が万全な物件を選ぶことがおすすめです。

理由⑤職業柄喫煙者が多く修繕費がかかる

水商売の人が賃貸審査に通りにくい理由5つ目は、「職業柄喫煙者が多く修繕費がかかるから」です。

水商売で働いている方は、仕事で煙草を吸うお客様の接客をすることや仕事として煙草を吸うシーンがあることから喫煙者が多い傾向にありますが、喫煙者は煙草の匂いや煙で特別お部屋を汚す可能性が高いことから大家さんに嫌われます。

喫煙者だと思われてしまうと審査に落とされやすくなるため、審査の際は喫煙者なんですけど大丈夫ですか？などと自分から打ち明けないようにしましょう。

なお、喫煙者だというとことは言わなくても衣類に付いた匂いからバレることもあるため、不動産屋に相談に行く際は匂いにも注意することがおすすめです。

以下の記事では水商売の賃貸の審査について解説しています。是非併せてご覧ください。

水商売の職種毎に紹介！入居審査の難易度

水商売に就いている方は、職種ごとに入居審査の難易度が変わってきます。
そこでここでは、入居審査の難易度を職種ごとに詳しく紹介していきます。

水商売の職種ごとの入居審査難易度は、下記のとおりです。

職種	入居審査難易度
キャバクラ・ガールズバー・スナック・パブ・クラブ・キャバレー	低い
性風俗（ソープランド・デリヘル）	低い、キャバクラやガールズバーよりは高い
ホスト	高い

意外に思われるかもしれませんが、水商売の中でもキャバクラやガールズバーなどで
働いている場合には、入居審査の難易度はそこまで高くありません。

大家さんや不動産会社にもよりますが、探せば入居できるお部屋が見つかる可能性が高いです。

また、性風俗で働いている場合にも、キャバクラなどと比べると難易度は高まりますが
入居できないほどではありません。

問題なのはホストとして働いている方です。
ホストは水商売の中でも家賃を踏み倒す方の割合が高く非常に嫌われています。

他の職種と比べて、入居できるお部屋の選択肢がかなり少なく、
審査の難易度も高いので注意しましょう。

なお、どの職種の場合にも違法に営業しているなどの理由から
在籍確認や収入証明書の発行が行えない場合には、入居審査難易度がかなり跳ね上がります。

お店側が用意する寮はおすすめしない

お店によっては従業員用の寮を保有していることがあります。

お店の寮に入るための入居審査は必要なく、敷金や礼金といった初期費用も必要ありません。しかし、お店が用意する寮に入るのはおすすめできません。寮に入った後は規則が設けられていることがあります。

お店によって規則は異なりますが、「週5日以上の出勤」や「1年以内に辞めたら罰金」などといったルールが設定されている可能性があります。入寮すると初期費用を抑えたり水道光熱費などの節約につながることもありますが、いざとなったときに仕事から逃げることができなくなります。

また、人間関係に悩んだ時も近隣のスタッフとの付き合いを断ることができなくなるなど、マイナスの要素が多々あります。そのため水商売の方がお店の寮に入ることはおすすめできません。

入居審査に必要なもの

水商売の方が入居審査に必要なものは、会社員の方と変わりません。身分証明書や収入証明証が必要となります。

身分証明証は免許証、保険証、パスポートなどを用意しておけば大丈夫です。
取得3ヶ月以内の住民票も必要となります。

同居人がいる場合は全員分の住民票が必要ですので注意しましょう。
ただし、マイナンバーが記載された住民票は受け取ってもらえないので気をつけてください。

また、印鑑登録証明書も用意しなくてはいけません。

加えて源泉徴収票などの収入証明書も3ヶ月以内のものを準備しましょう。契約の際に印鑑が必要となります。実印と銀行印を持っておくと審査がスムーズに進みます。

預金審査がある場合は通帳のコピーも提出する必要があります。駐車場を借りる場合は車検証の提出を求められることがありますので、用意しておくといいでしょう。

これらの書類を不足なく準備しておくことで、入居審査を円滑に進めることができます。
事前に揃えておきましょう。

入居審査でチェックされるポイント

水商売の人は、次のような理由により入居審査に通りにくいのが実情です。

• 収入が少なく安定しない
• 保証人が見つからない
• 時間帯が昼夜逆転している

しかし、あきらめることはありません。

まずは、入居審査で何をどのようにチェックされるのか、
ポイントをしっかりとおさえておくことが肝心です。

事前にポイントをおさえて、その対策を考えておくことで、入居審査を通す可能性が見えてくるはずです。
それでは、入居審査が通りにくいことへの対策に役立てるため、入居審査のチェックポイントを詳しく見ていきましょう。

1.入居者の人柄や身なり

大家さんは、入居者の経済力が気になるはずですが、家賃支払いの管理については
保証会社に任せている場合が多いようです。

ですから、最も気になることといえば、入居者が周りの住人とトラブルを起こさずに
平穏に暮らせるかどうかということです。

ゆえに、大家さんは入居者がトラブルを起こさない人かどうかを見極めたいと考えています。
したがって、入居相談や物件案内の際には、入居者の人柄や身なりをよく観察しています。
そして、どのような人物なのかをチェックしているのです。

大家さんは、入居相談や物件案内のときに、入居者の言動をよく見て人柄の良し悪しを判断しています。

もしも、よく話を聞かずに自分の希望ばかりを並べ立てるような様子が見られれば、
この人はわがままで周りとトラブルを起こしかねないと思われてしまうでしょう。

ですから、大家さんや不動産屋の説明をよく聞いて、言動や立ち振る舞いにも十分に気をつけましょう。
また、身なりが派手過ぎないか、清潔にしているかどうかなどもチェックしています。

派手な装飾品を身に着けていたり、匂いのきつい香水をつけていたりすると、
普段から金遣いが荒く、家賃を滞納してしまうかもしれないと予想されてしまいます。

さらに、清潔感が無い人は、生活がだらしないと考えられてしまい、敬遠されてしまうでしょう
ですから、落ち着いた印象の服装や装飾品を身に着けるようにして、
身だしなみを整えて清潔にするように心がけることが大切です。

2.家賃の支払い能力があるかどうか

水商売の人は、毎月一定の収入があるサラリーマンとは違い、業績によって収入が大きく
上下することがあります。

大家さんや不動産屋は、家賃をしっかりと支払ってくれそうな人と賃貸契約を結びたいと
考えているはずです。

ですから、収入が不安定な水商売の人は、収入が減った場合であっても
家賃の支払いを続けることができるという証明を求められることになります。

万一、収入が減ってしまったとき、家賃を支払い続けるには十分な貯金が必要になります。
の貯金額の目安は、家賃24か月分といわれています。

収入が不安定な人であっても、家賃24か月分以上の貯金があることを証明することができれば、
家賃を滞納する心配は無いだろうと判断されることがあります。

そうすれば、入居審査が通ることも十分あり得るでしょう。

それから、貯金が十分に無いという場合は、両親などの親族に連帯保証人を依頼することになります。
ただし、両親が年金暮らしで収入が少ないことも考えられます。

そんなときは、収入が安定している兄弟にお願いすることが多いようです。し
かし、水商売の人は、両親や兄弟に対しても勤務先を伝えたくなくて、連帯保証人をお願いすることができないということもあるでしょう。

連帯保証人がいないときは、不動産屋によっては、賃貸の保証会社を利用することができる場合があるようです。

3.勤務先の情報

入居審査では、勤務先の情報がチェックされます。前の項でお伝えしたように、大家さんや
不動産屋は、水商売の人に対して、「この人と契約しても大丈夫だろうか？」などと、
疑いを持つ人も少なくないようです。

ですから、勤務先情報を正直に伝えてしまうと、
一般的には入居審査が通る可能性は、かなり低くなってしまいます。

そこで、入居審査を通すために、アリバイ会社を利用するという方法があります。
アリバイ会社とは、あたかもその会社に勤務しているかのように装ってくれるところです。

アリバイ会社を利用する場合、利用手数料は家賃の50％～100％といわれています。
それから、アリバイ会社を利用した場合は、賃貸契約後にそれが知られてしまうと、賃貸のブラックリストに載ることになります。

自分ひとりの判断で利用するにはリスクがともないます。
ですから、相談の余地があるような融通の利く不動産屋であれば、相談しながら慎重にすすめるようにしましょう。

それから、歓楽街に近い賃貸物件のなかには、水商売など夜のお仕事専門の賃貸物件があります。
このような物件であれば、勤務先の情報を正直に伝えても問題ないはずです。

また、同じ棟の住民の生活リズムが近いので、騒音トラブルなどが起きにくく、安心して住めるかもしれません。

4.緊急連絡先や連帯保証人がいるか

賃貸物件に何らかのトラブルが発生したとき、大家さんは入居者に対して緊急で連絡を取りたいということがあるかもしれません。連絡を取りたいのに、本人の携帯電話につながらないと、対応に困ってしまいます。ですから、本人と連絡を取るための緊急連絡先も伝える必要があります。緊急連絡先は、本人の勤務先の電話を伝えるのが一般的なようです。しかし、水商売の人は、夜遅い時間までの勤務となり、昼の時間帯は勤務先の電話では連絡がつかないことが考えられます。

それから、前にもお伝えしたように、水商売の人は連帯保証人を頼める人がいないということも考えられます。そんなときは、連帯保証人の代わりに賃貸の保証会社を利用することが考えられます。賃貸の保証会社は、事情により家賃が一時的に支払うことができなくなったときに、本人の代わりに家賃を支払ってくれる会社です。保証会社に支払ってもらった分は、後日に清算ということになります。

5.過去に家賃やクレジットカードの滞納がないか

過去に家賃やクレジットカードの滞納があると、信用情報機関の『ブラックリスト』に載ってしまいます。『ブラックリスト』に載ってしまうと、「この人は家賃も滞納してしまうのではないか？」と疑われてしまいます。ですから、『ブラックリスト』に載っている人は、当然のごとく入居審査が落ちやすくなってしまいます。ただし、信用情報機関の『ブラックリスト』の記載は、5年経過すると削除されるようです。ですから、お金の使い方をしっかりと見直すことにより、その後の生活を立て直すことも可能です。そうは言っても5年間は長いですから、極力『ブラックリスト』に載らないように、計画的に行動することを心がけましょう。

『ブラックリスト』に載ってしまったとき、不動産屋には言いづらいことかもしれません。しかし、入居審査の際、信販系の保証会社は信用情報機関のリストを閲覧することができますので、『ブラックリスト』に載っていることを隠し通すことは難しいでしょう。ですから、不動産屋には『ブラックリスト』に載っていることを正直に話したうえで、賃貸契約について何か良い方法はないか詳しく相談してみることをおすすめします。

水商売の方が賃貸の審査に通るコツを紹介

入居審査に通らないのに物件探しはしないですよね。でも逆に、入居審査に通るコツさえわかれば積極的に物件探しができるのではないでしょうか。ここからは入居審査に通るコツを6つ紹介していきます。ぜひ参考にして物件を探してください。

連帯保証人を立てる

「審査に通らない理由」でも書いていますが、親を連帯保証人として契約書に署名してもらうことで水商売の方でも物件を借りられる場合があります。

なぜなら、賃貸物件を貸す側としては支払いが保証されていないことがリスクになるからです。もし、連帯保証人を立てずに賃貸物件を貸して契約者に逃げられてしまうと連絡が取れずに家賃未納や部屋の修繕費用などのトラブルが発生します。ですが、連帯保証人を立てていれば何かトラブルがあった時には連絡が取れるわけです。

特に、収入や支払い能力で信用が得られづらい水商売の人は、連帯保証人を立てることで最低限の信用は得ておく必要があります。

親族名義で審査をかける

水商売の人の給料は、歩合制で収入の不安定な人が多いようです。お客様に人気のある人は、サラリーマンよりも稼ぐ人がいるようですが、一般的には景気や社会情勢に左右されやすく、収入が安定しないといわれています。

入居者の収入が不安定な場合は、入居審査が通りにくいため、親族で収入が安定している人を賃貸の名義人とする『代理契約』という方法をとることがあります。たとえば、両親の収入が安定していて、自分の仕事についても理解してくれているなら、両親に『代理契約』をお願いすることができるかもしれません。

なかには、水商売をしていることを両親に言いづらくて伝えていないという人や、両親が仕事のことを理解してくれていないという人もいるでしょう。そんなときは、両親に『代理契約』をお願いするのが難しいでしょうから、別の方法を検討するようにしましょう。

入居審査の緩い物件を選ぶ

入居審査の緩い物件とは、保証会社、不動産屋、大家さん、この3者のチェックが甘い物件のことを言います。このようにチェックが甘い物件は、確かに存在するのですが、インターネットで検索して探すのは困難です。なぜなら、このような物件は、不動産会社にとっても例外的な物件なので、ホームページに載せていない場合も多いからです。

それでは、このようなチェックの甘い物件は、どのようにして探せばよいのでしょうか。それは、審査に強い不動産屋を見つけて、直接そこに相談してみることです。審査に強い不動産屋に直接相談することで、審査の緩い未公開物件などの情報も教えてくれることがあるようです。

それから、大家さんが不動産屋を介さずに直接入居者を募集しているケースがあります。特に水商売の人が多い繁華街の近くに物件を持っている大家さんは、水商売の人たちの事情をよく分かっています。また、大家さんは、空き部屋をそのままにしておくと、ローンの返済が厳しくなることも考えられます。ですから、入居審査を緩くして、借りやすくするというケースもあるようです。

入居審査の期間だけ昼職をする

水商売の人は、収入が不安定なので、家賃の支払いができるかどうか疑われてしまい、入居審査に通りにくくなります。そこで、入居審査に通りやすくするために、その期間だけでも昼の仕事をして、その会社名を賃貸契約書の勤務先に記入するという方法があります。

水商売の人は、収入面だけではなく、生活リズムの面でも、敬遠されてしまうことがあります。それに対して、勤務先が一般的な会社であれば、信用されやすいので、入居審査が格段に通りやすくなります。

水商売の人のなかには、本業が昼の仕事で、夜の水商売は週2日～3日などのようにアルバイト的にやっている人もいるようです。現在、仕事が水商売一本の方であっても、一時的に昼の仕事を本業にすることができれば、入居審査に通りやすくなりますので、時間的に可能かもしれないという方はぜひ検討してみましょう。

アリバイ会社を利用する

アリバイ会社（在籍会社）は収入や勤務先などを偽装してくれる会社のことです。入居審査が厳しくない不動産で水商売の人が物件を借りるときに8割が利用して審査を通しています。

具体的には入居審査を通すために給与明細署や源泉徴収書の発行代行や本当に会社に在籍しているかの確認電話に対応してくれます。数万円と安い値段で請け負ってくれるので水商売や無職の人が利用するケースが多いです。

水商売専門の不動産会社を選ぶ

水商売の人を相手に入居審査を通しやすくする専門会社を利用することです。一般的な不動産会社との違いは入居審査に通りにくい人”だけ”を対象に物件を紹介してきた所です。

そのため、担当者は「どの物件の入居審査が緩いか」「どうすれば入居審査が通るか」「入居中の注意事項」「退去時にするべきこと」などを一般的な不動産会社よりも熟知しています。

また、水商売に理解のある管理会社や大家ともつながりがあるので交渉も有利に運べます。水商売の人の契約実績公開や入居後もサポートしてくれる不動産会社を選ぶことをおすすめします。

保証会社が独立系になっている物件を選ぶ

賃貸の審査を行う保証会社には、独立系と信販系の2種類があります。

信販系を選んでしまうと、審査の難易度が上がり過去にクレジットカードの滞納などをしていると
審査の通過が難しくなってしまうため、選べる場合はできる限り独立系を選ぶようにしましょう。

独立系の保証会社は、独自の審査基準で審査を行っているため会社によってはかなり審査が緩く、
過去にクレジットカードの滞納などがあっても審査に通る可能性が高いです。

審査が緩いことで有名な保証会社は、下記の通りです。

水商売の方を歓迎している物件であれば、指定をしなくても審査が緩い保証会社に
審査をしてもらえるケースが多いです。

綺麗な身だしなみで不動産屋に行く

賃貸物件の審査の通過率を高めるためには、
綺麗な身だしなみで不動産屋さんに行くことも非常に重要です。

なぜ不動産屋に行くだけなのに身だしなみを整える必要があるのかというと、
不動産屋さんはお部屋を借りに来た方の身だしなみや言動も確認しているからです。

もしもあなたがお部屋を貸す側だとしたら、ぼろぼろの服を着た、
いかにもお金のなさそうな人や嫌な態度をとってくる方にお部屋を貸したいなと感じますか？

お部屋を貸したいとは感じない方が多いのではないでしょうか。

不動産屋さんは、お部屋を借りに来た方の身なりや態度からも、
その人がトラブルを起こすような人物かをチェックしています。

身なりや態度が悪いと審査に落とされる恐れがあるため、面倒かもしれませんが、不動産屋さんと
会う際はできる限り社会人として恥ずかしくない身なりと態度で来店するようにしましょう。

派遣に登録するなど一時的に昼職を始める

可能なのであれば、お部屋探しを始める前にいったん昼職に就くことがおすすめです。

なぜ昼職に就いた方が良いのかというと、やはり夜職と昼職では審査の難易度が大きく変わり、
昼職の方が圧倒的に簡単に審査に通過できるからです。

派遣会社などを利用して一時的に昼職をするだけでも、キャバクラやガールズバー勤務と書いて
賃貸の審査を受けるより圧倒的に審査が楽になるため前向きに考えてみましょう。

アルバイトやパートなどは、昼職を始めたとしても
夜職と審査難易度が変わらないので注意してください。

一時的に始めるのであれば短期間だけ働くことができる派遣がおすすめです。
昼職を始めることには、選べるお部屋の選択肢も増えるというメリットもあります。

今後は正社員として働く予定と伝える

水商売として働いている方は、お部屋でトラブルを起こす可能性が高いことや家賃を滞納する可能性が高いことから、他の職業の方よりも審査に通過することが難しい傾向があります。

そのため、もしも現状水商売以外の仕事をしておらず職業欄に水商売と記載するしかない場合には、今後は正社員として働く予定があると伝えることがおすすめです。

今後は正社員として働く意思があることを示せば、昼の仕事に就くことで少なくとも騒音トラブルなどの懸念がなくなるため、審査の通過率が上がると考えられます。

実際に正社員として働く気があるかは本人にしかわからないことのため、正社員として働く気がなかったとしても、正社員として働く予定と伝えるようにしましょう。

言い方は悪いですが審査に通過できれば正社員にならなかったとしてもお部屋を追い出されることはないため、実際には目指さなくて全く問題ありません。

お店の人が住んでいるマンションを聞いて同じ物件にする

可能なのであれば、同じお店で働いている人に住んでいるマンションを聞いて
同じ物件にすることもおすすめです。

すでに同じ条件で働いている方が住んでいるマンションであれば、自分も入居できる可能性が高いです。

審査を受ける前から審査通過率の高いお部屋を見つけることができれば、
大幅にお部屋探しにかかるはずだった時間を短縮することができます。

職場に親しい同僚がいる方は、聞いてみましょう。

なお、住んでいるマンションを聞く際は、人に自宅の住所を知られたくないと考えている人も
いることを忘れてはいけません。

引越を考えている旨を伝え、可能なら教えてほしいと頼んでください。
しつこく聞き出そうとすると関係が壊れる恐れもあります。

預貯金額で支払い能力の高さを示す

水商売は収入に波がある事から審査に落とされることが多いです。
そのため、ある程度まとまった貯金がある場合は、預貯金額で支払い能力の高さを示すことがおすすめです。

収入が不安定だったとしても、ある程度の年収があり、さらにまとまった貯金もあるとなれば審査の受かりやすさがぐっと高まります。

人に預金通帳を見せることに抵抗がない方は不動産屋さんに預貯金があることを相談してみましょう。
家賃ごとの審査に通過できる預貯金額の目安は、下記の通りです。

水商売ではなく無職と伝える

水商売と無職では審査の通過のしやすさはあまり変わりませんが、収入に波があり預貯金審査を受けることになった場合は、職業を正直に水商売として審査を受けるよりも、無職と偽って審査を受けた方が審査に通過しやすいと言われています。

何故かというと、水商売で働いている方よりも事情があり一時的に無職の人の方が大家さんの印象が良いからです。

少なくとも家賃2年分以上の収入がある方は、水商売ではなく職業を無職と記載することも検討してみましょう。

なお、不動産屋さんによっては職業を偽るなと指示されるケースもあるため、スムーズにお部屋を借りたいのであれば最初から水商売の人向けの物件に特化した不動産屋さんを利用することがおすすめです。

水商売の方が入居審査に通る物件を探す方法

水商売の方が入居審査に通らない理由と通るコツを理解できたところで、本格的に物件探しをする段階です。ですが、どうやって探したらいいかわからないですよね。

物件数が限られている中で入居審査が通りやすく効率的に物件探しをしたいとなると考えなしに探していたら見つかりません。ここからは水商売の方必見の物件を探す方法を2つ紹介します。

紹介する方法を使うことで時間をかけずに高確率で物件を見つけることができます。ぜひ参考にしてください。

水商売の方向けの物件を探す

1つ目の方法は、「水商売OK」や「夜職歓迎」などが掲載されている物件を探すことです。ですが、基本的に数が少ないので希望にピッタリな物件を見つけるのは難しいです。具体的な数字でいうと、物件が100部屋あったとしてその内20〜30部屋程度しか水商売の人向けになっていません。

さらに、条件がピッタリな物件があっても住めないことが多いです。物件探しが難しい状況で狙い目なのが、水商売の人達が住んでいる「キャバクラマンション」と呼ばれるものです。

この物件には同じような生活リズムの人達ばかりが住んでいるので入居者同士のトラブルが起こりにくいです。ただし、こちらも数が少ないので不動産会社に直接相談して探してもらうことをおすすめします。

繁華街の近くにある物件を探す

2つ目の方法は、職場や繁華街の近くの物件を探すことです。なぜなら、水商売の人達の職場は風俗店やキャバクラ、ラウンジなどです。これらのお店は繁華街に多く、当然水商売の人達が住む物件も多いです。

そのため、繁華街を中心に探すと水商売をしている人でも借りやすい物件に当たる確率が高くなる可能性があります。繁華街のような夜遅くまで賑わう街だと昼夜逆転の生活リズムでもトラブルが起きるリスクは低くなります。

つまり、大家さんの立場だと貸してもいいという判断になります。夜のお店が集まる場所を狙って物件探しをするとあなたにピッタリの物件が見つかるかもしれません。

外国人オーナーの物件を探す

水商売で働いている方の入居を嫌がるのは、日本人の大家さんだけです。

そのため、外国人がオーナーをしている物件であれば、
職業に関係なく収入さえ証明できればスムーズに入居できる可能性が高いです。

水商売だけれど十分な収入はあるという方は、外国人オーナーの物件を探してみましょう。

外国人がオーナーをしている物件は、外国人向けの物件を取り扱っている不動産会社で
簡単に見つけることができます。

不動産会社によっては、外国人以外はNGのこともありますが家賃さえ支払えれば
問題ないケースも少なくないため探してみてください。

なお、外国人がオーナーの物件の場合は、引っ越し時にお部屋のクリーニングが
行き届いていなかったり、トラブルが起こった際に対応してもらえなかったりする
可能性もあるので、デメリットもよく考慮してから決めるようにしてください。

不動産屋で審査の緩い物件を紹介してもらう

4つ目の方法は、不動産屋で審査の緩い物件を紹介してもらう方法です。
不動産屋は、お部屋を探している側の人よりも物件に関する情報を多く持っており、これまで何度も審査の結果を見てきた経験があるため、業界歴が浅い方であっても審査の緩い物件を理解しています。

そのため、最初から審査に通過する見込みが薄い水商売という仕事に就いている場合は、不動産屋に正直に事情を説明して審査が緩い物件を紹介してもらうことがおすすめです。

審査に通過できる見込みが高い物件に絞ってお部屋を探せば、お部屋探しや引っ越しにかかるトータルの時間を短縮できます。

水商売をしていて審査に受からなそうだから審査の緩い物件を紹介してくれと説明することに抵抗がある場合は、水商売の方のお部屋探しに特化した不動産会社を利用してみましょう。

水商売の人におすすめの不動産屋

続いて水商売の人におすすめの不動産屋をご紹介します。

水商売の方は職業柄、生活や収入が不安定だと判断される可能性があります。ここで紹介する不動産屋はそれらの水商売のことを理解した会社です。参考にしてみてください。

Night賃貸

Night賃貸は、水商売専門の不動産屋で、審査通過率は驚異の90%以上です。
紹介実績は月100件と豊富なので、安心して依頼することが出来るでしょう。

ペットOKの物件や、タワマンも紹介してもらえるなど、取り扱っている物件も様々。
さらに最短3日で入居することも可能なので、仕事が決まって、急いで物件を探している人にも最適です。

ただし、紹介可能な物件が首都圏のみになっているので、注意が必要です。

物件探しを依頼する【無料】

水Room

水Roomは、Night賃貸同様、水商売専門の不動産屋です。
10年以上の実績があり、水商売の方を入居審査に通すプロといっても過言ではないでしょう。

保証会社と提携をすることで、独自のノウハウを構築しているようです。
また成約率は98.8%、顧客満足度は3年連続No.1という、高い実績があります。

物件探しを依頼する【無料】

東京ルームナイト

東京ルームナイトは、Night賃貸・水Room同様に、水商売専門の不動産屋です。
来店不要で、スマホから物件を見ることが出来ることが最大のメリットでしょう。

8年間の運営で、月200件を超える物件紹介実績があり、家賃が200万を超える高級物件の審査通過歴もあるそうです。
また無職の方・フリーターの方でも対応可能で、最短で3日で入居することも可能という強みがあります。

物件探しを依頼する【無料】

イエプラ

イエプラは来店せずにアプリやLINEのチャットで気軽にお部屋探しができる不動産屋です。

営業時間は午前9時半から深夜0時までととても長く、忙しい方や生活が不規則な方でも利用可能です。他の不動産では未公開の物件を見ることができ、お部屋探しの幅が広がります。

さらにイエプラにおとり物件はありませんので、気になった物件は確実にチェックすることができます。遅い時間まで相談や部屋探しを斡旋してくれるため、水商売の方におすすめの不動産会社です。

スタッフは審査のことを熟知しており、豊富な経験を活かして入居審査にがスムーズに進めてくれます。保証人がいなくても入居可能な物件なども紹介しています。そのためたくさんのお部屋から気にいるものを選ぶことが可能です。

お部屋探しサロンKURESTA

お部屋探しサロンKURESTAは水商売の方の入居審査に強い不動産会社です。

スタッフの中には水商売経験者が多く在籍しています。水商売歓迎物件などを紹介しており、水商売の方特有の悩みを真剣に考えたサポートをしてくれます。勤務地やこだわりからお部屋を選ぶことも可能で、妥協しないお部屋選びができます。入居者へのサポートが充実しているという特徴があります。

アフターサポートが充実しており、入居後のトラブルなどにもすぐに対応してくれます。家具・家電レンタルサービスもあります。引っ越してきたばかりの人やお金を物を増やしたくない人に嬉しいサービスです。

さらに独自のクレスタ相談室ではお部屋のことだけでなく、美容系の悩みを相談することが可能です。

みずべや

みずべやは水商売の人向けの不動産屋です。東京都新宿区に2店舗あります。

水商売の経験がある方がスタッフとして在籍しているため、水商売に従事する方への物件紹介に強いです。営業時間は午前10時から午後8時までです。電話での問い合わせには24時間対応しており、不規則な生活になりがちな水商売の方でも自分の都合に合わせて問い合わせをすることができます。

女性のスタッフも多く在籍しており、悩みを相談しながら部屋探しをすることができます。ラインやインスタグラムで最新情報を毎日更新しています。入居審査通過率も高いため、水商売の方におすすめの不動産会社です。

お水の賃貸

お水の賃貸は首都圏で働く水商売の方を応援する不動産会社です。

初期費用や保証人など、引越しの際の悩みを手助けしてくれます。上京したいけどまだ仕事が決まっていない人や、審査や費用面に不安がある方におすすめです。

水商売業界のことを熟知したスタッフが対応してくれるため、職業柄不規則になる生活スタイルや収入面のことを踏まえた上でお部屋探しをサポートしてもらえます。

忙しい方でもラインで問い合わせをすることが可能です。多種多様な物件を取り扱っており、新築のマンションやペット可の物件も取り扱っています。家具家電付きの物件などを紹介しています。

お水の賃貸はこれから上京して働き始める方に特におすすめできる不動産会社です。

水商売の人向けの不動産屋がおすすめな理由

水商売で働いている場合、水商売を仕事にしている人向けの不動産屋を利用することがおすすめです。
何故かというと、水商売の人向けの不動産屋は、水商売で働いている人でも過去に審査を通過できた賃貸物件や水商売の人が現在進行形で住めている賃貸物件を多数取り扱っているからです。

水商売以外の仕事をしていない人でも審査に受かる可能性の高い物件を多数取り扱っているため、最初から受かる確率が高いお部屋を紹介してもらうことができ、結果としてお部屋探しにかかる時間を圧倒的に短縮できます。

水商売の人向けの不動産屋は、水商売という仕事に理解があるスタッフが在籍しているため、嫌な思いをする心配もありません。

水商売専門不動産Ｒ(アール)

水商売専門不動産R（アール）は新宿と池袋に店舗を持つ不動産屋です。

水商売業界で働く方を専門とした不動産会社で、「小悪魔ageha」に記載されていることから高い知名度を誇ります。入居審査に通らなかったり、選べる物件が少なかったり、住めるエリアが限られていたりなど水商売の方が部屋を探すときに直面する悩みをサポートしてくれます。

Rではお客1人につき1人のスタッフが専属でつきます。そのため悩みや事情を理解したスタッフが最後までお部屋探しのサポートをしてくれます。店舗の営業時間は午前10時から午後7時までですが、ラインでのお問い合わせには24時間対応しています。

お部屋探しに妥協したくない方へおすすめの不動産会社です。

水商売の人が賃貸探しをする際の注意点4つ

次に水商売の人が賃貸探しをする際の注意点を紹介します。
水商売の人が賃貸探しをする際は、下記の4つの点に注意しましょう。

「審査なし」の広告には気をつける

水商売やフリーターのように賃貸の審査に通過することが難しい方は、審査なしと宣伝されているお部屋を見ると魅力的に感じるかもしれません。

しかし、正直なところ「審査なし」と宣伝しているお部屋はおすすめできません。
なぜかというと大抵の審査なし部屋には、審査を無くさなければ人に借りてもらえないような特殊な事情があるケースが多いからです。

よくある事情は、事故物件や隣接するお部屋に問題のある住民が住んでいるなどです。
水商売やフリーターの方であっても、探せば借りられるお部屋はたくさんあるため、できることなら問題のある可能性が高い審査なし部屋は契約しないことがおすすめです。

賃貸は一度契約をしてしまうと、やり直しに数十万円単位でお金がかかるのでよく考えてから契約するようにしてください。

賃貸契約書の内容をよく確認しておく

賃貸を契約する際は、必ず賃貸契約書の内容をよく確認するようにしましょう。
賃貸契約書には、そのお部屋の契約に関することが全て書かれています。

稀に確認をせずに適当にサインをしてしまう方がいますが、契約書は内容を読んでいなかったとしてもサインをした時点で記載された内容に同意をしたこととなり、普通では考えられないような内容が記載されていたとしても後から文句を言うことはできなくなってしまいます。

普段は見慣れないような難しい文体で書かれていることから読むのが億劫に感じる気持ちはわかりますが、面倒だからと言って適当に対応すると後々不利益を被るのも自分です。

わからないことは対応してくれているスタッフに聞いて問題ないため、契約書の内容が理解できてから契約を結ぶようにしましょう。

お店が契約する賃貸は入居条件が厳しい

水商売の場合は、お店が寮などの賃貸を用意しているケースが多く、それを宣伝文句にしていることも珍しくありません。

しかし大抵のお店が用意した賃貸は、入居するための条件が細かく設定されており、その条件に見合った働きをしていなければ入居することができません。

また入居自体は誰でも可能な代わりに、お店を辞めて退去する際に相場の倍以上の退去費用を請求されるケースもあります。

お店が契約している賃貸を借りてしまうと、お店も辞めずらくなる上にトラブルに巻き込まれてしまった際に警察に相談しにくいため、借りる際は慎重に決めるようにしましょう。

どうしようもない事情がない限りは、自力でお部屋を契約することがおすすめです。

お店やお客さんなど他人名義で借りるとトラブルになりやすい

水商売に就いている場合、一般的な事務職などの仕事に就いている方よりも賃貸を契約しにくい傾向があることからお店のオーナーやお客さんが好意で「代理で契約してあげようか？」と言ってくることも珍しくないかと思います。

しかし、お店の関係者やお客さんに名義を借りて代理で契約を結んでもらうと、後々ストーカーや恩を返すことを強要されるといったトラブルに陥る可能性が高まります。

今働いているお店で死ぬまで働こうと考えているわけではない場合は、やめる際にトラブルに巻き込まれないためにも仕事関係の方に名義を借りることはおすすめできません。

自分の身を守れるのは自分しかいないため、好意での申し出であっても他人の名義は気軽に借りないようにしましょう。

アリバイ会社という選択肢も有効な理由

入居審査になかなか通過できない場合、アリバイ会社を使うという選択肢もあります。ここではアリバイ会社を使うことがなぜ有効なのかを紹介します。審査に落ちた際の参考にしてみてください。

アリバイ会社とは

アリバイ会社とは収入や勤務地、雇用会社などを偽装し、あたかもそこで働いているかのように対応をしてくれる会社です。

利用者のために偽物の勤務情報を用意します。利用用途は賃貸の契約や、クレジットカードやローンなどの審査から、保育園への入園時や家族に職業を隠すときなどに用いられます。偽装した給与明細などを発行してくれる他、在籍確認なども請け負ってくれます。

アリバイ会社を利用すると、まるでそこで本当に働いているかのように振る舞うことが可能です。

理由①：部屋を借りるには入居審査が必須

不動産会社から物件を紹介してもらうときには入居審査を避けて通ることはできません。

審査に用いられるのは申請者の身分、収入、信用情報などです。特に収入は、家賃を支払うことが可能かどうかを判断する材料となるため非常に大切な要素です。ここでカギになるのが勤務先の会社の情報です。長期的に安定している会社かどうかを確認されます。

部屋を借りるためには入居審査を通過する必要があり、勤務先情報はここで重要な判断材料となります。

理由②：無職の審査通過率は10%

入居審査する際に大事なのは家賃を支払う能力の有無です。

安定した収入があり、長期的に家賃を支払っていけるかどうかがチェックされます。そのため無職の方はこの点で入居審査を通過するのが難しいと言われています。無職の方が審査を通る可能性は約10％ほどだとされています。アリバイ会社を用いることで、この点を偽装して入居審査に臨むことが可能です。

無職の方は残高証明書を提出すれば審査に通りやすくなることもありますが、念のためにアリバイ会社も利用すると通過確率が上がるでしょう。

賃貸の入居審査に落ちてしまった時の対応をご紹介

入居審査に落ちないように気をつけて審査を受けた場合であっても、何らかの理由により落ちてしまうこともあるかもしれません。そんなときは、入居審査に落ちた理由を確認して、それに対処する方法を考えてみましょう。

このたびは、入居審査に落ちてしまった時の対応の仕方をいくつか紹介します。これらの対応のなかで、自分ができそうなことを考えて、次こそは通るようにしっかりと準備を進めていきましょう。

対応①賃貸物件や保証会社を変更する

一度、入居審査に落ちてしまった物件は、たとえ条件を変えて再度審査をお願いしたとしても、その物件の審査に通るのは困難であるといえます。ですから、入居審査が通りやすい別の賃貸物件を探すのが賢明でしょう。

注意すべき点は、一度入居審査に落ちてしまうと、その情報が信用情報機関に5年間残ってしまうということです。ゆえに、次の物件の入居審査における保証会社が『信販系』であれば、信用情報機関の記録が閲覧されてしまうため、ほぼ100％落ちてしまいます。ですから、不動産屋は『信販系の保証会社』ではなく『独立系の保証会社』と取引のあるところを選ぶことが大切です。

それから、前の項で述べたとおり、繁華街に近い物件を持つ大家さんは、水商売の人の事情がよく分かっていて、なかには保証会社を通さなくても賃貸契約ができることもあるようです。ただし、このような物件はインターネット上で非公開となっていることが多く、自力で探すのは困難です。ですから、水商売をやっている知人に聞いたり、繁華街の物件に詳しい不動産屋に聞いたりして、探してみると良いでしょう。

対応②水商売の入居に強い不動産屋にする

賃貸の不動産屋は、数多く存在しますが、それぞれ扱っている物件が違いますし、得意分野や強みも様々です。一般的な不動産屋ですと、水商売の人が賃貸物件を借りるのは難しくなります。しかし、繁華街の近くでは「水商売で働く人に特化した不動産屋」を営んでいる事業者がいます。

このような事業者は、水商売の人の悩みに応えようという理念で不動産屋を起業したはずです。水商売の人たちは、借金があったり保証人がいなかったりと、事情を抱えている人が多く、一般的な不動産屋で物件を借りるのは難しいということも分かっています。ですから、不動産屋選びに迷ったら、まずは水商売特化型の不動産屋を探して相談してみましょう。きっと、物件探しから入居までを、しっかりと支援してくれるでしょう。

対応③預金審査が出来る物件にする

預金審査とは、収入の不安定な人が、家賃を支払い続けるに十分な預金がある通帳のコピーを提出して審査をうけることをいいます。水商売の人は、収入が不安定なことが多く審査に通るのは難しいですが、家賃24か月分以上に相当する十分な預金があれば、家賃の支払いができると認められて、入居審査に通る可能性があります。

一般的に、高級な物件は入居審査が厳しいことが多く預金審査は難しいかもしれません。しかし、お手頃な家賃の物件のなかには、預金審査によって入居審査が通る物件があるようです。ただし、預金さえあれば必ず通るということではないようです。大家さんや不動産屋は、入居者の人柄をよく見ています。お金にルーズであるという印象を与えてしまったならば、家賃を後回しにして使いかねないと予想されてしまいます。賃貸契約は、家賃さえ支払えれば良いということではなく、人としての印象が決め手になることもあるということを頭に入れておきましょう。

保証人か家賃保証会社を利用して再審査する

審査に何度も落ちてしまう場合は、保証人か家賃保証会社を利用して再度審査を受けることがおすすめです。

保証人を付けた状態で審査に落ちているなら家賃保証会社を、家賃保証会社の審査に落ちてしまっているなら保証人を立てるようにしましょう。

大家さんは家賃を絶対に滞納されたくないと考えているため、審査に落とされた場合は大抵収入面を不安視されたことが原因だと考えられます。

自分の収入を増やすことは簡単には実現できませんが、保証人を立てることや家賃保証会社を利用するだけであれば簡単に行えるため、ぜひ検討してみてください。

なお、保証人は誰でもなれるわけではなく自分の収入と同程度またはそれ以上の収入があることが求められます。
無職の方や年金暮らしの方を保証人にすることはできないので注意しましょう。

水商売の賃貸探しについてよくある質問

最後に水商売の賃貸探しについてよくある質問をまとめて紹介していきます。
今回紹介するのは、下記の3つ質問です。

夜職ですが賃貸契約は可能ですか？

夜職に就ている方であっても、お部屋を選べば必ずどこかしらの賃貸を契約することが可能です。
しかし夜職の方は、やはり昼職の方よりも審査が厳しい傾向にあり、十分な収入があっても職業だけで審査を落とされてしまうことも珍しくありません。

夜職の方にも寛容な方がオーナーの物件や、夜職に偏見を持っていない方が大家をしている物件以外は審査難易度は上がってしまうので注意しましょう。

スムーズに引っ越し先を決めたい場合には、夜職向けの物件に特化した不動産会社やお部屋探しサイトを利用することがおすすめです。

夜職というだけで不動産会社で門前払いされることはないため、お部屋を探している方は勇気を出して相談に行ってみましょう。

水商売をしています、貯金が300万あれば賃貸は借りれますか？

水商売は賃貸の審査が厳しいとよく言いますが、それは収入面の問題だけではありません。
収入面以外にも、普通の社会人と生活リズムが違うことやストーカーといった人間関係のトラブルが起こりやすいことなどもあり、審査が特別厳しいと言われています。

そのため、貯金が300万円あったとしても水商売というだけで審査を落とされるケースは珍しくありません。

300万円もの貯金があれば、探せばどこかしらお部屋は借りることができますが、300万円の貯金を見せることで全ての賃貸がどこでも借りられるようになるわけではないので注意しましょう。

水商売という理由で賃貸の審査に不安を感じている場合は、水商売に特化した不動産会社などを利用することがおすすめです。

保証人なしでも賃貸は借りれますか？

保証人なしでも賃貸は借りられます。
しかし保証人がいない場合は、いる場合と比べて借りられるお部屋の選択肢が少なくなってしまう可能性が高いです。

また、保証人は誰でもなれるわけではなく、友人や知人、同僚といったように血縁関係がない人の場合には大抵審査で落とされるので注意が必要です。

保証人を頼む相手がいない方は近年増えてきており、保証人の代わりの役割を担ってくれる保証会社というサービスも存在しています。

利用する不動産会社によっては、保証人がいない場合は保証会社を利用すればOKなケースもあるため、保証人を頼める相手がいない方はお部屋探しの際に不動産屋に相談してみましょう。

保証人がいないだけでお部屋が借りられなくなることはありません。

保証人になってくれる人がいない時はどうすればいいですか？

親族に保証人になってくれる相手がいない場合や、親族を保証人に選ぶことで自分の職業が水商売だということがバレたくない場合は家賃保証会社を利用しましょう。
家賃保証会社とは、お金を払うことで保証人のような役割を担ってくれるサービスのことです。

あやしいサービスに感じるかもしれませんが、家賃保証会社を利用することは現代では一般的であり、賃貸物件によっては連帯保証人ではなく家賃保証会社の利用を指定されるケースもあります。

家賃保証会社を利用すれば、保証人を立てることができない方であってもお部屋を借りることが可能です。

水商売だと賃貸の審査に通りにくい？入居審査に通るコツのまとめ

水商売の方が賃貸物件の入居審査を通るのは難しいです。まず、保証会社や管理会社の審査が大きな壁となります。「収入や支払い能力に不安がある」「連帯保証人を立てられない」となると断られる確率が高くなります。

大きな壁をクリアしても他の入居者との生活リズムの違いでトラブルが起きる可能性があるので大家さんの審査も厳しくなります。クリアしないといけない壁はいくつもありますが方法はあります。

「アリバイ会社の利用」や「水商売の方向けの不動産会社を利用」などを駆使して入居審査に通りやすい物件を探し当てることができます。水商売の方向けの物件を探す方法があるので効率的に入居審査に通りやすい物件探しをしていきましょう。