「家賃の支払いに毎月遅れているけど引っ越しはできるのかな…?」
家賃の支払いを遅れた経験があると、引っ越しの審査が不安になるかと思います。

本記事では、家賃の支払いが毎月遅れると入居審査は難しいのかについて詳しく紹介していきます。
入居審査に影響を及ぼすケースと及ぼさないケースをそれぞれ詳しく紹介するので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • 家賃滞納が入居審査に影響を及ぼす条件
  • 保証会社ごとの審査の難易度
  • 滞納歴のある人が審査を突破するコツ

家賃の支払が毎月遅れると入居審査は難しい?

家賃の支払が毎月遅れると入居審査は難しい?

家賃の支払いの遅れは、必ずしも入居審査に影響を及ぼすわけではありません。
これまで毎月のように家賃の支払いに遅れていたとしても、入居審査を実施する会社次第では苦労せずに審査を突破できることもあります。

家賃の支払いが毎月遅れると入居審査は難しい?

  • 入居審査に影響を及ぼすケース
  • 入居審査に影響を及ぼさないケース

入居審査に影響を及ぼすケース

これまで毎月家賃の支払いを遅れていた方が入居審査を突破しづらくなるのは、以下のようなケースです。

入居審査に影響を及ぼすケース

  • 信用情報に家賃滞納歴が残っている時
  • 信販系や信用系保証会社を利用する時

2~3ヶ月間家賃を滞納すると信用情報に家賃の滞納を記録される場合があります。
信用情報に家賃滞納の記録が残ると、信用情報をチェックする信販系保証会社の審査は突破が困難になります。

入居審査に影響を及ぼさないケース

以下のようなケースであれば、家賃の支払いの遅れが入居審査に影響を及ぼすことはありません。

入居審査に影響を及ぼさないケース

  • 保証会社を利用しない場合
  • 滞納歴を確認されない保証会社利用時

保証会社を利用すると基本的に入居審査で過去の滞納歴を確認されます。
しかし、保証会社が滞納歴を確認する範囲は会社ごとに異なり、中には自社での滞納歴以外はチェックしない会社も存在します。

自社での滞納のみチェックする会社や、保証会社の契約が必須ではない物件であれば、これまで毎月家賃を滞納していたという方でも審査の通過は難しくありません。

家賃の支払いに毎月遅れる人が入居審査を突破しにくい理由は?

家賃の支払いに毎月遅れる人が入居審査を突破しにくい理由は?

家賃の支払いに毎月遅れる人が入居審査を突破しにくい理由は、家賃滞納歴がある人にお部屋を貸すと、貸したお部屋の家賃を滞納される恐れがあるからです。

家賃を滞納する行為は賃貸借契約に違反しており、大家さんや保証会社は家賃を滞納する可能性がある人にお部屋を貸したいとは考えていません。

家賃を既に滞納したことがある方は、1度も滞納した経験がない人と比較して、再度家賃を滞納する可能性が高いと考えられるので、入居審査の突破が難しくなっています。

保証会社別の審査難易度

保証会社別の審査難易度

入居審査を行う保証会社には、信販系と信用系(協会系)、独立系の3つの種類が存在し、保証会社の種類ごとに審査の難易度には大きな差があります。
保証会社の種類別の審査難易度を紹介します。

保証会社別の審査難易度

  • 信販系
  • 信用系
  • 独立系

信販系

信販系は主にクレジットカード会社が運営する家賃保証会社で、審査では個人信用情報がチェックされます。

保証会社の種類の中では、信販系が最も審査の難易度が高いと言われており、家賃の滞納で信用情報に傷がついている方には審査の突破が困難です。

信販系に分類される保証会社では、自社での滞納履歴に加えて、信用情報へ記載された家賃滞納歴が確認されます。

家賃の滞納やクレジットカードの滞納で信用情報に傷がある方や、自己破産をした方には審査の通過が難しく、おすすめできません。

信販系の主な保証会社

  • アプラス
  • エポスカード
  • オリエントコーポレーション
  • ライフ
  • セゾン
  • セディナ
  • ジャックス

信用系

信用系は、LICCやLGOといった家賃保証会社の協会に加盟している会社のことを指します。
信用系の保証会社は、同じ協会に加盟している会社間で問題を起こした利用者の情報を共有しており、信用系での滞納歴がある方は審査の突破が困難です。

例えばLICC加盟会社Aで家賃を滞納したことがある方は、LICC加盟会社Bの審査を通過できる見込みは薄いといえます。

家賃を滞納した経験がある方は、滞納した会社が信用系ではなかったか確かめておくと良いでしょう。

信用系の主な保証会社

  • アーク
  • アルファー
  • エルズサポート
  • 興和アシスト
  • ジェイリース
  • ニッポンインシュア

独立系

独立系は、信販系と信用系以外の独自の基準で審査を行う保証会社のことを指します。
信販系や信用系と比較して審査の難易度は低めなことが特徴で、審査時に他社での滞納歴や信用情報は確認されません。

家賃の滞納で信用情報に傷がある方やLICC・LGOで家賃を滞納している方は、独立系の保証会社を中心に審査へ申し込むと良いでしょう。

独立系の主な保証会社

  • アールエムトラスト
  • イントラスト
  • SFビルサポート
  • オーロラ
  • CAPCO AGENCY
  • 総商
  • セブン総合保証協会

家賃の支払いに毎月遅れる人が賃貸審査を突破するコツ

家賃の支払いに毎月遅れる人が賃貸審査を突破するコツ

家賃の支払いに毎月遅れる人が賃貸審査を突破するコツは、以下の通りです。

家賃の支払いに毎月遅れる人が賃貸審査を突破するコツ

  • 滞納していた保証会社の利用は避ける
  • 信販系保証会社の利用は避ける
  • クレジットカード払いの物件は避ける
  • 保証会社が不要な物件を選ぶ
  • 親族に代理契約を任せる
  • アリバイ会社を利用する

滞納していた保証会社の利用は避ける

家賃を1度でも滞納したことがある方は、お部屋探しを開始する前に家賃を滞納した保証会社の確認をしてみましょう。

各家賃保証会社では独自に家賃滞納の記録を管理しているため、信用情報に滞納履歴が載っていなくても、過去にその保証会社で家賃を滞納していた場合は、審査に悪影響を及ぼす可能性があります。

入居審査を突破するには、家賃を滞納した保証会社の利用を避けることが大切です。

信販系保証会社の利用は避ける

信用情報に傷がある時は、信販系と呼ばれる信用情報をチェックする保証会社では審査の突破が困難です。
入居審査に申し込む際は、信販系の保証会社の利用が必須な物件は避けましょう。

入居審査を申し込む際に利用できる保証会社の種類は物件ごとに決められており、審査へ申し込む前に確認できます。

信用情報に傷があるとわかっている方は、不動産屋に打ち明けてからお部屋探しを始めた方が、審査に通過しやすい物件を紹介してもらえるでしょう。

クレジットカード払いが必須の物件は避ける

クレジットカード払いが必須の物件を選ぶと、保証会社が何系であっても信用情報の確認が入ります。
そのため、家賃を滞納したことがある方は、できる限りクレジットカード払いが必須の物件を避けることがおすすめです。

家賃の支払い方法がクレジットカード払いのみの物件は、入居審査を申し込む前にお部屋情報から確認できるので、忘れずに確認してください。

なお、クレジットカード払いにも対応しているけれど、口座振替や払込票にも対応している物件は申し込んでも問題ありません。

保証会社が不要な物件を選ぶ

保証人を立てられる方は、保証会社が不要な物件を選ぶ方法もおすすめです。
賃貸契約時には保証会社と契約するケースが一般的となりましたが、物件によっては保証会社が不要な物件も存在します。

保証会社が不要な物件を選ぶメリット

  • 保証会社の滞納が審査に影響しなくなる
  • 信用情報が審査に影響しなくなる
  • 保証会社の利用料がかからなくなる

保証会社と契約しなければ保証会社での滞納歴が審査に影響しなくなり、審査の通過が簡単になります。
保証人が立てられる方は、保証会社が不要な物件も検討してみてください。

親族に代理契約を任せる

親族を頼れる方は、代理契約を選ぶ方法もあります。
代理契約とは、入居者とは異なる方が入居者に代わって賃貸を契約する方法のことです。

代理契約では代理の契約者が審査の対象となるため、入居者の家賃滞納歴は審査に影響しなくなります。
両親や兄弟、姉妹などの親族が頼れる方は、家賃を滞納したことがあると打ち明けて代理契約を頼めないか確認してみましょう。

アリバイ会社を利用する

家賃の滞納経験から入居審査に不安がある方は、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは、利用者が賃貸審査をスムーズに突破できるよう様々なサポートを提供するサービスです。

アリバイ会社を利用すれば、有利な職業や収入があるものとして入居審査を受けられます。
1回あたり3~5万円程度の費用で審査の通過確率を大きく高められるため、入居審査が不安な時はアリバイ会社の利用を検討してみてください。

なお、アリバイ会社のサービスで信用情報を書き換えたり、滞納歴を消したりすることはできません。

家賃の支払いはどのくらい遅れると審査に影響する?

家賃の支払いはどのくらい遅れると審査に影響する?

家賃の支払いは、数日程度の遅れであれば今後引っ越す際の入居審査に悪影響を及ぼすことはありません。
家賃の支払いがどのくらい遅れると審査に影響するのか紹介します。

家賃の支払いはどのくらい遅れると審査に影響する?

  • 2~3ヶ月の滞納で載る可能性がある
  • ブラックリストの記録は5年以上残る

2~3ヶ月以上の滞納でブラックリストに載る可能性がある

家賃は一般的に2~3ヶ月以上連続で滞納し続けるとブラックリストに載る可能性があると言われています。

数日程度の遅れや1ヶ月前後の遅れであれば、ブラックリストには載らないので、どうしても家賃の支払いに遅れそうな時は1ヶ月以内に支払いましょう。

一切連絡をせず2~3ヶ月滞納するとブラックリストに載るだけでなく、強制退去へと発展する恐れがあります。

家賃の支払いに遅れる時は、事前に事情があり期日までに支払えないことと、いつ頃滞納分を支払える予定なのか管理会社や保証会社に連絡しましょう。

ブラックリストに載ると5年間は記録が残る

1度ブラックリストに載ると、家賃の滞納分をすべて支払い終えてから5年間は記録が残ります。
3ヶ月程度の支払いの遅れで、今後5年間は賃貸審査や金融審査が不利になることを覚えておきましょう。

既に家賃の滞納がブラックリストに記録されている方は、なるべく早く滞納分を完済することが信用情報を回復させるための近道になります。
なお、ブラックリストに載っている記録は、時間の経過以外で削除されることはありません。

家賃の支払いに毎月遅れる人が自分の信用情報をチェックする方法

家賃の支払いに毎月遅れる人が自分の信用情報をチェックする方法

これまで家賃の支払いが毎月遅れていたのであれば、信用情報に傷がついていると考えられます。
信用情報の傷の有無は入居審査に大きく影響するため、あらかじめ自分の信用情報をチェックしておきましょう。

ここでは最も手続きが簡単なインターネットで開示する手順を紹介します。

自分の信用情報をチェックする方法

  • CIC
  • JICC
  • KSC

CIC

STEP.1
利用の承諾
CICで開示請求を行うには、まずインターネット開示申し込みページから利用の承諾を行う必要があります。
STEP.2
個人情報の入力
利用の承諾が完了したら、個人情報を入力して手数料の支払いを済ませます。手数料はインターネット開示の場合500円です。
STEP.3
入力内容の確認
入力した個人情報が表示されるので、間違いがないかよく確認したら申し込みボタンをクリックしましょう。
STEP.4
結果の確認
インターネット開示の場合、申し込みが完了したらすぐに結果が表示されます。結果は5分以内にダウンロードしてください。

JICC

STEP.1
アプリのダウンロード
JICCではインターネット開示に便利な専用スマホアプリが用意されています。まずはアプリをダウンロードしましょう。
STEP.2
本人確認
アプリを立ち上げると開示結果の受け取り方法が選択できるので、スマホで受け取りを選択して、マイナンバーカードで本人確認を行ってください。
STEP.3
個人情報の入力と支払い
必要な個人情報を入力したら、最後に手数料を支払う必要があります。手数料はスマホ受け取りの場合1,000円です。
STEP.4
結果の確認
結果は申し込み後1~3日程度で届きます。

KSC

STEP.1
メールアドレスの登録
KSCで開示請求をするには、まずメールアドレスを登録する必要があります。登録したメールアドレスは、手続きの途中で変更できません。
STEP.2
個人情報の入力と本人確認
メールアドレスの登録が完了したら個人情報を入力します。本人確認にはマイナンバーカードと公的個人認証を搭載したスマートフォンが必要です。
STEP.3
手数料の支払い
本人確認終了後、手数料を支払ったら申し込み手続きは完了です。
STEP.4
結果の確認
結果は登録したメールアドレスに届く、ダウンロードURLから確認できます。

家賃の支払いが毎月遅れる人からよくある質問

家賃の支払いが毎月遅れる人からよくある質問

最後に家賃の支払いが毎月遅れる人からよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の2つの質問です。

よくある質問

  • 家賃を毎月遅れると退去させられる?
  • 家賃の滞納経験は不動産屋に話すべき?

家賃の支払いに毎月遅れていると退去させられますか?

どの程度遅れているのかによって強制退去させられる可能性があるかは変わってきます。
一般的に強制退去へと発展するラインは3ヶ月以上の滞納と言われており、毎月支払いに遅れていても、期日から数日程度の遅れや1ヶ月程度の遅れであれば強制退去にはなりません。

毎月のように家賃の支払いが遅れている場合、そのまま滞納が3ヶ月以上続くリスクもあります。
特に、給料日の関係で支払い期限に間に合わないなどの事情がある方は、早めに管理会社や家賃保証会社に相談することをおすすめします。

家賃の滞納経験があることは不動産屋に打ち明けるべきですか?

家賃の滞納経験がある方は、あらかじめ不動産屋に滞納歴を打ち明けることがおすすめです。
入居審査を実施する保証会社や管理会社では、申込者が過去に家賃を滞納していないかチェックしており、家賃の滞納歴がある方は基本的に審査を突破できません。

あらかじめ不動産屋に滞納歴のある会社がどこなのか伝えていた方が、審査を突破しやすい物件の紹介が受けられるので、可能な方はお部屋を探し始める前に不動産屋へ打ち明けてみましょう。

【まとめ】家賃の支払いが毎月遅れる人でも賃貸契約は可能

【まとめ】家賃の支払いが毎月遅れる人でも賃貸契約は可能

本記事では、家賃の支払いに毎月遅れていると賃貸審査は厳しいのかについて紹介しました。
家賃の支払いが毎月遅れていたとしても、賃貸審査に悪影響を及ぼすとは限りません。

滞納した保証会社や、滞納した会社と提携している保証会社を避ければ、賃貸審査の突破は可能です。
信販系や信用系といった家賃滞納歴の確認範囲が広い保証会社で滞納している方は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。

アリバイ会社とは賃貸審査を有利にできるサービスで、契約するだけで賃貸審査の突破の可能性を高められます。

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