三菱地所が管理している賃貸の審査難易度は厳しい？審査を受ける際の流れと審査で見られるポイントを紹介

「三菱地所が管理している賃貸の審査は難しいのかな…？」
入居申し込みを行う時に、審査が難しくないか、落とされないか気になる方は多いかと思います。

本記事では、三菱地所が管理している賃貸は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。

三菱地所が管理している賃貸の審査は厳しい？

三菱地所が管理している賃貸物件の審査難易度は、利用する保証会社によって変わります。
三菱地所も審査は行っていますが、三菱地所の前に実施される保証会社の方が審査の突破は難しく、保証会社の審査を突破できなければ管理会社である三菱地所の審査にたどり着くことはできません。

利用できる保証会社は物件ごとに決められており、保証会社の審査に通過できたにもかかわらず三菱地所の審査で落とされるケースは非常にまれです。

三菱地所管理物件で利用できる保証会社は、物件によって異なりますが、多くの物件ではSBIギャランティが採用されていると言われています。

三菱地所とは

三菱地所は、商業施設や住宅、オフィスビルなどの開発と管理を行っている総合不動産会社です。
丸の内ビルディングや横浜ランドマークタワー、大手町ビルなどを所有しています。

商号	三菱地所株式会社
設立年月日	1937年5月7日
資本金	142,414,266,891円
本社所在地	東京都千代田区大手町1-1-1 大手町パークビル

三菱地所が管理している賃貸物件は、一般的なお部屋探しサイトにも掲載されています。
ブランドマンションとしては、ザ・パークハウスとザ・パークハウスグランが有名です。

三菱地所の賃貸審査を受ける際の流れは？

三菱地所の賃貸審査を受ける際のおおまかな流れは、以下の通りです。
入居審査に申し込むには原則内見を行う必要があります。

物件を探す

賃貸審査を受けるには、まず申し込み物件を決める必要があります。
三菱地所の管理している物件は、一般的なお部屋探しサイトや不動産仲介業者でも探せますが、三菱地所管理物件のみに絞って探したい際は「三菱地所の住まいリレー」というサイトを利用すると便利です。

三菱地所の住まいリレーは三菱地所グループが運営する売り手と買い手を繋ぐサイトで、物件の検索からお問い合わせまでサイト内で行えます。

同時に2部屋申し込むことはできませんが、落ちる可能性を考慮して第2希望の物件まで目星をつけておくと良いでしょう。

入居審査に申し込む

住みたい物件が見つかったら、次は入居審査への申し込みを行います。
入居申し込み手続きは、不動産屋から詳しく説明が受けられ、初めての方でも迷う心配はありません。

申し込み時に必要になる書類は、以下の通りです。

なお、入居審査は不動産屋を複数社利用することで2部屋以上同時に申し込めますが、同時に複数のお部屋に申し込んでいると気がつかれると必ず審査に落とされます。

審査を受ける

申し込みが完了したら審査が開始されます。
審査には1週間前後の時間がかかり、結果は不動産屋経由で伝えられます。

審査では、緊急連絡先相手や勤め先に確認電話を入れられることがあるので、申し込みが完了したらなるべく早めに相手に伝えておきましょう。

確認電話は、申込者にかかってくるケースもあり、かかってきた時は対応しないでいると審査が中断されます。

契約する

審査が突破できたら契約になります。
契約に必要な書類は以下の通りです。

人によっては、以下のような書類も必要です。

必要な書類	提出が必要な人
火災保険の加入申込書/保険加入申告書	任意保険に加入している人
自動車検査証/標識交付証明書	駐車場またはバイク置き場を利用する人
ペットの写真/狂犬病予防注射済証/保健所犬鑑札	ペットを飼育する人

三菱地所が管理している物件の審査項目は？

三菱地所が管理している物件では、以下のような項目が審査でチェックされます。

家賃を問題なく支払える収入があるか

審査では確実に家賃を問題なく支払える収入があるかをチェックされます。
収入に見合わない家賃のお部屋を選ぶと、審査に落とされるため注意が必要です。

家賃の3倍の月収を目安に審査が行われるので、以下の表を参考に自分の収入に見合った家賃のお部屋を選びましょう。

月収	家賃の目安
12万円	4万円
15万円	5万円
18万円	6万円
20万円	66,000円
25万円	83,000円
30万円	10万円

信用情報にネガティブな情報が登録されていないか

利用する保証会社によっては、審査で信用情報が確認されます。
信用情報とは、個人の信用状況を示す情報のことで、支払いの延滞歴やクレジットカードの契約情報、破産歴などが記録されています。

信用情報のチェックが実施されるのは、信販系保証会社利用時のみです。
信用情報にネガティブな情報が登録されているとわかっている方は、信販系以外の保証会社を利用すると良いでしょう。

どのような仕事をしているか

審査では、収入と合わせて雇用形態や勤続年数、職種などがチェックされます。
家賃に見合った収入があっても、雇用形態や勤続年数、職種によっては審査に落とされる可能性があります。

審査で不利な属性は、以下の通りです。

仕事に関する情報は、どこの保証会社利用時にもチェックされます。
審査で不利な属性の方は、アリバイ会社の利用を検討してみると良いでしょう。

過去に家賃の滞納やトラブルを起こしていないか

審査では、過去の家賃滞納歴とトラブル歴も確認が入ります。
滞納歴やトラブル歴がある方は、契約後に滞納やトラブルを起こす可能性があると判断され、審査に落ちやすくなるので注意が必要です。

確認が実施される範囲は、以下の通りです。

信販系	自社の履歴に加えて信用情報まで確認が入る
協会系	自社の履歴に加えて、同じ協会に所属している保証会社での滞納・トラブル歴まで確認が入る
独立系	自社の滞納・トラブル歴のみ確認が入る

保証会社によって家賃滞納・トラブル歴が確認される範囲は異なります。

ネット上に悪評が存在しないか

利用する保証会社によっては、契約後のトラブルを予防する目的でネット上に悪評が存在しないかも確認されます。
ネット上に過去の犯罪歴や悪い噂が載っていると、審査に悪影響を及ぼします。

大きな犯罪を犯し、ネットニュースで実名報道されている方は注意が必要です。
なお、自分から過去の犯罪歴を不動産屋に打ち明ける必要はありません。

三菱地所が管理している物件の審査に落ちてしまったら？

三菱地所が管理している物件の審査に落ちてしまった場合の対処法としては、以下のような方法があります。
落ちてしまった時は、ぜひ参考にしてください。

保証会社を変更する

審査に落ちてしまった際は、まず保証会社を変更できないか確認してみましょう。
多くの物件では保証会社が複数社用意されており、1回落とされても保証会社を変更することで同じお部屋の再審査を受けられます。

保証会社の変更に面倒な手続きや費用は一切かからないため、落ちた時は不動産屋に保証会社の変更を依頼してみてください。

連帯保証人を立てる

三菱地所が管理している物件は、原則保証会社の利用が必須ですが、連帯保証人は必須ではありません。
連帯保証人を立てずに審査を受け落ちてしまった方は、再審査を受ける際に連帯保証人を立てることがおすすめです。

連帯保証人とは、契約者が何らかの事情で家賃を滞納した場合に責任を負う役割のことで、必須ではないシーンでも、連帯保証人の有無は審査に大きく影響を及ぼし、立てていた方が審査の通過は簡単です。

代理契約を利用する

親族を頼れる方は、代理契約を検討してみると良いでしょう。
代理契約とは、実際に入居する人とは異なる人が契約者になる契約方法のことです。

代理契約では代理契約者の収入や職業で審査が受けられるので、落とされてしまった物件でも再審査が受けられます。

代理契約のメリット	審査で入居者の収入や職業が問われない 入居者が落ちている物件でも再審査が可能
代理契約のデメリット	滞納すると代理契約者の信用情報に記録が残る 更新や退去の手続きは代理契約者が行わなければいけない

諦めてほかの物件を探す

保証会社が変更できない物件だったり、管理会社やオーナーの審査で落ちていたりした場合には、落ちた物件は諦めてほかを探す必要があります。

ほかの物件を探す時は、落ちた物件よりも家賃を下げて探し直すことが大切です。
審査では収入に対する家賃の割合を重要視されるため、既に落ちている物件と同じ価格帯の物件では審査通過は困難だと考えられます。

物件に求める条件を考え直し、家賃を下げて物件を探し直してみてください。

アリバイ会社を利用する

収入や職業が原因で審査に落ちた方は、アリバイ会社の利用をおすすめします。
アリバイ会社とは、賃貸契約時に審査で有利になる職業や収入に関するアリバイを提供しているサービスです。

アリバイ会社を利用すると、フリーターやフリーランスの方でも、正社員として働いている体で審査を受けられます。

職業や収入状況は審査に大きな影響を及ぼすので、家賃に対して収入が足りていない方や審査で不利な職業で働いている方は、ぜひアリバイ会社の利用を検討してみてください。

初期費用を抑えて三菱地所の賃貸を契約するコツ

三菱地所が管理している賃貸物件で、初期費用を抑えるコツは以下の通りです。

初期費用を安く抑えたい時は、礼金がかからない物件やフリーレント期間が用意されている物件を選ぶことがおすすめです。

フリーレント期間とは、家賃が無料になる期間のことで、フリーレント期間がある物件であればお部屋に住み始めてから最初に家賃が発生するタイミングを遅らせられます。

三菱地所の審査に関するQ＆A

最後に三菱地所の審査に関するよくあるQ＆Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の4つの質問です。

審査の結果はいつ頃わかりますか？

三菱地所が管理している賃貸物件では、結果が返ってくるまでに1週間ほどの時間がかかります。
他社と比べて審査に時間がかかる傾向があるため、申し込みが完了したら焦らずに待ちましょう。

審査では緊急連絡先に確認が実施され、緊急連絡先相手が対応に遅れるほど審査が長引きます。
緊急連絡先を頼む相手には、なるべく申し込みが完了した時点で電話がくる可能性がある旨を伝えておきましょう。

内見せずに申し込むことは可能ですか？

三菱地所が管理している賃貸物件は、原則内見せずに申し込むことはできません。
内見を飛ばしての申し込みが認められるのは、お部屋を内装工事中の場合のみで、内見可能な状態のお部屋であれば先に内見をしてから入居を申し込む流れとなっています。

内装工事中の物件は内見を飛ばして入居申し込みが可能ですが、審査通過後契約を結ぶ前に引き渡し状況の確認として内見が実施されます。

契約の手続きを親族に代行してもらうことは可能ですか？

三菱地所が管理している賃貸物件では、原則申込者本人が手続きを行う必要がありますが、ケースによっては親族の代行も認められます。

やむを得ない事情があり、契約手続きを親族に頼みたい方は、不動産屋の担当者に直接確認をとってみましょう。

代行が認められた際には、必ず申込者本人が委任状を作成する必要があります。
無許可で手続きの代行を強行すると、トラブルに発展するので注意してください。

保証会社の利用は必須ですか？

三菱地所が管理している賃貸物件では、原則保証会社を契約する必要があるとされています。
やむを得ない事情がある方は、保証会社を利用しないことが認められる可能性もありますが、何の事情もなければ利用は回避できないと考えて良いでしょう。

保証会社を利用せずに契約を行いたい方は、まず不動産屋の担当者に確認をとってみてください。

【まとめ】三菱地所が管理している賃貸の審査難易度は物件による

本記事では、三菱地所が管理している賃貸の審査は難しいのかについて紹介しました。
三菱地所が管理している賃貸の審査難易度は、物件ごとに異なります。

信販系や協会系保証会社の利用が必須の物件であれば審査通過は難しく、独立系が利用できる物件であれば審査通過は簡単です。

審査が不安な方は、アリバイ会社を利用して審査を簡単にする方法も検討してみてください。