働く意志があっても、やむを得ない事情で無職になってしまうことがあるかもしれません。なかには

利用者Mさん利用者Mさん

無職の状況で賃貸契約をしたくても、契約できるのだろうか?

利用者A君利用者A君

UR賃貸という物件に引っ越そうと思っているんだけど、無職に優遇はあるのだろうか?

と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?そこで今回は無職の方が賃貸契約を行えるのかどうか?ということや入居審査に通るコツまで紹介していきます。

目次

アリバイ会社スタッフアリバイ会社スタッフ

以下の記事では入居審査に落ちる人と通る人の違いを紹介しています。入居審査では職業以外にも、様々なポイントをチェックされます。賃貸契約において不明点があるという人は併せて、ご覧ください。

賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!

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結論:無職でも賃貸物件は方法次第で借りられます

結論:無職でも賃貸物件は方法次第で借りられます

賃貸契約をする際には、「しっかり家賃の支払いができるか。近隣とトラブルを起こさないか。」などを事前に調査するために『入居審査』が行われます。

無収入の無職だと『入居審査』が通らないのではないかと考える方もいるかもしれません。しかし、無職でも『入居審査』を通して賃貸契約をする方法がいくつかあります。今回は無職の方が賃貸物件の入居審査を通過する方法を紹介します。

契約者の名義を身内にしたり、審査条件が易しい物件の選択。またアリバイ会社を活用する方法まで幅広く解説します。無職でもあきらめず、希望の物件入居を目指しましょう。

なぜ無職だと賃貸契約が難しくなるのか?

そもそもなぜ「無職は賃貸契約が困難」と言われるのでしょうか。

まずは無職だと契約が難しい理由を解説します。原因は以下の2点です。

①収入がなく支払いが滞る可能性がある

②社会的信用が低い

まず無職の場合、毎月発生する家賃の支払いが「本当に可能なのか」と疑われます。さらに職についていない場合「なにか裏があるのでは」と社会的な信用も低くなります。実情として、生活に不自由がない貯金があったり、バックアップがあるケースもありますが多くの場合は無職と聞くと支払いに不安を感じます。

そのため無職の場合、賃貸契約の入居審査に落ちてしまうことが度々あります。

しかし冒頭でお話した通り、ケースによっては無職でも賃貸契約が可能になるため、可能となる例を見ていきましょう。

どのような人が、無職でも賃貸契約できるか?

無職でも場合によっては賃貸契約が可能とお話しましたが、ではどんなケースだと無職でも賃貸契約ができるのでしょうか。一般的に定職についていなくとも賃貸契約が可能なケースは下記の3点です。

①今は無職でも次の仕事が決まっている

②十分な預貯金が確認できる

③収入のある連帯保証人がついている

現在仕事をしていなくても「来月から働く」「仕事をすぐに見つける」等、収入が発生する見込みがある場合は契約できる可能性が高まります。

また向こう2年の家賃を支払える預貯金がある場合も契約ができる可能性があります。さらに連帯保証人をつける契約の場合、収入が安定した保証人をつけることで入居審査に通る可能性があります。

このように無職であっても「支払える可能性がある」というケースでは、賃貸契約ができることがあります。

無職でも入居審査を通す方法を紹介

無職でも入居審査を通す方法を紹介

やむを得ず無職になってしまったけれど事情により新しく賃貸契約をしたいという方がいるかもしれません。無職で賃貸契約をためらっている方は、次のような悩みを抱えているのではないでしょうか。

利用者Mさん利用者Mさん

収入が無いので入居審査が通らないかも…

利用者A君利用者A君

親や兄弟などで保証人になれる人が見つからないかも…

このように、無職だから『入居審査』は通らないのではないかと考えている方もいるはずです。しかし、無職でも『入居審査』を通す方法がありますので、その方法を使えば賃貸契約へとつなげられる可能性は十分にあります。

このたびは、無職でも『入居審査』を通す方法を7つ紹介します。この7つの方法のなかで、自分に合う方法を見つけて、賃貸契約へとつなげていきましょう。

1.連帯保証人を立てる

連帯保証人とは、契約者が家賃を支払えなくなったときに、契約者に代わって家賃を支払う義務を負うことになる人です。連帯保証人は、契約者の両親や兄弟などで収入の安定している人を立てることが多いようです。

賃貸物件の大家さんや不動産屋は、家賃の収入が止まってしまうことを何よりも気にしているはずです。ですから、この人なら安心して家賃を滞りなく支払ってもらえる確証がほしいのです。もし、連帯保証人がいれば、家賃が規定通りに入るという確証が得られるので、無職でも『入居審査』が通ることが多いようです。

したがって、無職の人が『入居審査』を通すには、まずは連帯保証人を立てるように検討することが重要といえるでしょう。

2.家賃が安く人気の低い物件を選ぶ

無職で貯金も少ない状況であれば、家賃の高い物件を契約しても、家賃の支払いができなくなることは目に見えています。ですから、できるだけ家賃の安い物件を探したいところでしょう。また、家賃が安く人気の低い物件は、『入居審査』の面でも、基準がゆるいところが多いようなので、無職でも『入居審査』が通りやすくなるはずです。

しかし、家賃が安い物件は、建物や設備が古い、周辺の環境が良くないなど様々な理由が考えられるので、快適に過ごせるかといえば難しいこともあるでしょう。ただし、安いからといって悪い物件とは限りません。例えば、借りる人が少ない閑散期のため家賃が下がっていることがあります。それから、大家さんが、空部屋を安くしてもいいから借りてもらいたいと考えて家賃が下がることもあるでしょう。

安い物件には、それなりの理由がありますが、その理由は多岐にわたります。まずは、大家さんや不動産屋から、安くなっている理由をよく聞いて、自分が納得して住み続けられるかを考えてみましょう。それから、周辺の環境なども、自分の目でよく見て判断することも大切です。

3.貯金の金額で支払い能力を証明する

現在無職で無収入が数か月は続きそうだという人でも、貯金が十分にあることが証明できれば、『入居審査』の相談に応じてもらえることがあるようです。一般的に、大家さんや不動産屋が認める貯金額とは、いったいどれぐらいなのでしょうか。

具体的には、家賃の24か月分以上が必要といわれています。ですから、家賃5万円の物件を契約したい場合は120万円以上の貯金があれば『入居審査』が通る可能性があるということになります。

アリバイ会社スタッフアリバイ会社スタッフ

中には、現段階だと無職歴が長いため、貯金が少ないという方もいらっしゃるかと思います。そこで下記の記事では、無職かつ貯金がない場合でも賃貸契約は出来るのか?といったことから、無職の方が貯金なしで入居審査に通るコツまで、詳しく紹介しています。

無職・貯金なしでも賃貸契約はできるのか?入居審査のポイントを解説無職・貯金なしでも賃貸契約はできるのか?入居審査のポイントを解説

4.アリバイ会社を利用する

アリバイ会社とは、利用者が在籍しているように装ってくれる会社のことをいいます。アリバイ会社は、利用者がそこに勤務しているかのように対応してくれます。事情により、どうしても会社員という立場で契約したいというときは、アリバイ会社を利用するという方法があります。アリバイ会社を利用する場合、費用の相場は家賃の50%~100%といわれています。

無職だと収入が無いので『入居審査』に通るのが難しいところがあります。それが、会社の正社員になっていることになれば『入居審査』が通りやすくなるはずです。しかし、大家さんや不動産屋は、その道のプロですから、アリバイ会社であることが見破られてしまう危険性もあります。ですから、家賃の高い物件を借りるためにアリバイ会社を使うなどということは絶対に避けるべきです

アリバイ会社は、仕事をする意志があるがやむを得ず無職であるという場合に利用するのが賢明でしょう。万一、そのアリバイ会社に在籍していないことが見破られそうなときには「その会社は退職して、今は就職活動をしている。」というように話をすれば、大家さんや不動産屋が容認してくれることもあるようです。

5.パートやアルバイトで働く

就職活動をしていても、自分に合いそうな仕事がなかなか見つからないということもあるかもしれません。そんなときは、まずはすぐに働くことができそうなパートやアルバイトをして、少しでも収入のある状況を作っておくことで『入居審査』に通りやすくなることがあります。パートやアルバイトでも、労働時間を増やすことができれば結構稼げるはずです。

一般的に、家賃は月収の3割以下でないと生活が苦しくなるといわれています。例えば、家賃5万円の物件を借りたいときは、月収15万円以上であれば家賃の支払い能力があると認められるはずです。ただし、収入が不安定なまま家賃を払い続けていれば、いずれは生活が厳しくなることも大いに考えられます。安心して生活するためには、正社員の仕事を探すなど、安定した収入を得る道も同時に考えていくことが大切です。

6.UR物件を選ぶ

UR賃貸とは、独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)が運営管理している賃貸物件のことです。主務大臣は国土交通大臣であり、利用者には様々なメリットがあります。ただし、UR賃貸は、人口の多い都市圏に集中していますので、人口の少ない地方にはUR賃貸の物件は無い可能性が高いです。

UR賃貸は、一般的な不動産屋と比べて大きなメリットがあります。それは次の4点です。

  • 礼金無し
  • 仲介手数料無し
  • 更新料無し
  • 保証人無し

無職の人がUR賃貸を借りる場合は、一定の貯金額が必要で、契約時に家賃1年分を前払いすると契約が可能となります。ですから、一定の貯金額の無い方は契約が難しいということになります。ただし、貯金が無い場合は特例制度があります。その特例制度では、60歳以上の高齢者や障害者、18歳以上の学生は、貯蓄が無くても扶養親族が必要な条件を満たしていれば、契約が可能となります。

アリバイ会社スタッフアリバイ会社スタッフ

以下の記事では、UR賃貸のメリットから入居するまでの流れなど、UR賃貸について包括的に説明しています。UR賃貸は無職でも契約できるのか?といったことについても触れていますので、無職の方でUR賃貸の契約を希望している方は併せてご覧ください。

無職でも入居できるUR賃貸とは?メリットや入居の流れを徹底解説!無職でも入居できるUR賃貸とは?メリットや入居の流れを徹底解説!

7.契約者を両親にする

無職の人は収入が無いため、本人が直接賃貸契約をすることは難しいということもあるでしょう。そんなときは、契約者を両親にするという方法があります。この方法は、代理契約といわれており、入居する本人の代理で両親が契約を結ぶことになります。

代理契約で契約を結ぶ場合は、代理契約者(両親)が家賃の支払いを請け負うことになります。よって、『入居審査』では、代理契約者の支払い能力がチェックされます。代理契約者に安定した収入があるか、または十分な貯金があれば『入居審査』は通るはずです。

しかし、両親が年金暮らしで収入が少ないということもあるかもしれません。そんなときは、兄弟などの親族で収入が安定している人に代理契約をお願いしてみるとよいでしょう。

アリバイ会社スタッフアリバイ会社スタッフ

以下の記事では、賃貸契約時に親名義を利用して、代理契約をする方法について解説しています。代理契約する際の注意点もまとめておりますので、無職の方で、親名義にて賃貸契約をしたいと考えている方は、一度ご覧ください

8.まとめて家賃を前払いする

不動産会社によっては、家賃の前払いを許可してもらえる場合があります。このシステムを活用し、一年分など家賃をまとめて支払うと、無職でも賃貸契約を結ぶことができます。

無職の最大のネックは「収入の無さ」です。家賃を払ってもらえない可能性があるため、無職の場合賃貸契約を結べません。そのため、家賃を前払いして「支払い能力はあります」と証明することで入居審査に通り、希望の物件に入居できる可能性があります。

しかし無職の場合、社会的信用は低いままです。そのため、一年分前払いするからと言って、不躾な態度はNG。信用してもらえるよう丁寧なやり取りを心がけましょう。

支払い能力の高い親族に代理契約してもらう

もしも安定収入のある頼れる親族が身近にいるのであれば、自分で契約するのではなく、親族に代理で契約してもらうこともおすすめです。

代理契約であれば、実際にお部屋に住む自分ではなく代理で契約を行う親族の収入状況や仕事で審査を受けられるため、無職の方であってもスムーズにお部屋を用意することができます。

学生のように収入がない方の多くは、親族に代理で規約してもらったお部屋に住んでいます。
特別な事情があれば、学生でなかったとしても代理で契約してもらうことは珍しいことではないため、気軽に親族に相談してみましょう。

なお、不動産会社に事前に代理契約をしている旨を伝えていれば問題ありませんが、無断で代理契約を結ぶことは大抵の場合契約違反に当たります。

無断での代理契約はバレた際に強制退去になってしまうので、必ず事前に不動産会社に連絡しておきましょう。

審査の緩い不動産会社を選ぶ

実は審査の厳しさは、不動産会社ごとに違います。
そのため、最初から審査が緩い不動産会社が管理を行っているお部屋を選べば、無職の方であっても比較的簡単に審査に通過することが可能です。

不動産会社はどこの地域にも複数社はあるため、審査に不安を感じている方は不動産会社選びから慎重に行いましょう。

なお、審査が緩い不動産会社であっても、過去5年以内に家賃の滞納や近隣トラブルを起こしてしまった不動産会社の場合は、審査に落とされてしまう可能性が高いです。

審査が緩い不動産会社でも、過去にトラブルを起こした方に対しては厳しいので注意してください。
自力で審査が緩い不動産会社を見つけられない場合には、無職の方のお部屋探しを支援しているNPO団体を頼ることもおすすめです。

引っ越しをする理由を明確にする

もしも今住んでいる住宅の老朽化といった特殊な事情でやむを得ず引っ越しをする場合には、不動産会社でお部屋を探す理由を正直に話すことがおすすめです。

無職のままお部屋を探すことにメリットはないため、事情を説明しないままお部屋を探してしまうと、トラブルを起こして強制退去になったのではと勘繰られてしまいます。

基本的に引っ越し時には引越理由を聞かれることが大半なため、トラブルを起こして強制退去になったのであれば、今よりも家賃が安いお部屋に引っ越したいなどの言い訳を考えておくようにしましょう。

家賃の滞納や住民トラブルによる強制退去は、自分から話さない限りはバレないことが多いです。
話すことで審査が不利になってしまうことは自分から話してしまわないようにしましょう。

家賃保証会社と契約する

無職のまま賃貸を契約しようとすると、大家さんにお部屋の家賃を支払い続けられるかが心配され審査に落ちやすくなります。

そのため、貯金に余裕があるのであれば、家賃保証会社と契約することで大家さんに家賃を滞納しないことを証明することがおすすめです。

家賃保証会社とは、お部屋を借りている方が家賃を滞納した際に、お部屋を借りている方に代わって家賃保証会社が大家さんに家賃を支払ってくれるというサービスです。

お部屋を借りる側は、家賃を代わりに支払ってもらったからといって支払いが免除されるわけではありませんが、お部屋の持ち主である大家さんは家賃を滞納されることがなくなるため、お部屋を貸しやすくなります。

月々の家賃の支払い額が多くなる点に注意

家賃保証会社を利用する場合、家賃とは別に家賃保証会社の利用料金が毎月または年単位でかかってきます。
そのため、結果的に家賃保証会社を利用すると、お部屋の維持にかかる月々の出費が高くなります。

月々の予算にあまり余裕がない方は、家賃保証会社を利用するか決める際に、必ず月額利用料を確認するようにしましょう。
利用料は月の場合は約1,000円、年払いの場合は約1万円のことが多いです。

なお、家賃保証会社を利用するには月々の利用料だけでなく、最初の契約時にも初期費用が掛かります。
初期費用は利用する家賃保証会社ごとに金額が変わりますが、おおよそ家賃0.5か月分~1か月分ほどかかため、初期費用を抑えたい場合も要注意です。

無職の人が賃貸契約するには預貯金審査がおすすめ

無職の人が賃貸契約するには預貯金審査がおすすめ

審査では基本的に職業や年収が審査されますが、無職の方の場合は職業や年収がないので預貯金審査を選ぶことがおすすめです。
預貯金審査とは、名前の通り現在の預貯金額で審査が受けられる審査方法です。

預貯金審査は、主に一時的に無職の方などに利用されることが多く、通常の審査では落とされてしまうような方であっても貯金額次第では審査に通過することができます。

全ての物件で利用できるわけではありませんが、無職状態でお部屋を探さなければいけない方は預貯金審査も検討してみましょう。

預貯金審査には家賃2年分の貯金が必要

預貯金審査を受ける場合は、基本的に審査を受けるお部屋の家賃2年分相当の貯金が必要になります。
お部屋の家賃ごとに必要になる貯金額の目安は、下記の通りです。

家賃 預貯金の目安
家賃3万円 貯金72万円
家賃4万円 貯金96万円
家賃5万円 貯金120万円
家賃6万円 貯金144万円

家賃2年分に匹敵するほどの貯金が無ければ、絶対に審査に落ちるという訳ではありませんが、できるだけ目安の貯金額は超えていることが理想です。

もしも審査を受けるタイミングで貯金が目安に足りていない場合は、審査のタイミングだけ貯金額が足りていればよいので、家族や友人などの頼れる相手に事情を説明して一時的に貸してもらうことがおすすめです。

預貯金審査の年収の計算方法

預貯金審査を受ける際の貯金額の目安は、「審査を受けるお部屋の家賃×24か月」で計算することができます。

一概に絶対24か月分相当の貯金があれば受かるという訳でも24か月分相当の貯金が無かったら落ちるという訳でもありませんが、無職状態で審査に挑む場合はできる限り24か月分の貯金があることが理想です。

現状無職の場合は今から貯金を増やすことは難しいかと思います。
今の貯金額から無理なく審査に受かりそうな家賃のお部屋を探してみましょう。

なお、抵抗がないのであれば不動産会社のスタッフにあらかじめ無職で貯金がいくらあると伝えていれば、その条件に合った審査に受かりそうなお部屋を紹介してもらうことが可能です。

預貯金審査で通過しやすい物件の特徴

次に預貯金審査で通過しやすい物件の特徴を紹介します。
預貯金審査を受けると決めている場合はぜひ参考にしてください。

預貯金審査では、下記のような条件に当てはまる物件が比較的審査に通過しやすいです。

預貯金審査で通過しやすい物件

  • 家賃が低い単身向け物件
  • 管理会社の柔軟性が高い
  • 大家さんが自主管理している物件

家賃が低い単身向けの物件であれば自力で物件情報サイトなどから探すことも可能ですが、他2つの条件は自力で探すことはほとんど困難です。

そのため預貯金審査でお部屋を借りたい場合は、自分で物件情報サイトを利用してお部屋を探すのではなく、最初から不動産会社まで行って相談してみることがおすすめです。

①家賃が低い単身向け物件

預貯金審査で通過しやすい物件の特徴1つ目は、「家賃が低い単身向けの物件」です。
単身向けの物件はファミリーやカップル向けの物件と比べてお部屋が狭くその分家賃が安い傾向があるため、預貯金審査が通過しやすいと言われています。

具体的な家賃としては、地域にもよりますが7万円前後までなら預貯金審査に対応してもらえる可能性があります。

もちろん預貯金審査に対応してもらえたからと言って確実に審査に通過できるわけではありませんが、無職の方が通常の審査でお部屋が契約できる可能性はあまり高くないため、できる限り預貯金審査を狙っていくことがおすすめです。

不動産会社で現状の貯金額を打ち明けて受かりそうなお部屋を紹介してもらいましょう。

②管理会社の柔軟性が高い

預貯金審査で通過しやすい物件の特徴2つ目は、「管理会社の柔軟性が高い」です。
不動産を管理している管理会社は複数社存在し、審査の厳しさは管理会社ごとに大きく異なります。

そのため、柔軟性が高い管理会社が管理している物件であれば審査が厳しい管理会社が管理している物件よりも預貯金審査に通過できる可能性があります。

柔軟性が高い管理会社としては、下記のような会社があります。

柔軟性が高い管理会社

  • 大東建託パートナーズ
  • 住友林業レジデンシャル
  • レオパレス
  • 地元の管理会社

物件をどの管理会社が管理を行っているのかは基本的に不動産会社の方にしかわかりません。
そのため預貯金審査を検討する際は、自分で賃貸情報サイトでお部屋を探すのではなく、駅前の不動産会社に相談に行くことがおすすめです。

③大家さんが自主管理している物件

預貯金審査で通過しやすい物件の特徴3つ目は、「大家さんが自主管理している物件」です。
管理会社ではなくて、大家さんが自分で管理を行っている物件は大家さんが独自の基準で審査を行ってくれるため審査が緩い傾向があります。

そのため預貯金審査を選ぶ場合は、大家さんが自主管理している物件も検討してみることがおすすめです。

大家さんが自主管理している物件かどうかはお部屋を探している一般の方が調べられるものではないため、大家さんが自主管理しているような物件をお探しの方は不動産会社に相談に行ってみることがおすすめです。

なお大家さんが自主管理している物件であれば、絶対に預貯金審査に対応してもらえるわけではないので注意してください。

お金を借りて一時的に預貯金があるようにみせるのはNG

預貯金審査の場合、両親や友人、恋人からお金を一時的に借り預貯金がある状態を作り出して無理やり審査に通過することも可能です。
しかしできることならお金を一時的に借りて預貯金があるように見せかける方法はおすすめできません。

なぜなら一時的に借りたお金はすぐに返す必要が出てくるため、仮に見せかけの預貯金で審査に受かったとしても自分の本当の貯金が一瞬でなくなって家賃を支払い続けられなくなる可能性があるからです。

すぐに働き始める予定があるのであれば、無理やり審査に通過しても良いかもしれませんが、しばらく働ける目途がないのであれば注意しましょう。

無職のままどうしても引っ越しをしなければいけない事情がある方は、自治体やNPO団体に相談してみることもおすすめです。

無職の人が賃貸の入居審査でチェックされるポイント

無職の人が賃貸の入居審査でチェックされるポイント

無職の人が賃貸の入居審査でチェックされるポイントを紹介します。
審査でチェックされることは会社によって違いますが、おおよそ下記の通りです。

支払い能力|最も重要視される項目

審査で最も重要視される項目は、支払い能力です。
なぜかというと、支払い能力がない方にお部屋を貸してしまうと家賃を滞納される可能性が上がるからです。

大家さんも家賃保証会社も家賃の滞納トラブルを最も避けたいと考えています。
そのため、収入が不安定だったり収入に見合わないほど高い家賃のお部屋を選んでいたりすると審査に落とされる確率が上がります。

審査に落とされたくない場合は、できる限り収入に見合った家賃のお部屋を選ぶようにしましょう。

安定した収入を得ている保証人がいるか

保証会社を利用しないで契約する場合や保証会社の他に保証人を立てることが必須となっている場合には、保証人の収入が安定しているかどうかもチェックされます。

なぜかというと、保証人は契約者本人が家賃を支払えなくなった際に代わりに支払い義務を負う役割のため、安定収入がないと保証人を立てる意味がないからです。

個人事業主やフリーランス、自営業などの働き方をしており、収入に波がある方では保証人に選んでも審査で落ちる可能性があるので注意しましょう。

物件を貸してもトラブルなどの心配がないか

審査の際には、賃貸での過去のトラブル歴や犯罪歴、職業、身なりや態度などから総合的に貸した後でトラブルを起こさないかチェックされます。

なぜかというと、貸したお部屋でトラブルを起こされたとしても、契約を結んでいる後だと大家さんであっても簡単に追い出すことはできないからです。

過去にトラブルを起こした経験があったり、身なりや態度で悪い印象を与えたりすると審査に落ちる確率が高まるので注意しましょう。

入居審査って何?入居審査にかかる日数も紹介!

入居審査って何?入居審査にかかる日数も紹介!

大家さんや不動産屋は、賃貸契約をしてからの問題を防ぐために、契約前に『入居審査』を行います。『入居審査』の目的は、入居者が家賃をしっかり支払えるか、近隣住民とトラブルを起こさないかなどの事前チェックです。

賃貸契約を検討しているみなさんは、『入居審査』の詳細を事前につかんでおきたいですよね。そこで、次の項では『入居審査』とは具体的にどのようなことをするのか、そのポイントを解説してまいります。また、『入居審査』にかかる日数なども解説しますので、どうぞご覧ください。

入居審査で必要な書類

『入居審査』の主な目的は、“家賃の支払い能力”です。ですから、“支払い能力”があることを示すことが肝心となります。よって、無職で収入のない人は、何らかの形で家賃が支払えるということを示すことになります。『入居審査』では、家賃の支払い能力を証明できるような書類が必要になります。

それから、契約者がどのような方であっても“身元の確認”は重要事項となります。よって、運転免許証や健康保険証など本人確認ができる書類も必要となります。

次の項では、『入居審査』で用意する書類を、契約者の職業や立場ごとにまとめてみました。いま現在の、自分自身の職業や立場をふまえてご覧ください。

無職・休職者の方が用意する書類

無職・休職者の方が用意する書類

  • 入居申込書(不動産屋から用紙をもらい、入居者および連帯保証人の住所、電話番号、生年月日、勤務先、年収などを記入して提出)
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、健康保険証のうちのいずれか)
  • 連帯保証人の収入証明書(連帯保証人の納税証明書など)

フリーランスの方が用意する書類

フリーランスの方が用意する書類

  • 入居申込書(不動産屋から用紙をもらい、入居者および連帯保証人の住所、電話番号、生年月日、勤務先、年収などを記入して提出)
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、健康保険証のうちのいずれか)
  • 収入証明書(確定申告書の写し、課税証明書のうちのいずれか)

入社したての社会人が用意する書類

入社したての社会人が用意する書類

  • 入居申込書(不動産屋から用紙をもらい、入居者および連帯保証人の住所、電話番号、生年月日、勤務先、年収などを記入して提出)
  • 身分証明書(運転免許証、パスポート、健康保険証のうちのいずれか)
  • 勤務先の証明書(社員証、社会保険証のうちのいずれか)

入居審査にかかる日数について

『入居審査』にかかる日数は、一般的には3日~10日といわれています。早ければ当日に済むこともありますが、10日ほどかかってしまうこともあるようです。

日数がかかってしまう理由は、いくつかあります。ひとつは、賃貸契約が集中する時期で大家さんや不動産屋が忙しいというケースです。もうひとつは、入居者の申込書類に不備があって不備の対応に時間がかかってしまうケースです。

入居者の書類の不備は、事前にしっかりと情報を集めておけばクリアできるかもしれません。『入居審査』を早めに済ませたいならば、事前の情報収集が肝心です。事前に連帯保証人に連絡して相談しておくなど、しっかりと準備をしておきましょう。

無職でも賃貸契約を実現するために重要な考え方

無職でも賃貸契約を実現するために重要な考え方

無職でも賃貸契約を実現するために重要な考え方

無職でも入居審査を通過できる可能性があると紹介し、また入居前審査の内容についても解説しました。

契約者名を工夫したり、貯金があることを証明したり方法は様々にあります。しかし無職でも入居審査に通るには、必要な心構えもあります。

ここからは賃貸契約を実現するために必須の考え方を紹介します。計画的な家賃の支払いプランを提示したり、今は無職でも働く意思を示すことが重要です。

働く意志を強く持つ

先に述べた通り、無職の最大の問題は「無収入」です。そのため、賃貸契約を結びたい場合は「働く意思」を強く持ち、不動産会社にも伝えましょう。

働く意志がある場合、相手も「この人は働く気があるから収入が見込めるな」と判断してもらえます。審査に直結するものではありませんが、あなたの仕事に対する意思の強さは信頼につながります。

今は無職であっても「仕事を探しています」「いま面接を受けています」と、具体的な現状をアピールすることで賃貸契約の確率が高まります。

計画を綿密にする

不動産会社が賃貸契約を結ぶ際、もっとも気になる点は「毎月家賃を支払ってもらえるか」という点です。

安定した収入があり、毎月支払ってもらえると分かれば「契約を結ぼう」と考えます。反対に無収入で、これからどう収入を得るか考えていない方の場合、不安が募り契約する気にはなれません。

そのため、無職であっても収入に関する計画を緻密に立て、支払いのシミュレーションを行いましょう。「いまは無収入だけど、来月には就職して月々○○万円稼ぐ。だから月6万円の家賃は支払える」等、現実的な日程と金額を算出し、実行に移せるようにしておきましょう。

無職の人が嘘をついて賃貸を借りるとどうなる?

無職の人が嘘をついて賃貸を借りるとどうなる?

無職の状態でお部屋を探さなければいけないとなると、人によっては嘘を付いてしまおうと考える方もいるかと思います。

そこでここでは無職の人が嘘をついて賃貸を借りるとどうなるのかについて詳しく紹介していきます。
嘘をついて契約を通すか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

嘘を付くのは簡単なことですが、一度でも嘘を付きそれがバレてしまうと、たった1つの嘘だったとしても自分の信用を大きく落としてしまうので注意しましょう。

【大前提】審査を嘘の情報で受けるのはNG!

まず大前提として押さえておきたいのが審査を嘘の情報で受けるのはNGということです。

なぜかというと嘘の情報で賃貸を契約した場合、契約後であってもバレたら即強制退去となるため、契約時だけでなく契約した後お部屋に住み始めてからも嘘を付いたせいで追い出されるかもしれない不安と戦うことになるからです。

嘘を付いてまでお部屋の審査を受ける方の中に、後々バレて追い出されることになってもいいと考えている方はいないかと思います。
強制退去などのトラブルになりたくない方はできる限り審査の際に嘘を付かないようにしましょう。

なお、不動産会社の方は毎日お部屋の契約を行っているプロのため、その場しのぎのために口から出まかせでついた嘘は、必ずバレます。

年収|多少の嘘であれば問題無し

審査の申し込みの際には、現在の年収を申告する必要がありますが、基本的に年収は多少であれば嘘を付いても問題ありません。

何故かというと、年収は手取りではなく額面を記載するため、いきなり記入を求められて正確な数字がわかる人の方が少ないからです。

大抵の人は、1の位まで正確に書くことはなく、300万円や250万円などと切の良い数字で記入をします。
年収を若干盛る程度であれば嘘を付いたことにはならないため、気にせずに現在の年収よりも少し増やして記入するようにしましょう。

不動産屋から年収は少し増やして記入するように直接指示されることもあります。
もしも収入証明書の提出を求められて、増やして書いていることがバレたとしてもその際は正確に把握していなくて大体で記入してしまったと言えば怒られることもありません。

職業|在籍確認をされた場合はバレてしまう

職業は基本的に在籍確認をされると思った方が良いです。
そのため、職業で嘘を付いてしまうと簡単にバレるので注意しましょう。

無職なことを隠したい場合は、適当に考えた嘘で職業をごまかすのではなく、アリバイ会社などのプロを頼ることがおすすめです。

素人が適当に考えた嘘だと簡単に見破られてしまいますが、アリバイ会社であれば提携している実在する会社に所属していることにしてもらえるため、在籍確認をされてもバレることはありません。

なお、アリバイ会社はボランティアではなくサービスのため利用にはお金がかかります。
契約する会社にもよりますが、1度の利用で2万円~3万円ほどの費用が掛かるので、引っ越し費用に余裕がない場合は注意してください。

雇用形態|バレる可能性は低い

雇用形態は仮に嘘を付いたとしても、審査の際に確認されることは稀のためバレる可能性は低いです。
しかし、業務委託などの形式で働いているにもかかわらず正社員だと言っていると、在籍確認の際に社員ではないとバレるので注意が必要です。

派遣などの非正規雇用であれば、正社員を名乗っていてもバレる可能性は低いと考えられます。
業務委託などの形式で働いている場合は、正社員と比べて審査の通過が難しくなるため、アリバイ会社などの利用も検討してみることがおすすめです。

アリバイ会社とは、名前の通り正社員として会社に在籍しているというアリバイを提供してくれる会社で、利用することで審査の通過がスムーズになります。

勤続年数|バレる可能性は低い

審査の際には職業や勤め先情報のほかに勤続年数の記入を求められますが、勤続年数は基本的に確認されないため嘘を付いていたとしてもバレる可能性は低いです。

勤続年数を記入する際は、1年などと記入してしまうと審査の通過率が下がるため、できることなら2年以上で記入することがおすすめです。

勤続年数はほとんど審査に影響してきませんが、保証会社によっては勤続年数が短いとすぐに仕事を失う可能性があると判断されるようです。
勤続年数がバレる可能性としては、源泉徴収票の提出を求められてしまった時にバレる可能性があります。

源泉徴収票を提出するように求められることは基本的にありませんが、バレないか不安に感じる方はあらかじめ審査の際に提出が必要になる書類を聞いておくことがおすすめです。

無職の方で賃貸契約の際によくある質問

無職の方で賃貸契約の際によくある質問

働く意志があっても、会社の業績が悪くなれば解雇を余儀なくされることもあるかもしれません。または、会社の社風や従業員とどうしても合わず自己都合で退職することもあるでしょう。何らかの事情で無職となってしまったときは、賃貸契約や賃貸更新はできるのだろうかと不安になってしまいますよね。

無職になって賃貸を考えている方は、具体的にどのような悩みをかかえているのでしょうか。次の項では、よくある質問とその質問に対する答えをまとめてみましたのでご覧ください。

質問①途中から無職になったのですが賃貸契約の更新は出来ますか?

《答え》入居中に無職となってしまったときは、このまま契約更新ができるか不安でしかたないという方もいるのではないでしょうか。そんなときは、大家さんとの信頼関係がカギになってきます。いままで家賃滞納が無く、近隣とのトラブルも無ければ、信頼関係ができていますから、基本的に更新して住み続けることができます。

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以下の記事では、無職の方が賃貸契約をする際に保証人がいなくても、入居審査に通るのか?ということについて解説しています。無職かつ保証人がいない場合に、入居審査に通りやすい物件の特徴についても紹介していますので、無職の方で保証人がおらず賃貸契約が出来ないかも・・と悩んでいる方は、ご覧ください。

無職になったら賃貸を追い出されてしまう?無職になったら賃貸を追い出されてしまう?

また、無職になっても次の仕事を探しているのであれば、あえて大家さんに伝える必要もありません。ただし、どうしても働けなくなってしまった場合は、大家さんに相談して今後どのようにするかを決める必要があるでしょう。

質問②無職なのですが保証人を立てなくても入居審査は通りますか?

《答え》無職で保証人になれそうな人もいないときは、入居審査が通らないと諦めてしまう人がいるかもしれません。連帯保証人が見つからないときは、“保証会社”を利用することを検討してみましょう。

保証会社を利用すれば、無職の人でも賃貸契約をすることができます。保証会社の利用料は、初年度が家賃の50%~100%です。それから、2年目以降は1年あたり1~2万円の更新料がかかります。

このような保証会社に加入すれば、万一家賃の支払いができなくなったというときも、大家さんは保証会社から家賃分の金額を回収できるということになります。

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以下の記事では、途中から無職になると家を追い出されてしまうのか?強制退去や契約の更新を拒否されてしまうケースについて解説しています。賃貸契約中に無職になり、更新できるかどうか不安という方は、併せてご覧ください。

無職で保証人がいなくても賃貸契約はできるのか?保証人がいないときの対処法を解説無職で保証人がいなくても賃貸契約はできるのか?保証人がいないときの対処法を解説

質問③どうしても引っ越す理由があるのですが、優遇してもらえないでしょうか?

結論から言うと、理由を明確に説明することはプラス要素にはなりますが、優遇につながる可能性は低いです。

たとえば「この地域で絶対に就職したい」と強い意志を持っていたとしても、実際に貯金がなかったり収入の見込みがない場合、入居は現実的ではないと判断されます。ご自身の明確な理由を不動産会社に話すことは、あなたの真摯な人柄をあらわすきっかけになり、人柄の面では好印象を与えます。

しかし、審査は金銭面を重視するため人柄だけでは審査通過は難しいでしょう。もしも「どうしてもここに入りたい」という強い気持ちがあるなら、具体的な支払い計画をあわせて提示すると良いでしょう。

質問④賃貸を借りたいのですが現在無職です。貯金100万円で預貯金審査は通りますか?

無職状態でのお部屋探しであっても、しっかりと貯金があれば預貯金審査という貯金額での審査を受けることが可能です。

仮に無職であっても、貯金が100万円あるのであれば、家賃5万円までの物件を借りられる可能性が高いです。

預貯金審査で求められる貯金額は大家さんによって大きく違うため、無職状態でお部屋探しをしなければいけない事情がある方は、事情と貯金額を不動産会社の方に相談し、借りられそうなお部屋を探してみましょう。

お部屋によっては、家賃が安くても預貯金審査を行っていないケースも珍しくありません。
貯金が100万円あれば、必ず家賃が5万円の物件を借りられるという訳ではないため、勘違いしないようにしてください。

質問⑤無職でうつ病の状態ですが、賃貸審査は通りますか?

無職でうつ病だったとしても、100万円以上の貯金があるのであれば審査に通る可能性が高いです。
しかし、貯金もなく無職で病気があり、働くことができないということであれば、審査には通過できない可能性が高いと考えられます。

貯金がある場合は、預貯金審査でお部屋を借りられないか不動産会社に相談し、貯金もない場合は親族に代理でお部屋を借りてもらえないか相談してみましょう。

預貯金審査を受ける場合、うつ病で働けないという事情を話すと審査が不利になりかねません。
話さなければバレないような自分が不利になる事柄は、できるだけ自分から話してしまわないように注意してください。

なお、無職のままお部屋を借りてしまうと、借りれたとしてもその後の生活が成り立たなくなる可能性があるため、お部屋を借りる際はよく考えてから借りましょう。

無職でうつ病になってしまい家賃が払えません。どうすればよいですか?

無職でうつ病になり働くことができず家賃が支払えないという場合は、下記のような対処法があります。

無職でうつ病になり家賃が払えない場合の対処法

  • 生活保護を受ける
  • 生活困窮者自立支援制度を利用する
  • 生活福祉資金貸付制度を利用する
  • 災害補償保険を受け取る
  • 失業手当を受け取る

無職状態でうつ病になってしまい家賃が支払えないという場合の対処法は、直前まで仕事をしていたかで変わります。

直前まで仕事をしており無職になったタイミングでうつ病になったのであれば、まず自分が失業手当を受け取る資格があるのかを調べてみましょう。

失業手当を受け取る資格があるのであれば、数か月間は給料と同等額の手当てが受け取れます。
ずっと無職をしており貯金が付きそうで働こうと考えていたタイミングにうつ病になってしまったのであれば、生活保護を受給することがおすすめです。

生活保護は事情があり働くことができない人が生活を送れるように支援してもらえる制度です。
申請すれば必ず受給できるわけではありませんが、もう生活していくお金がないということであれば早急にお住まいの地域の市役所の生活福祉課に行きましょう。

仮に受給できないと判断されたとしても、生活に困っている事情を話せば自分が今受けられる公的支援を教えてもらうことができます。

失業手当を受け取ることができない場合は、まず一人で悩まずに市役所の生活福祉課まで相談に行ってみましょう。

質問⑥40歳の無職ですがアパートを借りられますか?

40歳無職であっても、ある程度まとまった貯金があればアパートを借りることができます。
100万円前後の貯金があれば、無職でも賃貸を借りられると考えて問題ありません。

無職という理由だけで必ずしも審査に落とされてしまうわけではないため、安心してください。
しかし、やはり無職の方は働いている方に比べて審査に通りにくい、審査を受けにくいというのが現状です。

仮にフリーターや非正規雇用であっても、無職状態よりは審査に簡単に通過することができます。
特別な事情がないのであれば、引っ越しのタイミングだけでもアルバイトやパートとして働いておくことがおすすめです。

現状は無職だけれど、今後働く目途が立っているという場合には、いつから働くのかを伝えないと無職として扱われてしまうので注意が必要です。

無職でも賃貸契約は出来るのかについてのまとめ

無職でも賃貸契約は出来るのかについてのまとめ

最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。ここまで、無職でも賃貸契約が出来るのかについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

無職なので賃貸契約が難しいかもしれないと考えていた方も、賃貸契約ができそうな方法があったのではないでしょうか。諦めずに情報収集して自分に合う方法が見つかれば、問題解決へとつながります。ぜひ、自分に合う方法を見つけて『入居審査』が通るように、しっかりと準備をしておきましょう。