ダ・カーポの審査は厳しい？確認される項目と落ちた時の対処法を解説

「ダ・カーポの審査は厳しいの…？」
ダ・カーポの審査を申し込む際に、自分でも通過できるのか不安を感じる方は少なくないでしょう。

本記事では、ダ・カーポの審査は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。
ダ・カーポの審査で落とされたくない方は、ぜひ参考にしてみてください。

ダ・カーポの審査は厳しい？

ダ・カーポは、保証会社の中でも特に審査の難易度が低いことで知られている独立系の保証会社です。

種類	審査難易度	特徴
信販系	高い	クレジットカードの事故や借金歴があると通らない
LICC系	やや高い	他社での家賃滞納歴が確認される
独立系	低い	独自の基準で審査を行う

保証会社全体で見ると審査の難易度は低く、他社では落ちた経験があるという方でも審査に通過できる見込みがあります。

ダ・カーポとは

ダ・カーポは、東京都中央区に本社を置く保証会社です。

社名	株式会社ダ・カーポ
設立	2012年7月12日
資本金	50,000,000円
本社所在地	東京都中央区八丁堀1-9-6吉半八重州通りビル5階
事業内容	不動産賃貸全般における保証サービス
加盟団体	公益財団法人日本賃貸住宅管理協会/家賃債務保証事業者協議会/一般社団法人全国保証機構

主に東京の管理会社が管理する物件で採用されています。
地方の物件の審査で目にする機会はほとんどありません。

契約後にかかる保証料

ダ・カーポの保証料は、契約するプランによって異なります。
各プランごとの保証料は以下の通りです。

プラン名	初回保証料	年間保証料
ベーシックプラン	総賃料の50%	1万円
更新なしプラン	総賃料の70%	なし
入居中切替プラン	1万円	1万円
学生プラン	1万円	1万円

ベーシックプランは年間保証料が発生する代わりに初期費用を抑えられるプランで、更新なしプランは保証料を契約時に一括で支払うプランです。
入居中切り替えプランは、既に契約している物件でダ・カーポを利用する方向けのプランです。

審査で使用する書類一覧

審査申し込み時には、いくつかの書類を提出する必要があります。
提出が必須の書類は、以下の2点です。

賃貸保証委託申込書は、不動産屋から受け取った後必要項目を記入して提出します。
必ず提出しなければならない書類は上記の2点のみですが、人によっては以下のような書類も追加で提出するよう求められることがあります。

対象者	書類名
学生	学生証
新社会人/転職者	内定通知書
外国籍	在留カード
自営業	確定申告書のコピー
無職	残高証明書
駐車場を借りる方	車検証
未成年	親権者同意書

ダ・カーポの審査で確認されるポイント

ダ・カーポの審査では、主に以下のような項目をチェックされます。
様々な視点から総合的に判断されるので、十分な収入があっても油断は禁物です。

収入と家賃のバランス

ダ・カーポの審査では、現在の収入と家賃のバランスがとれているか必ずチェックされます。
申し込む物件の家賃に見合った収入がなければ、審査の通過は不可能です。

収入と家賃のバランスは、「家賃の3倍以上の月収、36倍以上の年収があるか」が基準とされています。
以下の表を参考に、現在の収入にあった物件を選択しましょう。

家賃	月収の目安	年収の目安
5万円	15万円	180万円
6万円	18万円	216万円
7万円	21万円	252万円
8万円	24万円	288万円
9万円	27万円	324万円

職種と雇用形態

ダ・カーポの審査では、職種と雇用形態も確認されます。
公務員や正社員、勤続年数が3年以上の方のように安定性が高いほど審査を通過しやすく、以下のような不安定な仕事をしている方は落ちやすい傾向があります。

上記の職種や雇用形態に当てはまる方は、アリバイ会社の利用を検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社のサービスを利用すれば、有利な職種や雇用形態で働いているものとして審査を受けられます。

家賃の滞納歴

審査では、過去の家賃滞納歴もチェックされます。
保証会社によって家賃の滞納歴が確認される範囲は異なりますが、独立系であるダ・カーポでは、自社での滞納歴のみチェックされます。

過去に家賃を滞納した経験があっても、滞納した際に利用していた保証会社がダ・カーポ以外であれば、滞納歴が審査に影響することはありません。

ダ・カーポでの滞納歴がある方は、基本的にほかの基準を満たせていても落ちるため、ダ・カーポ以外の保証会社が利用できる物件に変更することをおすすめします。

提出書類の記入内容

審査では、提出書類の記入内容もチェックされます。
申込書には必ず本当のことを記入する必要があり、年収を多めに記入したり雇用形態で嘘を書いたりすると落とされます。

嘘は必ず見抜かれるので、落ちるかもと不安を感じても絶対に記入してはいけません。
ダ・カーポの審査申込書類に記入する情報は以下の通りです。

ネット上の悪評

ダ・カーポの審査では、契約者名と入居者名、緊急連絡先名をそれぞれネット検索し、素性の確認を行います。

自分の名前や緊急連絡先相手の名前をネット検索した際に、マイナスな情報が見つかる方は注意が必要です。

審査時に調査されることが多いサイトは、以下の通りです。

身なりや態度

ダ・カーポの審査では、申込者の身なりや態度に問題がないかも見られています。
問題を起こしそうな人だと判断されると落とされるので、審査期間中は以下のような行動をとるのは辞めましょう。

ダ・カーポの審査に通過できない人の特徴

ダ・カーポの審査に通過できない人の特徴は、以下の通りです。

ダ・カーポの審査では、収入に加えて現在の職業や態度がチェックされます。
最も重要な審査項目は収入ですが、ほかの基準を満たせていないと十分な収入があっても落とされます。

上記の特徴に当てはまっている方は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。

ダ・カーポの審査に落ちた時の対処法

ダ・カーポの審査に落ちた時の対処法としては、以下のような方法があります。

保証会社を変更する

審査に落ちた時の最もおすすめの対処法は、保証会社を変更する方法です。
多くの賃貸物件では、利用できる保証会社が2～3社用意されており、1社目の審査に落ちても保証会社を変更することで再審査を受けられます。

保証会社の変更は不動産屋に相談することで簡単に行えるので、落ちた連絡を受けたら最初に保証会社を変更できないか確認してみましょう。

なお、保証会社ではなく物件のオーナーや管理会社の審査に落ちている場合には、再審査を受けられません。

契約名義人を親族にする

審査に落ちた物件を諦められない時は、契約名義人を親族に変更する方法も検討してみると良いでしょう。
賃貸審査は、契約名義人の収入や職業、滞納歴が問われるため、契約名義人を自分から親族に変更できれば、1回落ちている物件でも審査をやり直せます。

どうしても諦めきれない時は、契約名義人を親族にする方法も検討してみてください。

諦めてほかの物件を検討する

再審査を受けられない時は、落ちた物件を借りる方法は残されていません。
諦めてほかの物件を検討しましょう。

1回審査に落ちた時は、落ちた物件と同じ条件で申し込みをしても再度落ちる傾向があります。
ほかの物件を探す際は、以下の3つのポイントを意識してみてください。

引越時期を変更する

引越時期を変更できる方は、6月～8月の引越閑散期に引越すことをおすすめします。
閑散期は物件の借り手が見つかりにくいという理由で、閑散期の時点で空室の物件は審査の条件をゆるめられる傾向があるからです。

反対に引越繁忙期の2～3月と9月～10月は、多くの物件で審査基準が引き上げられます。
引越時期を変更できる時は一旦引越しを延期し、閑散期になるのを待ってみてください。

アリバイ会社に相談する

審査に落ちた時は、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは、入居審査を有利に進められるアリバイを提供するサービスです。

契約することで職業や収入、雇用形態に関するアリバイを利用できます。
入居審査は連続して落ち続けると物件の選択肢が減っていき、最終的には理想とかけ離れた物件で妥協する以外の選択肢がなくなります。

ダ・カーポの審査で落ちている方は他社でも落ちることが予想されるため、アリバイ会社と契約してから審査を受ける方法も検討してみてください。

ダ・カーポの審査の流れ

ダ・カーポの審査の大まかな流れは、以下の通りです。

ダ・カーポの審査に関するQ＆A

最後にダ・カーポの審査に関するよくあるQ＆Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。

平均的な審査日数は何日？

ダ・カーポの平均的な審査日数は、2～3日です。
提出書類に不備がなければ、審査結果は数日以内に通知されることがほとんどで、人によっては即日結果がわかることもあります。

書類の提出を忘れたり本人確認電話の対応が遅れたりすると、審査期間が長期化します。
審査をスムーズに進めるには、指示された書類を期日内に提出し、本人確認電話を無視しないことが大切です。

本人確認の電話はいつくる？

本人確認の連絡は、審査で使用するすべての書類を提出した後、1～4日程度でかかってきます。
ダ・カーポではすべての申込者に対して本人確認を実施しているわけではなく、人によっては確認されないまま結果が決まることもあります。

審査の申込が完了したら、頻繁に着信履歴を確認すると良いでしょう。
なお、確認の連絡は、申込者本人だけでなく緊急連絡先や連帯保証人相手にも実施される場合があります。

緊急連絡先や連帯保証人を頼む相手には、審査期間中に電話がくるかもしれないと伝えておくことをおすすめします。

連帯保証人は絶対に必要ない？

連帯保証人は、原則不要とされています。
審査の基準に引っかからない限りは、連帯保証人を立てずに契約可能です。

連帯保証人が必要な方は、別途不動産屋経由で連絡が届くので、指示を受けたら両親や祖父母、兄弟などの親族に頼むと良いでしょう。

【まとめ】ダ・カーポの審査は比較的ゆるめ

本記事では、ダ・カーポの審査は厳しいのかについて紹介しました。
ダ・カーポの審査は比較的ゆるめですが、申込者全員が通過できるほど甘い保証会社ではありません。

ダ・カーポでの滞納歴があったり、収入が不安定だったりすると落とされます。
審査が不安な時は、あらかじめアリバイ会社と契約して対策することがおすすめです。

アリバイ会社と契約すれば有利な条件で審査を受けられ、どのような属性の方でも審査通過確率を大きく高められます。

1回でも審査に落ちると、落ちた保証会社ではアリバイ会社を利用できなくなるので、不安な時は先にアリバイ会社と契約しましょう。