利用者Mさん
利用者A君
当記事では、フリーターの方が親名義で賃貸契約する際の注意点から、契約までの流れまで徹底解説しています。
さらに、
- 親名義で代理契約するときの注意点
- 代理契約で賃貸を借りる場合の流れ
- アリバイ会社を利用する方法やメリット
についても解説しているので、フリーターが賃貸契約をする際の入居審査の悩みを解決できます。
それではご覧ください。
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フリーターが親名義で賃貸を借りることは可能
入居審査が難しいなどの理由で、親が本人の代わりに契約することで賃貸を借りることができます。入居者本人がフリーターや学生、無職などの場合、本人に代わって親が代理契約をすることはこれまでにも行われてきました。
この場合、親の支払い能力が審査の対象です。
フリーターが親名義で賃貸を借りる場合の注意点
代理契約をする場合は、何かと代理契約者(親)に責任が行くことになります。 ここでは、代理契約をする際に知っておくべきことを紹介します。
代理契約をする際の注意点5つ
- 無断での代理契約はNG
- 親が審査に通る必要がある
- 代理契約を受け付けていない物件もある
- 家賃を滞納した場合の責任は親にある
- 更新、退去時にも親の手続きが必要
無断での代理契約はNG
大家さんや管理会社に事前に相談なく、入居者と契約者が異なる場合、契約違反になることがあります。例えば、大家さんや管理会社から許可を得ずに、入居者と契約者が違うとトラブルに発展することも。
場合によっては、強制退去になってしまうかもしれません。このようなことにならないためにも、事前に大家さんや管理会社へ相談しましょう。
親が審査に通る必要がある
代理契約をする場合も代理契約者の審査があります。 審査は主に3つです。
代理契約者の審査
- 収入などに関する審査
- 信用情報に関する審査
- 契約者と入居者の関係に関する審査
収入などに関する審査
まず、審査の対象になるのが収入面についてです。具体的には、「安定した収入を見込める仕事についているか」や「家賃の36倍以上の年収を得ているか」、「勤続年数」、「年齢が高齢でないか」を審査します。
これらの条件を満たしていると審査が通りやすくなります。
信用情報に関する審査
次に過去の信用情報に関する審査があります。信用情報とは、これまでのローンやクレジットカード、携帯電話料金などの支払い状況に問題が無いかの履歴です。
また、自己破産の経験の有無も審査の対象。 事前に信用情報を知りたい場合は、信用情報を扱う機関に問い合わせることで確認することが可能です。
ちなみに、信用情報は5〜10年ほど残ると言われています。これらの情報に問題点があると審査に通りにくくなります。
契約者と入居者の関係に関する審査
最後に契約者と入居者の関係性について審査されます。詳しくは、契約者と入居者の関係が親子や兄弟、祖父母など3親等以内の関係性が好ましいです。
関係がこれより遠くなると審査が通りにくくなります。このように、代理契約をする場合はできる限り近しい親族になってもらうようにしましょう。
代理契約を受け付けていない物件もある
ここまで、代理契約について解説してきましたが、全ての賃貸で代理契約ができるわけではありません。ですので、事前に大家さんや管理会社に代理契約ができるか確認しておきましょう。
家賃を滞納した場合の責任は親にある
もしも、滞納があった場合は、代理契約者(親)がその責任を負うことになります。中には、代理契約をしながらも実際の支払いは入居者というケースも。
しかし、万が一滞納をしてしまった場合、その責任は代理契約者にあるため、支払いの催促は代理契約者に行きます。 さらに、代理契約者の信用情報に滞納のデータが載ってしまうことになりかねません。
このようなことになってしまっては、代理契約者に迷惑をかけることになってしまうので注意しましょう。
更新・退去時にも親の手続きが必要
契約の更新や退去をする際にも代理契約者(親)の手続きが必要です。入居中の手続きは原則代理契約者が行い、退去時の原状回復費も入居者が支払わないようだと最終的に代理契約者がその責任を負うことになります。
このように、何かと最後は代理契約者に責任が行くため、入居者は普段から代理契約者とコンタクトを取り迷惑の無いようにしましょう。
親名義で賃貸を借りる場合の流れ
代理契約で入居を希望する場合、幾つもの段階を踏んで契約をします。 ここではその流れを一つ一つ解説していきます。
代理契約での入居までの流れ
- 部屋探し
- 入居申込
- 入居書類を揃えて提出
- 審査
- 説明を受ける
- 契約書類を提出
- 初期費用の入金
- 鍵を受け取る
- 入居
①部屋探し
まずは部屋探しです。部屋探しをするときは、入居者(子)と契約者(親)とで見に行きましょう。
また、この時に代理契約をしたい旨を伝えておくことも大切です。
②入居申込
入居したい部屋が見つかったら、入居申し込みをします。入居したい旨を伝え、申込書や代理契約の書類を受け取りましょう。
③入居書類を揃えて提出
次に行わなければならないことは、申込に必要な書類を用意して提出することです。申込書などのほかに、契約者と入居者の身分証明書や住民票、収入証明書、印鑑証明書なども必要になるため用意が必要になります。
その他、指定された書類があれば用意しましょう。
④審査
書類を提出後は代理契約者の審査が行われます。審査期間は7日前後。
その間に、保証会社や管理会社から連絡や追加の書類を提出するよう指示がある場合があります。 その際は、その時の対応も審査を左右してしまうため、速やかに対応をしましょう。
⑤説明を受ける
審査合格後は宅建士から説明を受ける流れです。具体的には、オンラインまたは対面で宅建士から重要事項説明と説明交付を受けます。
⑥契約書類を提出
宅建士からの説明を受けた後は、契約の段階に入ります。契約段階では、契約書に署名や捺印、その他に住民票や印鑑証明書、源泉徴収票、銀行の通帳と銀行印が必要。
⑦初期費用の入金
契約が済んだら次は初期費用の振り込みです。基本的には、契約者が初期費用の支払いを行います。なぜねらば、名義が異なってしまうと入金の確認が難しいからです。 もし、入居者が振り込む場合は前もって管理会社に相談をしましょう。
場合によっては、管理会社が柔軟に対応してくれることがあります。
⑧鍵を受け取る
最後に鍵の受け取りです。原則は、入居者が管理会社へ赴き鍵を受け取ります。
この時、管理会社によっては印鑑が必要なこともあるので忘れないようにしましょう。
⑨入居
部屋の鍵を受け取ったら入居できますが、ここまでの流れの中で同時に準備を進めなければならないことがあります。それは、水道やガス、電気などの契約です。
これらも事前に済ましておかないと入居できても電気も水道も使えないことに。 特にガスの契約は立ち合いが必要になるので早めに準備しておきましょう。
親名義を使わずにアリバイ会社を使う方法も
どうしても代理契約者が見つからない場合、アリバイ会社に相談する方法もあります。アリバイ会社とは入居審査に通るためにダミーの契約者や会社などを紹介するサービスです。
具体的には、有料になりますが賃貸の契約に必要な偽の給与明細や在籍証明書などの書類や証明書、審査に通りやすい保証人を用意してくれます。 また場合によっては、本人確認の電話対応をしてくれるところも。
このように、家族や大家さん、管理会社に相談してもうまくいかない場合は、アリバイ会社に相談してみましょう。
まとめ
今回は賃貸の代理契約について紹介しました。
当記事のまとめ
- 親名義で賃貸を借りることができる
- 代理契約者が審査の対象になる
- 代理契約を受け付けない物件もある
- 滞納などがあった場合の責任は代理契約者になる
- 契約更新や退去にも代理契約者の手続きが必要になる。
- 事前に代理契約をしたい旨を申し出る
当記事で代理契約について少しでも理解を深めていただけたら幸いです。
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