賃貸物件を探していると、『単身専用』や『二人入居可』と表記されていることがあります。これは、部屋の広さや防音性などにより決められているようです。このうち『二人入居可』の物件であっても、同棲を希望するカップルは、入居審査に落ちてしまうことがよくあるようです。

同棲を希望するカップルが審査に落ちやすくなってしまうのは、なぜなのでしょうか?このたびは、カップルが入居審査に落ちやすくなる理由や、その対策について詳しく解説してまいります。

賃貸物件を借りて、同棲を始めたいと考えている皆さん。入居審査は、1回でも落ちてしまうと、信用情報に傷がついてしまいます。そうならないために、しっかりと知識を得て、対策が必要であれば早めに手を打ちましょう。

目次

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以下の記事では、賃貸の入居審査に落ちてしまう全理由や、入居審査に通るコツを紹介しています。希望する物件の入居審査に、一度落ちてしまうと物件を変えなければなりません。入居審査に少しでも不安がある方は、審査前にぜひ一度ご確認ください。

賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!

【結論】同棲は賃貸審査に落ちやすい!

【結論】同棲は賃貸審査に落ちやすい!

結論から書くと、同棲は賃貸審査に落ちやすいと言われています。
なぜかというと、同棲カップルは夫婦のように法的繋がりがなく、入居後に喧嘩して別れることになる可能性もあるからです。

同棲カップルにお部屋を貸してしまうと喧嘩などをして別れた際に家賃が回収できなくなる恐れがあるため、大家さんによっては嫌がられる方も少なくありません。

また、同棲カップルにお部屋を貸すことで騒音トラブルにつながるケースもあるため、安定した収入があり正社員として働いていたとしても落とされてしまうこともあります。

しかしすべての物件で同棲は落とされるという訳でもないため、あきらめずに審査を受け続けていれば同棲できるお部屋はきっと借りられます。

同棲をしたい場合は、初めから落ちる前提で複数の候補を探しておくことがおすすめです。

カップルの同棲が入居審査に落ちやすい理由

カップルの同棲が入居審査に落ちやすい理由

大家さんは、借主にはできるだけ長く住み続けてもらいたいと願っています。しかし、カップルの場合、その関係性が長く続くとは限りません。関係が破綻してしまえば、住み続けることは難しくなるでしょう。

ですから、カップルの場合、入居審査は必然的に厳しくなり、審査に落とされるカップルも出てきます。この項では、カップルが入居審査に落ちやすい理由を、具体的に解説してまいります。

①長期間同棲する保証がない

婚約をしていないカップルは、同棲を始めて1年以内に別れてしまう確率が、かなり高いと言われています。同棲を始めると、お互いに嫌なところが目につくようになりますから、喧嘩が増えてくるかもしれません。なかには、仲直りできない状況になってしまうカップルも出てくるでしょう。

同棲していたカップルが別れてしまったとき、一人が出ていくか、二人とも出ていくことになります。大家さんは、一人が出ていけば家賃を滞納されるかもしれないという心配がありますし、二人とも出ていけば空き室を埋める努力が必要となってきます。

②家賃を滞納されてしまう危険性が高い

賃貸契約は、一般的に2年間となっていることが多いようです。契約期間の途中で解約するとなると、違約金を支払わなくてはなりません。したがって、同棲しているカップルが、同棲を解消することになれば、二人のうち一人が出ていくというケースが多いようです。

一人が出ていってしまうと、残って住み続ける人に、家賃や光熱費などの負担が大きくのしかかってきます。そして、生活が苦しくなり、家賃を滞納されてしまうことも十分に考えられます。

③騒音トラブルにつながりやすい

同棲カップルで20代の若い人などは、交友関係が広い人も多いはずです。なかには、頻繁に友人を住居に招いてパーティーをして騒いでしまうようなカップルがいるかもしれません。そうすれば、隣や上下の階の人達に迷惑をかけることになってしまいます。

あまりにひどいケースであれば、大家さんにクレームがいくはずです。そうすれば、厳重注意を受けるか、最悪の場合は退去を求められるでしょう。もしも、騒いでいるカップルが生活を正せないときは、いままで平穏に暮らしていた隣や上下の住人が退去してしまう可能性さえもあります。

このような状況になれば、大家さん自身も信用を失ってしまうことになります。大家さんにとっては、単身入居であれば、このような心配をする必要はありません。しかし、カップルの入居の場合は、リスクがあるので、慎重に審査したいと考えるようになるのです。

④部屋の劣化が起きやすい

前の項③で述べたように、若いカップルは頻繁に友人を招く人が多く、複数人でパーティーのようなことをしてしまうと、壁や床を汚されたり傷つけられたりする可能性が高くなります。

それから、同居して数か月経つと、お互いの嫌なところが見えてきて許せなくなって、喧嘩になってしまうこともあり得ます。そうなると、感情のコントロールがうまくできない人であれば、物を投げつけたり、壁を蹴ったりすることもあるかもしれません。その結果、部屋の中が荒らされたような状態になってしまうことも考えられます。

2人入居検討時に知っておきたい「二人入居可」と「ルームシェア可」の違い

2人入居検討時に知っておきたい「二人入居可」と「ルームシェア可」の違い

カップルや夫婦、友人同士など二人で入居する際には気を付けておくべきことがあります。

入居後のトラブルを避けるためにも、事前に確認しておきましょう。物件の中には「二人入居可」のものと「ルームシェア可」の物件があります。この二つは似ているようで別の条件です。

「二人入居可」の物件は基本的に夫婦、親子、兄弟といった家族関係にある人物との入居が可能という意味です。そのため、「二人入居可」ではカップルでの同棲や友人とのシェアが認められていないこともあります。物件によって許容範囲が異なるため、事前にチェックしておきましょう。「ルームシェア可」の物件では入居可能な範囲が広くなります。友人同士や同僚、カップルでの入居が可能となります。

親族以外との入居は「ルームシェア可」の物件へ入居することになります。また、すでに誰かが住んでいる物件に後から一人追加で入居する場合は管理会社から許可をもらう必要があります。

許可なく勝手に入居すると規約違反となり、最悪の場合は退去を求められる可能性もあります。事前に申告するようにしましょう。

カップルが同棲をするときに知っておくべき賃貸の規約

カップルが同棲をするときに知っておくべき賃貸の規約

物件の大家さんは、「借主には、できるだけ長く、トラブルを起こさずに暮らしてもらいたい。」と考えています。カップルが同棲するとなると、大家さんはリスクが増えてしまいます。このリスクを回避するために、『賃貸の規約』を定めているところが多いようです。

この規約によりますと、同棲を希望するカップルが気をつけるべきポイントは次のようになります。

賃貸の規約によるポイント

  • 片方の家に無断で同居するのは基本的に不可
  • 同棲できる物件には制限がある
  • 単身に限定した物件で同棲するとどうなる?罰則は?

次の項では、これらのポイントについて詳しく解説してまいりますので、ぜひご覧ください。

片方の家に無断で同居するのは基本的に不可

テレビドラマなどでは「俺、実は彼女のアパートに転がりこんじゃった。」などというセリフを耳にした人もいるかもしれません。しかし、現実はそう簡単にはいかないようです。

大家さんのなかには「リスクを避けたいので、同棲カップルは断る。」と決めている人もいるようです。対して、同棲カップルを受け入れるという大家さんもいますが、入居審査が厳しくなることが考えられます。したがって、無断で同居を始めるという行為は、大家さんにとっては信じがたい常識外れな行為ということになります。

ですから、同棲を始めたいという場合は、必ず大家さんや不動産屋に連絡して許可をもらうようにしましょう。

同棲できる物件には制限がある

賃貸物件のなかには『単身専用』となっているところがあります。このような物件は、一人暮らしを想定して設計されているので、部屋が狭く防音性があまり良くないようです。ですから、基本的にカップルで同棲は認められません。

『二人入居可』となっている物件であっても、同棲が認められるとは限りません。結婚もしくは婚約している二人であれば、入居できる可能性は高いようですが、同棲カップルとなると簡単に入居とはいかないケースもあるようです。

大家さんや不動産屋は、「同棲カップルを入居させると、様々な問題が起きるかもしれない。」と考えていることが多く、そのリスクを回避するために、入居審査は厳しくすることが考えられます。

単身に限定した物件で同棲するとどうなる?罰則は?

単身に限定した物件で同棲した場合、契約内容にもよりますが罰則を適用される可能性があります。

まずは契約書や重要事項説明書を確認し、現在の物件が同棲可能かどうかを確認しましょう。同棲不可の場合は契約の解除事由に該当することがあり、入居後に退去を命じられる可能性があります。

また、同棲に関する条項がなくとも、単身での利用契約を結んでいる場合は、管理会社や大家さんに報告をする義務が生じますので、同棲する場合は事前に相談することがおすすめです。

そもそも入居審査とは

そもそも入居審査とは

賃貸物件に入居する際、審査を受けることになります。

入居審査とは、申請者が物件を貸すに値する人物かどうかを見極めるために行われます。この際に職業や年収、人柄などをチェックされます。貸借契約後に家賃を滞納したり、近隣住民とトラブルを起こす可能性がないかということを調べられます。

この審査を通過できないと入居することができません。審査を行うのは大家や管理会社、もしくは保証会社です。入居審査は最短で即日、長くて1週間ほどの日数がかかると言われています。一般的に、職業・収入・人柄など審査に関わる項目に問題がない人は審査が早く終わります。反対に何か引っかかる項目がある人は審査が長引く可能性があります。

入居審査でチェックされやすい項目

入居審査でチェックされやすい項目

入居審査はいくつかのポイントを押さえた上で実施されます。

ここでは入居審査の際にチャックされやすい項目をピックアップしてご紹介します。ここであげる項目は全て入居審査時に大切なポイントですので、円滑な審査通過のためにしっかりと把握しておきましょう。

経済状況

入居審査の際、契約者の経済状況が詳しく調査されます。

目安としては手取りの月収が家賃1ヶ月分の3倍ほどあれば審査は通過できると言われています。家賃に対して月収が少ない場合、家賃滞納のリスクがあります。家賃滞納を避けるためにも、審査時には長期的に安定した職業についているかどうかも重要になります。

また、同性はライフスタイルの変化が大きいため審査が厳しくなることもあります。経済状況の判断は直近3ヶ月から判断され、預金額などから収入が途絶えても家賃が支払い可能と判断されれば審査は通過できる可能性があります。

個人事業主の方やフリーター、ナイトワークといった収入が不安定で仕事を失った際に失業手当といった社会保障制度を受けられない職業に就いている方は、月収などの経済状況の審査が厳しくなるので注意しましょう。

定職に就いていれば十分と言えるほどの収入があったとしても、収入が不安定な職業に就いていることが原因で家賃滞納を避けるために審査を落とされてしまう可能性があります。

もしも月収や職業で審査に落ちてしまいそうなのであれば、貯金残高で審査を受けられる「預貯金審査」を受ける選択肢もあるので検討してみることがおすすめです。

預貯金審査では、家賃の約6倍ほどの貯金があれば問題なく審査に通過できると言われています。

具体的な預貯金審査の貯金目安額は、下記のとおりです。

預貯金審査の目安

  • 家賃が7万円の場合 42万円
  • 家賃が8万円の場合 48万円
  • 家賃が9万円の場合 54万円
  • 家賃が10万円の場合 60万円

社会的信用

審査の際は社会的な信用もポイントとなります。

特にクレジットカードや家賃などの滞納歴と、借金歴が特に重視されます。過去にクレジットカードの支払いや家賃を滞納したことがある方の信用情報はマイナスイメージを与えます。大きな額を借金したことがある方も審査に不利になります。さまざまな滞納歴がある方は家賃を滞納する可能性があると判断され、審査を通過することが難しくなります。

また職業面ではアルバイトの方やフリーランスのように収入が不安定な方も社会的信用が低く、審査が厳しくなることがあります。

外見や立ち振舞い

入居審査では外見や振る舞いも判断材料となります。不動産会社へ訪問時や打ち合わせ時の第一印象は審査に影響を与えます。特に言葉づかいや態度、身だしなみから人となりが判断されます

振る舞いに問題がある方は入居後にトラブルを引き起こす可能性があるとされ、審査へ不利な影響を与えることがあります。入居に関する手続きを行う際は担当者への態度や言葉づかいに気をはらい、しっかりとした身だしなみで臨みましょう。

保証人・保証機関の有無

保証人や保証機関の有無も審査に影響します。物件を借りる際は連帯保証人を立てることがあります。これにはさまざまな理由がありますが、主に契約者が家賃を支払えなくなった時の代理としての役割があります。

この連帯保証人を立てることができるかどうかが万一の場合に備えて、審査に影響してきます。連帯保証人の代わりに保証機関を立てることもあります。

保証機関を立てる場合は個人の信用情報が関わるため、保証機関を立てれない場合は入居審査を通過するのが難しくなります。

同居人との関係性

5つ目に同居人との関係性も審査のポイントとなります。夫婦や親子、兄弟などの親族関係にいる者との同居であれば問題なく審査が進むことがあります。

しかし、カップルや友人同士での入居の場合はその関係性がどのくらい続くかが不明確です。そのため契約期間中に関係が崩れるリスクがあります。

そうなると支払いや退去など不測の事態が起こってもおかしくありません。このようなリスクを避けるために、審査時には同居人との関係性も重視されます。

審査が早い=落ちた、時間がかかる=通るって本当?

審査が早い=落ちた、時間がかかる=通るって本当?
入居審査はその場でできるものではなく、不動産管理会社や家賃保証会社などがある程度の時間をかけてしっかりと審査をします。そんな入居審査には「審査が早いと落ちた」「審査に時間がかかると通る」といった噂があるようです。

審査には2日〜1週間かかるのが一般的

通常の入居審査であれば、2日~1週間程度かかることが一般的です。審査にかかる時間は物件や審査を行う会社によっても異なります。

また、とくに引越しが多くなる時期には、賃貸契約の増加に伴って審査に時間がかかる場合もあります。さらに、入居審査の関係者が多い場合は、より時間がかかる可能性があることも。

例えば、大家さん、賃貸管理会社、家賃保証会社の全てが審査を行う場合は、確認の手続きが多くなることで時間がかかることもあります。

審査が遅いからといって心配する必要はない

入居審査の連絡がないと心配になってしまう気持ちは分かりますが、決して焦る必要はありません。入居審査が遅れることは不動産会社にとってもデメリットです。

なぜなら、審査に時間がかかってしまったため、入居希望者がほかの物件に決めてしまったことでキャンセルになれば、今までの顧客対応が無駄になるばかりか、契約を1件失ったことになるのです。

そのため、不動産会社としてもできる限り早く結果をお伝えしたいのですが、さまざまな理由から遅れてしまっているだけですので、慌てずに待つようにしましょう。

とはいえ、どこかで手違いがあり、審査が滞ってるケースもありますので、1週間以上待たされるようであれば、確認の連絡をしてみても良いでしょう。

同棲の場合、合算収入で審査を通せる?一人のみの収入?

同棲の場合、合算収入で審査を通せる?一人のみの収入?
一般的な家賃の基準は収入の3分の1程度と言われていますが、同棲の場合はお互いの収入を合算することで、より賃料の高い物件へ入居が可能です。夫婦やカップルで収入を合算するには、いくつかのパターンがあります。

1人のみの収入で審査されるケース

例えば、どちらか一方が自己破産や家賃の滞納歴があることによって、ブラックリストに登録されている場合などは、1人の収入のみで審査をされることがほとんどです。ブラックリストに登録された場合は、また家賃を滞納してしまう恐れがあるため、審査にほぼ落ちてしまいます。

別のケースとして、賃貸契約を結ぶ段階では単身での入居であとから同棲を開始する場合も、1人の収入を元に審査をすることになります。つまり、審査は賃貸契約を結ぶ時点で受ける必要があるという事です。

2人の収入で審査されるケース

基本的には同棲可能な物件であれば、2人の収入を合算して審査を受けることができます。この場合は、結婚しているかどうかに関わらず、入居する2人の収入を合算できます。

ただし、結婚をした夫婦と結婚前のカップルを比べた場合、信用度としては夫婦の方が審査が通りやすい傾向にあります。同棲の場合は夫婦に比べて別れるリスクが高く、結果的にどちらかの収入が欠けてしまうリスクがあるからです。

そのため、結婚前のカップルは、審査に落ちてしまう物件もあることは認識しておきましょう。

契約は1人だが2人の収入が加味されるケース

どちらか一方の収入だけでは希望する物件の審査を通すことができない場合は、もう1人の収入を合算して再審査を受けられる可能性があります。

もし、同棲するどちらか一方の収入を理由に審査が通らなかったときは、不動産会社の担当者に同棲するもう1人の収入を合算できないかを確認してみましょう。

通常は賃貸契約においては、同棲する1人の名義で契約を締結することが一般的です。なぜなら、連名で契約を行うと連絡や請求が複雑になり、手間がかかってしまうからです。

そのため、2人の収入を合算する場合でも、契約は1人で結ぶことがほとんどです。

彼女側を契約人として賃貸審査を受ける際の注意点

彼女側を契約人として賃貸審査を受ける際の注意点

彼女側を契約人として賃貸審査を受ける際の注意点を紹介します。
契約人は基本的にどちらか片方がなるケースが多いですが、彼女を契約人に選ぶ場合は下記の3点に注意しましょう。

彼女側を契約人として賃貸審査を受ける際の注意点

  • 後から契約人を変更することはできない
  • 収入が高い方を契約人にした方が通過率は高くなる
  • 退去時の状態回復は契約人に責任が発生する

下記からは、それぞれの注意点について詳しく紹介していきます。

後から契約人を変更することはできない

彼女側を契約人として審査を受ける際の注意点1つ目は、「後から契約人を変更することはできない」です。

契約人を決める際に絶対に忘れてはいけないのが、契約人は後から変更することができないということです。

同棲するお部屋を借りる際には、多くの場合カップルの内の1人が契約人となり、もう一人が連帯保証人となりますが、契約人も連帯保証人も共に一度決めると引っ越しをして契約を解除するまで変更することができません。

適当な気持ちで契約人を決めて、最悪の場合後から変更したら良いと甘く考えているのであれば要注意です。

契約人になる意味を把握し、カップルでよく話し合ってからどちらが賃貸契約人になるのか決定しましょう。

収入が高い方を契約人にした方が通過率は高くなる

彼女側を契約人として審査を受ける際の注意点2つ目は、「収入が高い方を契約人にした方が通過率は高くなる」です。

同棲するお部屋を借りる場合、カップルの内どちらが契約人になっても問題ありませんが、収入に差があるのであれば収入が多い方が契約人になった方が審査の通過率は高くなります。

なぜなら賃貸審査の際には、契約者の収入と職業が重視されるからです。
もしもカップルの内どちらが契約人になるか迷っているのであれば、収入が多い方が契約人を請け負ってあげることも検討してみましょう。

なお、ただの同居者よりも契約人の方が当然責任は重いため注意が必要です。
契約人にならなかった方が連帯保証人になれるのであれば、契約人と同等の責任を負うことになる連帯保証人になることがおすすめです。

退去時の状態回復は契約人に責任が発生する

彼女側を契約人として審査を受ける際の注意点3つ目は、「退去時の状態回復は契約人に責任が発生する」です。

カップルの内片方だけが契約人になる場合、2人で一緒に住むお部屋だったとしても退去時の状態回復は契約人に責任が発生します。

つまり、喧嘩などをして破局しお互いバラバラに引っ越すことが決まった場合、契約人にならなかった彼氏が部屋をきれいに掃除しなかったとしても、部屋を故意に壊したとしても全ての責任が契約人になってしまった彼女が背負わなければいけないということです。

同棲を考えている現在は仲が良いかもしれませんが、一緒に住み始めた後も仲の良さを保ち続けられるとは限りません。

契約人にどちらがなるかは簡単に決めてしまわずによく話し合ってから決定するようにしましょう。

カップルの同棲が入居審査に通りやすくなる方法

カップルの同棲が入居審査に通りやすくなる方法

カップルの同棲は、様々な理由により入居審査に通りにくいことはお分かり頂けたかと思います。それでは、同棲カップルが審査に通りやすくするには、どのような方法があるのでしょうか?この項では、同棲カップルが審査に通りやすくなるポイントを6点に絞って解説します。

「入居審査に通るか不安だけど、何とか同棲したい。」と考えている皆さん。次にあげるポイントがクリアできれば、審査に通る可能性がかなり高くなりますので、ぜひ参考にしてみてください。

①家賃が高い物件を選ばない

大家さんは「同棲カップルは、短期間で別れてしまって、そのあと家賃の支払いが滞るのではないか。」と心配しています。ですから、別れて一人になったとしても、しばらくは家賃の支払いに困ることがないように、家賃が高い物件は避けるのが賢明といえます。

同棲を考えているカップルが、別れを想像するのは難しいかもしれません。しかし、家賃が支払えなくなるという現実に直面することもあり得ます。このような事態に対応できるように備える気持ちが大切です。

②同棲相手を連帯保証人にする

連帯保証人は、借主の肉親にお願いする人が多いことは、ご存じの方もいるかと思います。ただし、大家さんの立場からすると、場合によっては連帯保証人が一人だけでは不安であるということがあるかもしれません。そんなときは、連帯保証人を二人立てるというケースもあるようです。

そこで、カップルのうち一人が借主、もう一人が連帯保証人になるという方法があります。大家さんは、つねに家賃滞納に備えたいと考えていますので、連帯保証人が二人になれば安心感が増すことになり、入居審査にも通りやすくなるといえるでしょう。

③不動産会社の担当を味方にする

不動産屋は、物件探しから入居申込、賃貸契約にいたる間、いろいろと面倒をみてくれます。その不動産屋と仲良くなることができれば、良い物件を紹介してくれたり、入居審査に通りやすくする方法を教えてくれたりするかもしれません。

それでは、不動産屋と仲良くなるには、どんなところに気をつければよいのでしょうか?仲良くなるには、まずは信頼関係が大切です。同棲を始めるために、物件を探したいのであれば、不動産屋には極力カップルで行くようにしましょう。不動産屋が「このカップルは仲が良いので、同棲しても大丈夫だろう。」と感じてくれたら、入居審査に通りやすくなるはずです。

④保証会社と契約して審査を通す

本来は連帯保証人を立てられない場合に利用する家賃所保証会社ですが、現在は賃貸契約を結ぶ場合に必須となることもあります。保証会社と契約することで入居審査を通しやすくすることができます。

というのも、不動産管理会社や大家さんは、入居者が家賃を支払えなくなった場合でも、保証会社から家賃分のお金を受け取ることができるので、リスクを減らすことができるのです。

ただし、保証会社を利用する場合も一定の審査が必要となるため、契約が結べる保証会社を探す必要があります。

⑤連名で契約を結ぶ

同棲可能の物件であれば2人が連名で賃貸契約を結ぶことで審査が通りやすくなります。連名で契約した場合は、2人が家賃を支払う義務を負うため、貸主としては一定のリスク回避になるのです。

例えば、同棲するどちらか一方が契約をしている場合は、貸主は契約者にあたるどちらか1人にしか家賃を請求することができません。しかし、連名で契約している場合は、例えどちらか一方が支払いができなくなっても、もう1人に家賃を請求すれば良いのです。

ただし、連名契約は手続きや請求が複雑になることもあり、貸主から敬遠されることが多いため注意が必要です。

⑥都合の悪いことでも自分から正直に話す

貸主や不動産会社は契約に際し、契約者の態度にも注意を払います。

なぜなら暴力的な人は入居後に問題を起こす可能性がありますし、常識がない人は近隣住民とのトラブルになる危険性もあり、当然ながらそのような人を入居させたくはないでしょう。

同じように嘘をついたり、隠し事をするような人を入居させたいとは思いません。収入や勤務状況などは審査をすればすぐに分かってしまいますので、不用意に嘘をつくとバレてしまうことがあります。

そのような場合は、かえって審査を通しにくくすることになりますので、都合の悪いことでも隠さずに正直に話すことがおすすめです。

 

カップルの同棲向け物件の特徴

カップルの同棲向け物件の特徴

カップルで同棲する場合、どのような物件が合うのでしょうか?それは、カップルにより価値観が違うはずなので、自分たちの価値観に合った物件を探したいところですよね。

同棲カップルが、どんな間取りに住んでいるか調査すると、2LDKが一番多く、次いで1LDKとなっているようです。2LDKであれば、二人で過ごすリビングのほかに部屋が2つあるので、お互いに一人の時間を確保することができます。よって、余裕のある暮らしができるでしょう。

しかし、なかには四六時中一緒に居たいというカップルがいるかもしれません。そんなときは、1LDKでも十分快適に過ごせるはずです。

[補足] 物件の間取りについて

●1LDK(1部屋+リビング+ダイニングキッチン):二人で暮らすにはギリギリの広さ
●2LDK(2部屋+リビング+ダイニングキッチン):二人暮らしには最適の広さ

このように、カップルの価値観は様々ですから、自分たちの価値観に合わせて、快適に長く住み続けることができるような物件を探すことが大切であるといえます。

この項では、カップルが物件を選ぶときに必要と考えられるポイントを3つに絞って解説していきます。最適な物件選びの参考になれば幸いです。

①家賃が継続的に支払える物件

同棲生活を長く続けるためには、家賃をしっかりと払い続けることが大切です。自分たちの収入に対して、家賃が高すぎる物件は、住んでいる途中で生活が苦しくなってしまうことがあるかもしれません。金銭的な余裕が無くなると、お互いにイライラしがちになり、二人の仲に亀裂が入ってしまう恐れもあります。

ですから、どちらか一人でも支払っていけるくらいの家賃の物件を探した方が賢明といえます。そのような物件であれば、二人の収入を合わせて暮らしていけば、金銭的な余裕があるので、気持ちにもゆとりが出てくるはずです。

②二人で入居ができる物件

同棲カップルのなかには、部屋がせまくても平気だという人もいるかもしれません。けれども、物件情報に『単身専用』とあれば、二人で住むことはできません。そもそも『単身専用』の物件は、建築設計の段階から一人で住むことを前提に造られており、部屋数が少なく、防音性が弱いという特徴があります。

物件情報に『二人入居可』とあれば、そこで同棲できる可能性があります。しかし、『二人入居可』となっていても、夫婦や肉親なら受け入れるが、同棲カップルは受入れないという物件もあります。大家さんの立場からすると「同棲カップルは、短期間で別れてしまい、住み続けることができなくなるかもしれない。」というリスクがあるため、敬遠されてしまうようです。

このように『二人入居可』となっていても、同棲できるとは限りませんので、同棲できるかどうかの確認は、不動産屋に足を運んで直接聞いてみましょう。「良い物件を探して、二人で長く暮らしたい。」という気持ちを誠実に伝えれば、不動産屋は同棲カップルに最適な物件を紹介してくれるはずです。

③ルームシェアができる物件

ルームシェアとは、1つの物件を複数人で賃貸契約して同居することを言います。『ルームシェア可』という物件は、2000年を過ぎてから、首都圏に増えてきたようです。

一般的な同棲では、二人のうち一人が賃貸契約して居住し、家賃の支払いについては契約者が責任を持つことになります。対して、ルームシェアでは、住人一人ひとりが契約者となりますので、住人全員が家賃の支払いの責任を持つことになります。

ルームシェアの場合、住人全員で家賃や光熱費を“割り勘”で支払うというケースが多いようです。ですから、一人当たりが支払う金額は、大きく下げることができますから、金銭的なメリットは大きいといえるでしょう。

ところで、ルームシェアが広まり始めた2000年頃は、同性の人達でシェアするケースが多かったようです。そして、その後は、異性の人達でシェアするケースが見られるようになりました。なかには、カップルで実質同棲している人もいるようです。

カップルの同棲の際の賃貸契約書について

カップルの同棲の際の賃貸契約書について

賃貸契約の際に必要となるの賃貸契約書ですが、一人暮らしの場合であれば入居人の名義で契約をするのが一般的です。

しかしながら、カップルで同居する際には契約者の名義を誰にすれば良いのかと迷ってしまうこともあるかと思います。

ここでは、同棲の際の賃貸契約書の名義について解説します。

同棲する際の契約者は誰にするのが良いのか

カップルが同棲する際の賃貸契約書に記載する契約者のパターンは主に2パターンあります。

カップルそれぞれの収入や事情に応じて、審査に通りやすくなる方を選ぶのが入居審査に通りやすくなるためのポイントです。

男性が契約者になるべきなどのルールはないので、性別などの偏見にとらわれず自分たちの事情に合わせて選ぶようにしましょう。

特に、契約者の職業や年収・過去の支払い滞納状況などは大きく契約時の審査に影響を及ぼすので注意が必要です。

当たり前かもしれませんが、無職やフリーターのような収入が安定していない職業の方が契約者になるよりは、定職に就いている方が契約者になった方が審査通過率が上がります。

片方が収入が安定しない職業に就いているのであれば、収入が常に一定な方が契約者になった方が良いでしょう。

下記からは、それぞれのパターンについて詳しく解説していきます。

カップルの二人のうち、どちらが契約者になるのか迷っているという方は、ぜひ参考にしてください。

なお、契約者は必ずしもどちらかだけがなる必要はなく、二人でなるという方法もあります。

また、契約者にならなければ責任を問われることはないというのは、勘違いです。

①収入が多い方が契約者になるパターン

カップルのうち片方の収入が多い場合は、収入の多い方を契約者にすることで入居審査に通りやすくなると言われています。

大家さんや不動産会社にとっては、契約者が二人に別々であるよりは契約者が一人の方が家賃滞納などのトラブルが起きた際に対応がしやすいためです。

収入が多い方が契約者になる場合、契約者でない方の続柄は「同居人」となり、契約書には契約者名、同居人名、続柄、年齢などの情報を記載することになります。

②それぞれが契約者になる連名契約のパターン

カップル一人の収入では家賃の支払いがギリギリになってしまう場合は、カップルそれぞれが契約者になる連名契約をすることで審査に通りやすくなると言われています。

連名契約の場合、破局などの理由でカップルの一方が退去することになったとしても再び契約をする手間が省け、大家さんや不動産会社の負担が軽減されるからです。

連名契約の場合、それぞれが契約者となるため、契約者それぞれの書類の提出が必要になります。

入居審査に落ちた場合の対処方法

入居審査に落ちた場合の対処方法
万が一審査に落ちてしまった場合でも、すぐに諦める必要はありません。審査に落ちるにはさまざまな原因があります。その原因をはっきりとさせ、改善することができれば次の審査は通過できる可能性があります。ここでは審査に落ちた時の対処法を紹介します。

合算の収入で再度申し込みをする

同棲する1人の収入で審査に落ちてしまった場合は、夫婦やカップルの収入を合算して再申請をしてみましょう。ほとんどの場合は、同棲する両名の収入を合算して審査を受けられます。

2人の収入を合算して審査を受ける場合はどちらか1人の名義で契約をするか、連名で契約をするかどちらかになります。

これに関しては不動産会社や大家さんの判断になることがほとんどです。どちらか一方の名義による契約を求められる場合を考えて、あらかじめ2人で話し合っておくと良いでしょう。

振る舞いを改める

審査に落ちる原因の一つに態度があります。不動産会社でのやり取りをしているときに横暴な態度や荒い言葉づかいをしていた人は、それが原因かもしれません。

不動産会社は契約者の態度、言葉づかい、身だしなみなどをチェックしています。振る舞いに問題のある方は入居後に問題を起こす可能性があると考えられてしまいます。

契約者の人柄が大家に伝わり、審査の合否に影響します。もし悪い印象を与えるような振る舞いに心当たりのある方は、振る舞いをあらためて好印象を与えられるように努力しましょう。

同棲相手との関係の長さをアピールする

同居人との関係性が良くないと思われてしまったら、それが入居審査に影響を与えてしまった可能性があります。破局のリスクがあると思われると、入居後に支払い能力に問題が発生する可能性があるととられます。

また突発的な退去の可能性も考慮され、物件を貸し出す上で奥手になる大家もいます。同棲相手とは良好な関係を築いており、長く続く関係であるというアピールをすることで次の審査では有利になる可能性があります。

支払い能力があることをアピールする

家賃の支払い能力がないと判断されたら審査は通過できません。安定した職業や正社員で働いている方はこの点は問題なく通過できることがあります。

しかし、アルバイトやフリーランスで生計を立てている方は不安定と判断されます。この場合、毎月の家賃を支払う能力があることを証明する必要があります。預金額や残高証明書を提示することで審査にプラスの影響を与えることができる場合もあるので、検討してみましょう。

社会的信用のある連帯保証人をたてる

入居審査では連帯保証人の社会的信用度も影響します。信用度の低い方では審査を通過できないことがあります。

連帯保証人の職業や収入が判断材料として利用されますが、連帯保証人にクレジットカードや家賃の滞納歴がある場合はマイナスイメージを持たれてしまいます。

この場合は社会的信用がある方を連帯保証人に立てることで、審査に通りやすくなることがあります。

保証会社を変えるよう頼んでみる

保証会社を変えることで審査に通りやすくなることがあります。保証会社にはさまざまな基準があり、会社を変えることで審査を通過できる可能性があります。

各不動産会社は不動産会社と連携していることが多いため、1社で落ちてしまっても次の保証会社を紹介してもらうようにお願いしましょう。一般的に信販系の保証会社は滞納歴などに厳しいため、独立系の保証会社を紹介してもらえると審査に通りやすくなる可能性があります。

代理契約で再審査してもらう

上記の手段では対応できない、または試したけど審査が合格できなかった時は代理契約で審査してもらう方法もあります。

代理契約とは契約者と実際の契約者が異なる契約を行うことで、契約者を親族などに変更することで実行可能です。代理契約を行うと、再審査に通過できる可能性があります。

代理契約は主に無職の方やフリーターの方など収入が不安定な方が必要とする契約です。しかし、いろいろ試しても審査に通らない場合は代理契約を行うことを考えてみてください。

別の物件も試す

どうしても審査に通過できない場合は別の物件を探した方がいいでしょう。審査にはさまざまな判断材料が用いられています。特に経済状況や社会信用度は審査に大きな影響を与えると言われています。

実際に家賃と月収のバランスが取れていない物件の審査は通る可能性が低いです。その際は思い切って物件を変えて、別の物件を申請した方が賢明です。

アリバイ会社を利用して別の物件に申し込みをする

物件を変えて何度も審査に挑戦しているにも関わらず、審査に落ち続けているのであれば、
自分達の職業や収入が原因で落ちてしまっているのかもしれません。

その場合は、職業を変えたり収入を増やすことは難しいため、
アリバイ会社の利用を検討してみましょう。

アリバイ会社とは、賃貸物件などの審査の際に就職先情報を用意してくれる便利な会社です。

利用にお金はかかりますがお金さえ支払うことができれば、
無職やフリーターの方であっても勤め先情報を貰うことが可能です。

何度も審査に落ちてしまっているけど絶対に同棲を始めたいと考えている方は、利用を検討してみてください。

実績豊富な業者を選んで利用すれば、バレずに審査を進めることがほとんどです。

なお、一部の業者には適当な仕事をしている悪質な業者が存在しているため、
業者選びだけは注意が必要です。

UR賃貸の物件にしてハウスシェアリング制度を利用する

意外と知られていませんが、独立行政法人都市再生機構が管理・提供を行っている
UR賃貸の物件でも家族や友人、恋人と一緒に住むことができます。

一般的には、家族や友人、恋人と同居することをルームシェアと言いますが、
UR賃貸ではルームシェアのことをハウスシェアリングと言います。

UR賃貸の物件全てでハウスシェアリング制度が利用できるわけではありませんが、
対応している物件であれば恋人との同棲の際にも利用できるので検討してみましょう。

ハウスシェアリング制度を利用する際は、最初の契約のタイミングで
同居する予定の2人で契約をする必要があり、1人で契約をしてしまうと
後から2人で住むなどの変更や同居人を変えるなどの変更はできないので注意しましょう。

最初に2人で契約をしていれば、後から片方だけ出ていくことはできます。

【経験談】実際に賃貸の審査に落ちた同棲カップルの声

【経験談】実際に賃貸の審査に落ちた同棲カップルの声
【経験談】実際に賃貸の審査に落ちた同棲カップルの声

ここまでカップルが審査に落ちる原因などを解説しましたが、じつは多くの人が同じような原因で入居審査に悩んでいます。ここでは実際に入居審査に落ちてしまったカップルの状況や、審査を乗り越えた方法などを紹介します。

過去の滞納歴が原因で審査に落ちたカップルの経験談

結婚を控え婚約しているカップルのAさんとBさんは、同棲を始めるための物件を契約するために入居審査を受けていました。

しかし、Aさんには過去に家賃の滞納歴があることが分かり、入居審査に落ちている状況でした。現在は定職に就いており、安定した収入のあるAさんですが、一度ついてしまった家賃の滞納歴が消えておらず、賃貸契約を結ぶことができません。

そこで、Aさんの代わりに、正社員として勤務しており一定の収入の見込めるBさんの名義で審査を受けることになりました。残念ながら当初希望していた物件の審査は通りませんでしたが、少し家賃を下げた物件で審査を通すことができました。

このように、どちらか一方に家賃の滞納歴があっても、もう1人の収入で家賃を十分に支払える場合は入居審査を通せる可能性があります。

収入の低さが原因で審査に落ちたカップルの経験談

お付き合いをしているCさんとDさんは、同棲するための賃貸住宅を契約するために入居審査を受けていました。当初はCさんの名義で賃貸契約をする予定でしたが、Cさんの年収は手取りで約300万円でした。しかし、収入を理由に審査に落ちてしまったようです。じつは入居を希望していた物件の家賃は約12万円で、一般的な手取り収入の3分の1という基準から大きく外れている状況だったのです。そこで、手取り収入で約250万円の収入のあるDさんと、合算した収入で再度審査を依頼することになりました。その結果、十分な収入があると判断され、希望の物件に入居できたのです。

同棲する一方の収入が理由で審査に落ちてしまった場合は、同棲する2人の収入を合算して再度審査を受けられる場合もあります。基準としては2人の合算した手取り収入の3分の1に収まる家賃の物件を選ぶと良いでしょう。

カップルの同棲の審査についてのよくある質問

カップルの同棲の審査についてのよくある質問

二人入居相談の意味とは?

二人入居相談とは、「一人でも入居することができる物件ではありますが、
家族や友人、恋人と二人で入居することも場合によっては可能です。」
という意味です。

そのため二人入居相談と記載されているお部屋は、一人で入居することもできますが、
二人までなら同居を相談することもできます。

ただし、二人入居相談は、あくまでも二人までなら相談に対応するという意味であって、
確実に二人での入居が可能という訳ではないので注意しましょう。

片方の収入に問題があったり、片方が過去にトラブルを起こしている記録があったりする場合には、もちろん二人で入居することはできません。

また、お部屋によっては二人入居相談可能という記載がなかったとしても、
入居を相談できるケースがあります。

二人入居相談という記載は、同棲可能な物件を探す際の目安の一つとして考えるようにしましょう。

なぜ事前に二人入居不可になっている物件があるのでしょうか?

二人入居不可や一人入居のみなどの表記がある物件は、単身者限定物件と呼びます。

二人入居の相談をする前から、二人での入居不可と記載されている単身者限定物件は、
大家さんが絶対に同棲や同居を認めていない物件です。

二人入居を相談したとしても、ほぼ確実に断られるので同棲用の物件探しをする際は
候補から除外した方が良いでしょう。

仮にそういった物件で、無断で同棲を始めてしまうと隣人から通報され強制退去や契約解除になるので注意しましょう。

一般的にグレーゾーンと言われている、一晩恋人を泊める行為や週末に友人を家に呼ぶだけでも
物件によってはルールを破っていることになってしまいます。

恋人と同棲したい、同棲できなかったとしても週末は家に恋人を呼びだいと考えている方は、
念のため二人入居不可や一人入居のみなどの表記がある物件を選ばないようにしてください。

家賃滞納時、同居者への請求は来ますか?

恋人同士で同棲をしている場合、賃貸契約者が家賃を滞納してしまうと
同居者へ請求が来る可能性があります。

実際に滞納時に同居者へ請求をするかどうかは、大家さんや管理会社によって違ってくるため
絶対に来るとは断言できません。

しかし、法律的にみると契約者が家賃の滞納をした場合に同居者へ請求をすることは可能なため、
来ると考えておいた方が良いと言えるでしょう。

同居者への請求が来る可能性は、最初から同棲をしていた場合にも
後から恋人が引っ越してきた場合にも変わりません。

また、同棲している恋人が連帯保証人になっているか連名契約を結んでいるかにも関係ないため、
自分は契約時に名前を書かなかったからと言って
自分に責任はないと勘違いしないよう注意しましょう。

喧嘩別れをした際に、自分は契約者ではないからと
恋人に今後の家賃の支払いを押し付けてしまうと大変なことになる可能性があります。

新卒で同棲を考えているのですが、入居審査に通りますか?

新卒で同棲をする場合でも、入社後の給料で家賃の支払い能力があるとみなされれば審査に通ると言われています。

特に、大学を卒業後の就職の場合だと、大学を卒業しているということから社会的信用を得やすく、審査に通りやすいと言われています。

しかし、大卒でない場合でも不動産会社によっては審査に通ることもありますので、新卒で審査に通るか不安な場合は、まずは不動産会社へ相談して、審査に通ることが可能であるか確認しましょう。

審査の際は、内定通知書が必要となりますので、内定通知書を紛失することの無いように注意しましょう。

同棲相手が無職の場合でも入居審査に通りますか?

同居人(同棲相手)が無職の場合でも、契約者に家賃の支払い能力がある場合は、部屋を借りることはできると言われています。

ただし、同居人が無職で支払い能力がない場合(無職で十分な貯金もない場合)は、カップルそれぞれが契約者となる連名契約はできないことが多いので注意が必要です。

また、同居人が無職であるが、入居後に就職する予定がある場合はその旨を不動産会社に伝えることによって審査が通りやすくなる場合があるので、入居後の予定を不動産会社に伝えることも審査に通りやすくなるポイントです。

同棲相手が婚約者の場合でも入居審査に通りにくいのでしょうか?

同居人と婚約をしている場合、婚約をしていない場合よりも審査に通りやすくなると言われています。

婚約をしている場合、破局などで家賃が支払えない・入居してすぐに退去してしまうリスクが比較的少ないためです。

入居審査に通りやすくするためにも、婚約をしている場合は、不動産会社や大家さんに婚約をしている旨を伝えるようにするのがおすすめです。

同居人がブラックリストだと同棲の審査は通りませんか?

同棲の入居審査では、カップルの内片方が契約者となりますが、もう片方も連帯保証人になるケースが多いです。

その場合、契約者にならない同居人であってもブラックリストに入っていると審査に落ちやすくなってしまいます。

しかし、落ちた理由がブラックリストに入っていることが原因だったとしても、理由は一切明かされないため実際のところはブラックリストに入っていることが影響してくるかはわからない部分が大きいです。

フリーター同士でも同棲の審査に通りますか?

フリーター同士でもお互いに十分な収入があるか、片方の収入だけでも十分に支払っていけるくらいの家賃のお部屋を選んでいれば審査に通過できます。

しかしやはりフリーター同士での審査は、社会人カップルの審査よりも職業から厳しく審査されてしまう傾向があるので注意が必要です。

結論、フリーター同士での同棲の場合は、審査には通るが審査の通過は簡単ではないというのが正しいでしょう。

フリーター同士での同棲を検討している方は、特別な理由がない場合はどちらかが就職してから同棲することも検討してみることがおすすめです。

同棲の審査に落ちる確率はどのくらいですか?

カップルで同棲する場合のお部屋の審査に落ちる確率は、約15%くらいだと言われています。
単身者の審査に落ちる確率が10%で、同棲の友人同士でルームシェアをする場合の落ちる確率が40%くらいなことから、同棲の審査に落ちる確率は少し高いと言えます。

しかし全体の割合で見ると落ちるカップルよりも受かるカップルの方が圧倒的に多いため、1度落とされてしまっても諦めなければ最終的に同棲可能なお部屋に住めると考えられます。

同棲の入居審査にかかる日数は何日ですか?

同棲するお部屋の入居審査にかかる日数は、利用する保証会社にもよりますが約2~7日ほどです。

引っ越しシーズンである2月~4月と9月~10月の申し込みの場合は、他にも審査を受けている方が大勢いるため、審査結果が返ってくるまでに時間がかかる傾向がありますが、それ以外のシーズンであればすぐに返ってくるケースが多いです。

審査の結果を急いで出してもらうことはできないため、引っ越しを急いでいる場合はお部屋探しを早くに始めるようにしましょう。

【同棲だと賃貸契約の審査に落ちる?カップルが審査に通りやすくなる方法を解説】まとめ

【同棲だと賃貸契約の審査に落ちる?カップルが審査に通りやすくなる方法を解説】まとめ

ここまで、カップルで同棲する場合の難点や対策について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

カップルが入居審査に通るのはそう簡単ではありませんが、しっかりと知識を得て、対策をとれば、審査に通ることがお分かり頂けたと思います。

入居審査において最も重要とされるのは、家賃の支払い能力であるため、いかにカップルお二人の家賃の支払い能力があるかを示していくことが重要となります。

また、あくまでも同棲のカップルが入居審査に通るかは不動産会社や大家さん、家賃保証会社によるので、まずは不動産会社に同棲でも審査が通るかの確認が必要です。

彼氏彼女の二人で、楽しい同棲生活を望んでいる皆さん。このたびの記事を参考にして、ぜひとも二人にとって快適な物件の契約を勝ち取りましょう。

 

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