20歳のフリーターは賃貸審査に落ちる？借りるポイントと注意点を徹底解説

20歳フリーターだと賃貸を借りることはできるのでしょうか？
親元を離れて一人暮らしを始めたくても、賃貸を借りられないと困ってしまいますよね。

本記事では、20歳フリーターは賃貸を借りることはできるのかについて詳しく紹介していきます。

【結論】20歳のフリーターでも賃貸を借りる事は可能！

20歳フリーターだと職業的に賃貸が借りられないようなイメージを持っている方もいるかと思います。
しかし結論から書くと、20歳のフリーターであっても賃貸を借りることは可能です。

フリーターは一般的に賃貸を借りにくいと言われていますが、収入に見合ったお部屋を選び、両親に連帯保証人を頼めば不自由なく一人暮らしできるお部屋を借りることができます。

フリーターだと絶対に賃貸は借りられないということはないので安心してください。
フリーター状態で賃貸を契約したい場合は、自分の月収に見合った家賃のお部屋を選ぶことが大切です。

賃貸物件を借りるには支払い能力を証明する

20歳のフリーターが賃貸物件を借りるためには、支払い能力を証明することが大切になります。
そのため、アルバイトの月収が15万円しかないのに、家賃10万円の物件などを選んでしまうと、家賃を支払い続ける能力がないと判断され審査に落ちるので注意しましょう。

一般的に無理なく支払える家賃の上限は月収の3分の1以下の金額までと言われています。
厳密に3分の1内に収める必要はありませんが、一つの目安として家賃決めの際の参考にしてください。

なお引越てすぐは、家具や家電の購入など通常はないような出費がかさむため、貯金はある程度溜めてから引っ越しを検討することがおすすめです。

20歳のフリーターが賃貸を借りるための方法7つ

次に20歳フリーターの方が、賃貸を借りるための方法を紹介します。
簡単に実践できる方法を紹介しているのでぜひ参考にしてください。

方法①家賃を手取り3分の1以下の物件にする

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法1つ目は、「家賃を手取り3分の1以下の物件にすること」です。
これはフリーターに限った話ではありませんが、一般的に賃貸物件を借りる際は家賃を手取りの3分の1以下に収めるのが理想と言われています。

なぜかというと、家賃を手取りの3分の1以下に収め切らなければ食費や光熱費といった生活費に割くお金がなくなってしまい、生活が苦しくなるからです。

賃貸契約時の審査でも、収入と家賃のバランスは3分の1以下に収まっているかどうかで確認されており、この目安を大きく超えていると審査に落とされる確率が高まります。

手取りの3分の1以下という目安を大きく超えてしまうと審査に落とされるだけでなく、生活も苦しくなってしまう可能性が出てくるため、お部屋を借りる際はできる限り手取りの3分の1以下の家賃のお部屋に選ぶことがおすすめです。

方法②収入が安定している親族を連帯保証人にする

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法2つ目は、「収入が安定している親族を連帯保証人にする」です。
賃貸を契約する際は、基本的に保証人を立てることを依頼されるケースが多く、収入が安定している親族を連帯保証人に設定すると審査の通過率が高まります。

なぜ連帯保証人を設定すると審査の通過率が上がるのかというと、お部屋を貸す側は連帯保証人がいれば仮に契約者が家賃を支払えなくなっても連帯保証人から回収できると考えるからです。

連帯保証人も依頼できるほど親族との仲が良い場合は、賃貸契約をするにあたって連帯保証人が必要になったことを相談してみましょう。

なお、連帯保証人は責任が重いため親しい間柄であってもやりたくないと断られるケースもあるかと思います。
その場合は無理に頼んでしまうと関係が壊れてしまうので注意してください。

方法③連帯保証人が難しい時は保証会社を利用する

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法3つ目は、「連帯保証人が難しい時は保証会社を利用する」です。
一つ前の項目で親族に連帯保証人を依頼するのがおすすめと記載しましたが、人によっては親族との仲が悪いなどの事情があり任せられないという方もいるかと思います。

親族に連帯保証人を任せることが難しい場合には、保証会社を利用することがおすすめです。
保証会社とは、契約者が家賃を支払えなくなってしまった際に代わりに大家さんに費用を立て替えてくれる会社です。

契約者自身は、費用を立て替えてもらったからと言って滞納している家賃を支払わなくてよくなるわけではありませんが、大家さんは費用を立て替えてもらえるため契約者が保証会社を利用していれば確実に家賃が回収できるようになります。

大家さんは確実な費用の回収が行えるようになるため、連帯保証人も保証会社もない状態よりは保証会社を利用している状態の方が審査通過率が上がります。

方法④収入が安定している親族に代理契約をしてもらう

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法4つ目は、「収入が安定している親族に代理契約をしてもらう」です。

フリーターをしているけどお部屋を借りられるほどの収入がない、月の収入が10万円前後という場合には、保証人や保証会社をつけても審査に落とされる可能性が高いと考えられます。

そのため月の収入が10万円前後しかないフリーターの場合は、収入が安定している親族に代理契約をしてもらうことがおすすめです。

代理契約とは、親族などに賃貸の契約者になってもらい契約してもらったお部屋に自分が住むという契約方法です。

代理契約は事前に不動産会社に説明していれば違反にならず、学生や収入が不安定な職業に就いている方には代理契約でお部屋を借りている方が多いです。

月々の収入が少ない場合には、自力での契約だけでなく親族に頼ることも視野に入れてみましょう。

方法⑤入居者が長い間決まっていない物件を狙う

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法5つ目は、「入居者が長い間決まっていない物件を狙う」です。
お部屋探しをする際に意外と穴場なのは入居者が長い間決まっていないような物件です。

入居者が長い間決まっていないような物件は、日当たりや立地などに問題があるケースが多いですが、人気がないため審査が甘い傾向があります。

収入が少なかったり、過去にトラブルを起こしていたり、特殊な事情がある方であっても、審査が甘い物件であれば簡単に自力で賃貸を契約できます。
そのため、連続して審査に落ちてしまった際には、不人気物件も選択肢の1つとして考えてみましょう。

なお、入居者が長い間決まっていないような物件は、その地域では有名な事故物件などの可能性もあるため、借りる際はできるだけ告知事項がないか確認するようにしてください。

方法⑥預貯金審査で支払い能力を示す

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法6つ目は、「預貯金審査で支払い能力を示す」です。
月収が少なかったりアルバイトをまだ見つけていないという場合には、定期収入ではなく貯金残高で審査を受けられる「預貯金審査」を選択することもおすすめです。

預貯金審査はフリーターや無職で賃貸を契約したいと考えている方によく利用される審査方法で、預貯金審査を選ぶと安定収入がない方でもお部屋を借りられる確率が上がります。

定期収入が少ない方の場合は、家賃を支払い続けられるのか初期費用は支払えるのかを不安視され審査を落とされてしまうケースが非常に多いため、預貯金審査を受けることも視野に入れてみましょう。

なお、預貯金審査は全ての物件で利用できるわけではなく、大家さんによっては対応していないケースもあります。

方法⑦アリバイ会社を利用して審査を通す

提供しているサービス	在籍確認サービス・書類作成・保証人紹介・緊急連絡先代行
対応速度	最短即日30分～
対応エリア	全国どこからでも依頼可能
ホームページ	https://nihon-alibi-kyokai.jp/
電話番号	03-6452-4467

20歳のフリーターが賃貸を借りる方法7つ目は、「アリバイ会社を利用して審査を通す」です。
アリバイ会社とは、フリーターや水商売、無職、フリーランスなどの職業柄収入が安定していない方が、賃貸審査を通過できるよう勤務先情報の提供などを行っている会社です。

アリバイ会社「日本アリバイ協会」を利用すれば、収入が安定していないフリーターの方でもスムーズにお部屋を借りられるようになります。

日本アリバイ協会では、勤務先情報の提供だけでなく、保証人の紹介などのサービスも提供しているため、賃貸契約でお悩みの方は利用を検討してみてください。

20歳のフリーターが賃貸生活を送る際の注意点

20歳のフリーターの方が賃貸生活を送る際の注意点を紹介します。
フリーターで賃貸一人暮らしをする際は、下記の3点に注意しましょう。

初めての一人暮らしは誘惑も多く無駄な出費をしてしまいがちです。
しかし実家暮らしとは違い一人暮らしでは自分でお金の管理をしなければいけません。

先のことを考えず衝動的にお金を使っていると生活が立ち行かなくなる可能性があるので注意しましょう。

①無駄な贅沢をさけて生活費を節約する

注意点1つ目は、「無駄な贅沢を避けて生活費を節約すること」です。
初めての一人暮らしとなると、ついつい不要な物まで買ってしまい、無駄遣いをしてしまいがちです。

しかし、一人暮らしをする際には、生活に必要な全ての出費を自分の稼ぎから捻出しなければなりません。
そのため、最初のうちはできるだけ無駄な贅沢を避けて、生活費を節約することがおすすめです。

一人暮らしでは、思わぬタイミングで出費が発生することも少なくありません。
貯金を十分に用意しておかないと、思わぬ出費が発生したタイミングで生活が回らなくなる可能性があります。

ある程度の貯金が貯まるまで、できるだけ生活費を節約するようにしましょう。

②一つのバイト先で長く務める

注意点2つ目は、「一つのバイト先で長く務める」です。
フリーターで賃貸を借りて一人暮らしをする場合、なるべく一つのバイト先で長く務めることがおすすめです。

なぜかというと、短期間でバイトを転々としていると収入が安定せず、最悪の場合生活が立ち行かなくなってしまうからです。

一つのバイト先で長く務めると、収入が安定し出費の予定も計画性を持つことができます。
また、長期間努めることは昇進や昇給にも繋がります。

特に引っ越しをしてすぐは特別な出費も増えてしまうため、できるだけ続けられそうなバイトを見つけておくようにしましょう。

③家賃は毎月決まった日に支払う

注意点3つ目は、「家賃は毎月決まった日に支払う」です。
お部屋を借りると、契約した月から退去するまで毎月必ず家賃を支払う責任が発生します。

毎月発生する家賃の支払いを期日までに行えないと、家賃を滞納したという扱いにされてしまう可能性があり、1度でも滞納扱いになると今後の賃貸契約時に滞納した履歴が響いてくることが考えられます。

そのため賃貸生活を送る際は、なるべく毎月決まった日に家賃を支払うことで支払い忘れを予防することがおすすめです。

やむを得ない事情から家賃の支払いが遅れてしまいそうな場合は、必ず事前に大家さんに相談するようにしましょう。

20歳のフリーターが賃貸審査について抱く疑問

最後に20歳のフリーターの方が賃貸契約をする際によくある質問をまとめて紹介していきます。
初めての一人暮らしを考えており、不安を抱えているフリーターの方は、ぜひ参考にしてください。

今回紹介するのは、下記の3つ質問です。

保証人は親族じゃなくてもなれますか？

保証人は、賃貸の契約者がお部屋の家賃を支払いきれなくなった場合に、代わりにその義務を負う立場となります。

そのため通常、保証人は親族であることが求められますが、法律上の規定では親族である必要はありません。

法律上は保証人が親族である必要はありませんが、利用する不動産会社や賃貸物件の大家さんによっては親族であることを求められるケースが多いです。

保証人が親族でなくても受け入れられるかどうかは、契約書や条件によって違ってくるため、親族以外に保証人を依頼しようと考えている方は事前に必ず不動産会社の方に相談しておくことがおすすめです。

20歳フリーター保証人無しでも賃貸契約できますか？

20歳でフリーターの場合、収入が安定していないケースが多いため、審査で収入や職歴、前のお部屋でのトラブルの有無などが確認されます。

そのため、20歳のフリーターでも、賃貸契約を結ぶことは可能ですが、契約できるかどうかは人によります。
安定した収入があり、収入に見合った家賃のお部屋を選んでいれば十分に契約できる見込みがあります。

賃貸物件を探す際には、不動産会社や物件ごとの条件をよく確認し、自分の収入に見合った家賃のお部屋を選ぶことが大切です。

審査に通らなかった場合は、保証人を立てるか、別の物件を探して再度挑戦してみましょう。

アルバイトを始めたばかりでも賃貸は借りられる？

アルバイトを始めたばかりであっても、賃貸契約を結ぶことは可能です。
しかし、不動産会社や賃貸物件のオーナーによっては、安定した収入があることを求められる場合があります。

そのため、アルバイトの場合は、収入が安定しているかどうかを確認されることが多いです。
収入が安定しているかどうかは、月々の支払い額や物件の賃料等に対する収入があるかどうかで確認されます。

収入が安定しているとは、例えば、契約する物件の賃料や管理費等の支払いが月々の収入の3分の1程度以内である、あるいはその物件の賃料や管理費等に応じた収入があることなどです。

収入が安定していない場合には、親族に連帯保証人を頼むなどの対策を取る必要があります。

【まとめ】20歳のフリーターは賃貸審査に落ちる？

本記事では、20歳のフリーターは賃貸審査に落ちるのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか？

20歳フリーターであっても、安定した収入があり収入に見合った家賃のお部屋を選べば賃貸を契約することができます。

フリーターといえば賃貸審査が厳しいイメージがありますが、収入と家賃のバランスにさえ気を付けていればどこかしらのお部屋は借りることができるため、一人暮らしを始めてみたいと考えている方はお部屋の審査を受けてみることがおすすめです。

本記事が一人暮らしを始めようと考えているフリーターの方のお役に立てれば幸いです。