「JPMCファイナンスの審査は厳しいの…?」
賃貸審査の厳しさは審査を行う保証会社によって決まりますが、JPMCファイナンスの審査は他社と比較して厳しいのでしょうか。
本記事では、JPMCファイナンスの審査は厳しいのかについて詳しく紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- JPMCファイナンスの審査の厳しさ
- JPMCファイナンスの審査項目
- JPMCファイナンスの二次保証会社
目次
JPMCファイナンスの審査は厳しい?
JPMCファイナンスは、独立系に分類される保証会社です。
審査のハードルは、以下の通りです。
保証会社の種類 | 審査のハードル | 特徴 |
---|---|---|
信販系 | 非常に高い | 審査時に個人信用情報をチェックする |
信用系(協会系) | やや高め | 同じ協会に加盟している会社間で利用者のデータを共有している |
独立系 | ゆるい | 独自の基準で審査を行う |
信販系や信用系の保証会社と比較して審査はゆるく、他社で落ちた方でも通過できる見込みがあります。
JPMCファイナンスとは
JPMCファイナンスは、株式会社JPMCの完全子会社です。
会社名 | 株式会社JPMCファイナンス |
---|---|
設立 | 2015年1月 |
資本金 | 35,000,000円、資本準備金35,000,000円 |
事業内容 | 賃貸不動産に関わるファイナンス全般 |
所在地 | 東京都千代田区丸の内3-4-2新日石ビルヂング |
大株主及び持株比率 | 株式会社JPMC 100% |
主にJPMCサブリース物件やJ’sPartnerの管理物件の保証会社として利用されています。
プランごとの保証料
JPMCファイナンスの保証料は、契約するプランごとに異なります。
各プランごとの保証料は、以下の通りです。
プラン名 | 初回保証料 | 月額保証料 | 更新保証料 | 月次事務手数料 |
---|---|---|---|---|
更新料有プラン | 家賃等の60%(最低保証料3万円) | なし | 1万円(1年更新) | 440円 |
更新料無プラン | 家賃等の80%(最低保証料4万円) | なし | なし | 440円 |
月額保証料プラン | なし | 家賃等の3%(最低保証料1,500円) | なし | 440円 |
契約できるプランはあらかじめ決められており、利用者が選択できるものではありません。
初回保証料は契約時に支払う保証料で、更新保証料は年に1回支払う必要がある保証料です。
審査申し込み時に提出する書類
JPMCファイナンスの審査申し込み時には、保証委託申込書と本人確認書類、支払い根拠を示す書類の3点を提出する必要があります。
支払い根拠を示す書類は、職業ごとに提出すべき書類が異なるので以下を参考にしてください。
書類名 | 対象者 |
---|---|
申込書 | 全員 |
本人確認書類 | 全員 |
源泉徴収票/給与明細/預貯金通帳 | 給与所得者 |
所得税の確定申告書または課税証明書 | 自営業者 |
親権者同意書/親権者の印鑑証明 | 未成年者 |
預貯金通帳/内定通知書 | 求職者等の無職の方 |
年金支払通知書 | 年金受給者 |
保護決定通知書 | 生活保護受給者 |
二次保証会社
JPMCファイナンスでは以下の2社と提携を結んでおり、JPMCファイナンスの審査へ申し込むと同時に二次保証会社でも審査を受けられます。
二次保証会社
- 株式会社Casa
- ジェイリース株式会社
Casaとジェイリースは、どちらも信用系の保証会社です。
CasaはCGO(一般社団法人全国保証機構)、ジェイリースはLICC(一般社団法人全国賃貸保証業協会)にそれぞれ加盟しています。
CGOやLICCで滞納経験がある方では、審査の通過は困難です。
二次保証会社への申込は、JPMCファイナンスへの申込時に一括で行われるため、別途申込書を記入する必要はありません。
JPMCファイナンスの審査で確認される項目
JPMCファイナンスの審査では、主に以下の6つの項目がチェックされます。
JPMCファイナンスの審査で確認される項目
- 家賃滞納経験の有無
- 家賃と収入のバランス
- 職業と勤続年数
- ネット上のネガティブな情報
- 人柄
- 反社会的勢力との繋がり
JPMCファイナンスは独立系の保証会社であり、審査時に信用情報が確認されることはありません。
家賃滞納経験の有無
JPMCファイナンスの審査では、家賃の滞納経験の有無が確認されます。
家賃の滞納経験が確認されるのは、JPMCファイナンスでの滞納のみです。
家賃の滞納経験があっても、滞納した際に利用していた保証会社がJPMCファイナンス以外の保証会社であれば、過去の滞納経験が審査に悪影響を及ぼす心配はありません。
保証会社によっては、信用情報に記録された家賃の滞納経験を確認する場合もありますが、JPMCファイナンスの審査では信用情報を確認されることはありません。
家賃と収入のバランス
JPMCファイナンスでは、申込者に十分な支払い能力があるのかを判断する目的で家賃と収入のバランスをチェックしています。
現在安定収入を得ていない無職の方や求職中の方でも審査の申込を拒否されることはありませんが、家賃に見合った収入がないと審査を突破できない点に注意が必要です。
家賃を考える際は、以下の表を参考にしてください。
家賃 | 月収の目安 |
---|---|
4万円 | 12万円 |
6万円 | 18万円 |
8万円 | 24万円 |
10万円 | 30万円 |
12万円 | 36万円 |
職業と勤続年数
JPMCファイナンスの審査では、現在の職業と勤続年数、雇用形態なども確認されます。
JPMCファイナンスでは、無職の方や求職中の方のように一切収入がない方からの申込も受け付けていますが、収入が不安定な職に就いている方は厳しく審査される傾向があります。
厳しく審査される職業や雇用形態は以下の通りです。
厳しく審査される職業や雇用形態
- 無職
- フリーター
- フリーランス
- 学生
- 夜職
- 非正規雇用
- 勤続年数が3年未満
ネット上のネガティブな情報
JPMCファイナンスの審査では、ネット上のネガティブな情報が確認されます。
自分の名前や居住地でネット検索をかけた際に、自分のネガティブな情報がヒットする方は、注意が必要です。
審査に悪影響を及ぼす情報は以下の通りです。
審査に悪影響を及ぼすネガティブな情報
- 自分が犯した犯罪に関する情報
- SNSでの過激な投稿
- SNSでの非常識な投稿
人柄
JPMCファイナンスの審査では、申込者の人柄も確認しています。
契約を結んだ後で隣人トラブルを起こされないためです。
人柄の審査では、服装や態度、発言などがチェックされます。
入居審査の相談へ訪れる際や本人確認電話に対応する際は、以下のようなNG行動をとらないよう注意しましょう。
人柄を問題視される避けるべき行動
- 暴言を吐く
- しつこく家賃の値下げ交渉をする
- だらしない身なりで相談に行く
- 本人確認電話を無視し続ける
- 申込書類に嘘を記入する
反社会的勢力との繋がり
JPMCファイナンスの審査では、反社会的勢力との繋がりが厳しく確認されます。
入居者や契約者はもちろん、緊急連絡先や保証人の相手が反社会的勢力関係者であっても落とされます。
審査時に厳しくチェックしているのは、条例で反社会的勢力の関係者に物件を貸してはいけないと決められているからです。
JPMCファイナンス以外の保証会社の審査でも、基本的に確認されないことはありません。
JPMCファイナンスの審査に落ちた時の対処法
JPMCファイナンスの審査に落ちた時の対処法としては、以下のような方法があります。
審査に落ちた時の対処法
- 保証会社を変更する
- ほかの物件を探し直す
- 親族名義での契約を考える
- 引っ越し時期を変更する
- アリバイ会社を利用する
保証会社を変更する
JPMCファイナンスの審査に落ちた時は、まずほかの保証会社に変更できないか確認してみましょう。
多くの賃貸物件では、利用できる保証会社が複数社用意されており、申し込む保証会社を変更すれば同じ物件の審査がやり直せます。
落ちた物件で再審査を受ける方法は限られているので、落ちた時はまずJPMCファイナンス以外の保証会社を利用できる物件か確認してみましょう。
保証会社の変更が可能かどうかは、不動産屋に確認をとれば簡単にわかります。
なお、保証会社の変更や再審査に費用は一切かかりません。
ほかの物件を探し直す
保証会社を変更できない時は、落ちた物件を自力で契約する方法は残されておらず、ほかの物件を探し直す必要があります。
落ちた物件は諦めて次に申し込む物件を探し直しましょう。
ほかの物件を探し直す時は、落ちた物件よりも家賃を下げて探すことがおすすめです。
審査の難易度は家賃に比例しているので、家賃を下げれば審査の難易度も下げられます。
親族名義での契約を考える
親族を頼れる方は、親族名義での契約も検討してみると良いでしょう。
賃貸審査では、契約名義人が審査の対象となるため、親族名義での契約であれば入居者ではなく契約名義人の支払い能力や職業が審査の対象となります。
落ちた物件がどうしても諦められない時は、代理契約に変更して親族名義で契約を行う方法も検討してみてください。
なお、代理契約を選択するには必ず許可をとる必要があり、大家さんによっては代理契約を認めてもらえない場合もあります。
引っ越し時期を変更する
審査に落ちた時は、引っ越し時期を変更してみる方法もおすすめです。
一般的に賃貸審査は、引っ越し繁忙期ほど審査の基準が上がると言われています。
現在引っ越しを考えていたタイミング次第では、引っ越し時期を変更するだけでも審査のハードルを下げられるため、今すぐに引っ越す必要がない時は、引っ越し時期の変更も検討してみると良いでしょう。
最も引っ越しに適しているのは、引っ越す人が通常よりも減少する5月~8月と11月~2月です。
アリバイ会社を利用する
審査に落ちた時は、アリバイ会社の利用も検討してみると良いでしょう。
アリバイ会社とは、賃貸審査を有利に進められる仕事や収入のアリバイを提供するサービスです。
アリバイ会社と契約すれば自分の本当の仕事や収入ではなく、アリバイ会社から提供された基準を満たす仕事や収入で審査を受けられます。
JPMCファイナンスは他社と比較して厳しい保証会社ではないため、落ちた方は対策せずに次の審査へ進んでも再度落とされると予想できます。
お部屋選びで妥協したくない時は、アリバイ会社に相談してみてください。
JPMCファイナンスの審査の流れ
JPMCファイナンスの審査の流れは、以下の通りです。
JPMCファイナンスの審査に関するQ&A
最後にJPMCファイナンスの審査に関するよくあるQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。
Q&A
- 確認電話は実施される?
- 緊急連絡先は誰でも良い?
- 平均的な審査期間は?
確認電話は実施される?
JPMCファイナンスでは、一部の申込者に対して本人確認電話を実施しています。
審査への申込が完了したら、確認電話がかかってくるのを待ちましょう。
本人確認はすべての申込者に対して実施しているものではなく、人によっては確認が実施されないまま審査の結果が確定する場合もあります。
なお、本人確認の実施の有無は事前に告知されません。
緊急連絡先は誰でも良い?
審査申し込み時に設定する緊急連絡先相手の条件は、以下の通りです。
緊急連絡先に選択できる相手の条件
- 同居人以外
- 18歳以上
- 日本国内在住
- 親族
同居人と18歳以下の人を緊急連絡先に設定することはできません。
日本国内在住であることと親族であることは必須条件ではありませんが、できる限り日本国内在住の親族に頼むことが推奨されています。
平均的な審査期間は?
JPMCファイナンスの平均的な審査期間は、2~7日です。
審査にかかる期間は、申込タイミングや提出書類の状態によって前後するため、申し込みが完了したら焦らずに結果を待ちましょう。
審査の結果は、不動産屋経由で伝えられます。
提出書類が不足していたり、本人確認電話に対応しなかったりすると、審査は長期化する恐れがあります。
できる限り早く結果を受け取りたい時は、完璧な状態で申込書類を提出することが大切です。
なお、通常よりも審査期間が長引く時は、メールでお知らせが届きます。
【まとめ】JPMCファイナンスの審査はゆるめ
本記事では、JPMCファイナンスの審査は厳しいのかについて紹介しました。
JPMCファイナンスは独立系に分類される保証会社であり、審査はゆるめです。
しかし、申し込んだすべての人が通過できるほどゆるい会社ではありません。
支払い能力が低かったり不安定な仕事をしていたりすると審査に落とされます。
審査を通過できる自信がない時は、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社では審査を有利に進められるアリバイを提供しており、無職の方でも基準を満たす収入がある体で審査を受けられます。
入居審査のチャンスは限られているので、不安な時はアリバイ会社と契約してから万全の状態で審査に臨みましょう。
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