「エルズサポートの審査に落とされたけど理由がわからない…」
審査に落ちたと結果だけ伝えられても、理由がわからなければ対策できないと感じる方は多いかと思います。

本記事では、エルズサポートの審査に落ちた理由と落ちた場合の対処法を詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • エルズサポートの審査難易度
  • エルズサポートの審査に落ちる理由
  • 審査で見られる4つの項目

エルズサポートとは?

エルズサポートとは?

エルズサポートとは、全国賃貸保証業協会(LICC)に加入している保証会社です。

社名 エルズサポート株式会社
所在地 東京都中野区中野2-24-11住友不動産中野駅前ビル19階
資本金 100百万円
設立 2007年7月18日

外国籍の方や高齢者のようなお部屋の契約が難しい人からの申し込みも受け付けていますが、審査難易度は高めで過去にLICC加盟会社で滞納している場合には通過が困難です。

契約時にかかる保証料

エルズサポートを契約する際にかかる保証料は、以下の通りです。

初回保証委託料 月額賃料等の50%
保証委託契約更新料 12,000円

初回保証委託料は、お部屋の家賃額によって決まり、最低保証料は2万円です。
保証委託更新料は契約後、エルズサポートの契約を更新する度にかかる費用で、年間12,000円です。

保証会社はお部屋の退去まで契約し続けるケースが一般的なため、保証委託契約更新料は基本的に退去するまで毎年発生します。

申し込み時に必要な書類

申し込み時に必要な書類は、以下の4点です。

申し込み時に必要な書類

  • 本人確認書類
  • 保証委託申込書
  • 個人情報取扱同意書
  • 契約事前説明書

本人確認書類以外の書類は、不動産仲介業者が用意します。
本人確認書類として認められる書類は、国籍によって異なります。

日本国籍 運転免許証/健康保険証/パスポート(いずれか1点)
外国籍 パスポート/在留カード/特別永住者証明/住民票(4点すべて)

エルズサポートの審査が難しいのはなぜ?

エルズサポートの審査が難しいのはなぜ?

エルズサポートの審査が厳しめなのは、エルズサポートが全国賃貸保証業協会(LICC)に加入しているからです。

LICCとは、全国にあるさまざまな家賃保証会社が加入している団体で、加入する保証会社間で家賃滞納者の情報やトラブルを起こした人物の情報を共有しています。

エルズサポートだけでなく、LICCに加盟しているほかの保証会社での滞納・トラブル歴が審査に影響を及ぼすことから、審査の難易度が高めです。

LICC加盟会社

  • アーク
  • アルファー
  • K-net
  • 興和アシスト
  • ジェイリース
  • 全保連
  • 大成保証

エルズサポートの4つの審査項目

エルズサポートの4つの審査項目

エルズサポートの審査では、主に以下の4つの項目がチェックされます。
現在の収入だけでなく職業や雇用形態、過去の滞納歴などの総合的な視点から支払い能力を調べられ、家賃の支払いが難しいと判断されると審査に落とされます。

4つの審査項目

  • 過去の家賃滞納歴
  • 収入状況
  • 職業や雇用形態
  • 預金の残高

過去の家賃滞納歴

エルズサポートの審査では、過去に家賃を滞納していないかチェックされます。
確認される範囲は、エルズサポート利用時の滞納歴に加えて、LICCに加盟しているほかの保証会社での滞納歴までです。

エルズサポートの利用は初めてだったとしても、LICC加盟会社で滞納歴があると審査の通過は難しいので注意が必要です。
LICCの代表的な加盟会社としては、全保連、ジェイリース、アーク、ナップ賃貸保証などがあります。

収入状況

審査では収入状況から家賃を支払い続けられるか判断されます。
審査を突破するには、家賃の3倍以上の月収、家賃の36倍以上の年収が必要です。

家賃 年収 月収
4万円 144万円以上 12万円以上
5万円 180万円以上 15万円以上
6万円 216万円以上 18万円以上
7万円 252万円以上 21万円以上
8万円 288万円以上 24万円以上

なお、現在は収入が無くても、今後収入の見込みがある場合や預貯金状況によっては審査に通過できる可能性があります。

職業や雇用形態

審査では家賃を支払い続けられるかを判断する目的で職業と雇用形態、勤続年数も確認されます。
安定した職業・雇用形態の方が審査に通過しやすく、以下のような収入が不安定な仕事に就いていると不利になります。

審査で不利な職業・雇用形態

  • 無職
  • フリーター
  • フリーランス
  • 個人事業主
  • 水商売
  • 非正規雇用

収入が変動する仕事をしている場合は、月収ではなく年収から無理なく支払える家賃を考えると良いでしょう。

預金の残高

職業や雇用形態、収入状況によっては、預金残高の確認が行われます。
現状無収入や無職であっても、当分の家賃の支払いが可能なほどの貯金がある場合は、審査に通過できる可能性があります。

預金残高は、通帳のコピーや残高証明書を使用して確認され、貯金がないのにあると嘘をついたり現在の貯金額より多めに申告したりすることはできません。

預金の残高証明が実施されやすいのは、以下に該当する方です。

預金の残高証明が実施されやすい人

  • 無職
  • 就職活動中
  • 個人事業主
  • フリーター

エルズサポートの審査に落ちた際に考えられる理由は?

エルズサポートの審査に落ちた際に考えられる理由は?

エルズサポートの審査に落ちた際に考えられる理由は、以下の4つです。

審査に落ちた際に考えられる理由

  • 家賃が収入に見合っていなかった
  • 職業から家賃滞納を不安視された
  • 過去の滞納歴が審査時に発覚した
  • トラブルを起こしそうだと思われた

選んだお部屋の家賃が収入に見合っていなかった

申し込んだお部屋の家賃が、手取り月収の1/3以上または年収の1/36以上だったのであれば、落ちた理由は家賃が収入に見合っていなかったことが原因だと考えられます。

審査では年収と家賃のバランスを見られており、安定した収入があっても収入に見合わないほど高額なお部屋に申し込むと落とされます。

審査に落ちた物件と同じ価格帯のお部屋では審査に通過できる可能性が低いため、再度お部屋を探し直す際は家賃を下げて探しましょう。

職業や雇用形態から家賃の滞納を不安視された

審査に不利な収入が変動する職業や雇用形態で働いているのであれば、職業や雇用形態から家賃の滞納を不安視されたと考えられます。

フリーターやフリーランス、水商売、個人事業主などの仕事をしている方は、エルズサポートに限らず審査で不利な傾向があります。

家賃を月収の1/4以下に抑えたり、親族に代理契約を頼んだりすると良いでしょう。

過去の滞納歴が審査時に発覚した

過去にエルズサポートやLICCに加盟している他社で家賃を滞納しているのであれば、審査で滞納歴が発覚し、落とされたと考えられます。

各保証会社では、家賃滞納者やトラブルを起こした人物の記録をとっており、5~10年ほど記録が残ります。

過去にエルズサポート含めLICCに加盟している会社で滞納している場合は、LICC加盟会社の利用は避けた方が無難です。
再度お部屋を探し直す際は、審査が緩い独立系保証会社が利用できる物件を中心に探してみましょう。

態度や服装からトラブルを起こしそうだと思われた

お部屋の相談時に失礼な態度をとったり不潔感のある服装を着ていったりしたのであれば、態度や服装からトラブルを起こしそうだと思われた可能性があります。

審査では、収入や職業だけでなく、お部屋を貸した後で問題を起こさなそうな人柄かどうかも見られています。
お部屋の相談をする際や本人確認電話を受ける際は、相手に不快感を与えない振る舞いをしましょう。

エルズサポートの再審査に向けて見直すべき4つのポイント

エルズサポートの再審査に向けて見直すべき4つのポイント

エルズサポートの審査に落ちた際は、再審査を受ける前に以下の4つを検討してみると良いでしょう。
保証会社は、落とされた後に全く同じ条件で再審査を申し込むことはできません。

再審査に向けて見直すべき4つのポイント

  • 保証会社を変更する
  • 家賃や立地など物件条件を見直す
  • 契約名義を親族に変更する
  • アリバイ会社を利用して審査を受ける

保証会社を変更する

エルズサポートに落ちてしまったら、保証会社の変更が行えないか確認してみましょう。
多くの賃貸では保証会社が複数社用意されており、保証会社を変更することで複数回審査が受けられる仕組みになっています。

審査基準や審査項目は保証会社ごとに異なり、エルズサポートに落ちた人でも他社であれば通過できる可能性が残っています。

家賃や立地など物件条件を見直す

審査に落ちてしまった際は、再度同じような条件の物件に申し込みをしても落ちると考えられます。
お部屋を探し直す際は、家賃や立地など物件条件を見直しましょう。

審査は家賃が高い物件ほど厳しく、同じ価格帯の物件であれば、より人気な条件の物件の方が難易度が高い傾向があります。

賃貸の人気な条件

  • 新築・築浅
  • 駅徒歩数分圏内
  • ペット可
  • バス・トイレ別
  • 2階以上

契約名義を親族に変更する

親族を頼れる方は、親族に代理契約を頼むと良いでしょう。
代理契約とは、お部屋に住む人とは別の人が契約者となる契約方法のことです。

代理契約であれば、代理契約者の職業や収入で審査が行われるため、一度落ちているお部屋も再審査が受けられます。
親族を頼れる場合は、代理契約を検討してみましょう。

なお、代理契約は必ず不動産仲介業者に許可をとる必要があり、無許可で行うと契約違反に該当します。

アリバイ会社を利用してほかの物件の審査を受ける

すぐに引っ越し先を決めたい場合は、アリバイ会社の利用をおすすめします。
アリバイ会社とは、審査に有利な職業や収入があるというアリバイを提供してもらえるサービスで、利用すれば収入が少ない人や審査で不利な仕事をしている人でも、簡単に審査を突破できます。

アリバイ会社は1回あたり2~5万円ほどで利用できるため、予算に余裕がある方は利用を検討してみましょう。

エルズサポートの審査に関するQ&A

エルズサポートの審査に関するQ&A

最後にエルズサポートの審査に関するよくあるQ&Aを紹介します。
今回紹介するのは、以下の4つの質問です。

エルズサポートの審査に関するQ&A

  • 審査の結果はいつ頃わかる?
  • 確認の電話はいつかかってくる?
  • 落ちた理由を明かされないのは普通?
  • エルズサポートの審査は厳しい?

審査の結果はいつ頃わかりますか?

審査の結果は、最短30分で返ってきます。
他社と比べて審査の結果が返ってくるまでのスピードがとても速いことで知られており、不動産仲介業者で相談を行っている間に結果を知れます。

素早く結果を出してもらうためには、必要書類を不備なく揃えて提出し、本人確認電話にすぐに対応する必要があり、ミスがあると遅れるので注意しましょう。

なお、繁忙期や審査受付時間外に申し込みと、通常よりも時間がかかることがあります。

確認の電話はいつかかってきますか?

確認の電話は、当日から数日以内にかかってきます。
エルズサポートの審査は他社と比べても速く、書類を不備なく揃えられているのであれば、申し込み完了後すぐにかかってくることも珍しくないので注意しておきましょう。

なお、確認の電話がかけられるタイミングは事前に告知されません。
確認の電話は必ず行われるわけではなく、人によっては電話が来ないまま審査が終了するケースもあります。

審査に落ちた理由を教えてもらえないのは普通のことですか?

エルズサポートに限らず、保証会社の審査は落とされた理由を明かされないことが一般的です。
不動産仲介業者が落ちた理由を予測してアドバイスを行うことはありますが、不動産仲介業者にも保証会社から落ちた明確な理由は伝えられません。

落ちた理由が明かされないのは、明確な審査基準や審査項目を知られないためです。
不動産仲介業者から何も伝えられなかったとしても、嫌がらせをされたわけではありません。

エルズサポートの審査は厳しいですか?

エルズサポートの審査は、エルズサポートがLICCという団体に加盟していることから、やや厳しめだといわれています。

保証会社の中で最も厳しいとされる信販系会社と違い、審査時に信用情報を確認しませんが、LICCに加盟しているほかの保証会社での滞納・トラブル歴は確認されます。

エルズサポートに限らず、これまで保証会社利用時に滞納経験がある場合は注意が必要です。
賃貸でトラブルや滞納をした経験がないのであれば、審査の通過は難しくありません。

【まとめ】エルズサポートの審査はやや難しい

【まとめ】エルズサポートの審査はやや難しい

本記事では、エルズサポートの審査に落ちた際の対処法について紹介しました。
エルズサポートはLICCに加盟しており、同じくLICCに加盟している他社と情報を共有しています。

審査難易度はやや厳しめで、過去にLICC加盟会社で滞納やトラブルを起こしていると審査の通過は困難です。
収入や職業が原因で審査の通過が難しいと感じる場合は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。

アリバイ会社を利用すれば有利な設定で審査を受けられ、収入が少ない人や不安定な仕事をしている人でも審査の通過が期待できます。

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