「ナップ賃貸保証の審査は難しい…?」
ナップ賃貸保証の審査を受ける前に審査難易度が気になる方は多いかと思います。

本記事では、ナップ賃貸保証の審査難易度について詳しく紹介していきます。

この記事を読んでわかること

  • ナップ賃貸保証の審査難易度
  • 審査で見られるポイント
  • 落とされた時の対処法

ナップ賃貸保証とは?

ナップ賃貸保証とは?

ナップ賃貸保証は、外国籍の方や無職の方でも契約が可能な保証会社です。

会社名 ナップ賃貸保証株式会社
本社所在地 東京都中央区日本橋横山町3-13 日工薬会館ビル3F
創業 2001年8月7日
資本金 55,000,000円
加盟団体 JICC/CGO/全国居住支援法人協議会/LICC/全国住宅産業協会 など

LICCに加盟している会社ですが、審査難易度はそれほど高くなく、公式ホームページに記載されている情報によると申込者の95%が審査に通過できています。

ナップ賃貸保証の保証料

ナップ賃貸保証を利用する際にかかる保証料は、以下の通りです。

初回保証料 総賃料の50%
更新料 年1万円

初回保証料は契約時にかかる1度きりの費用で、更新料は契約2年目以降毎年かかる費用です。
他社と比較すると、初回保証料・更新料共に相場通りの料金設定です。

家賃を滞納し、ナップ賃貸保証による家賃の立て替えが発生した時に限り、上記のほかに数千円前後の手数料が別途発生します。

ナップ賃貸保証の審査に必要な書類

ナップ賃貸保証の審査時に全員共通で提出を求められる書類は、以下の2つです。

審査に必要な書類

  • 入居申込書
  • 身分証明書

入居申込書は不動産屋が用意する書類で、身分証明書には運転免許証やマイナンバーカード、健康保険証などが認められます。

属性 追加で提出する必要がある書類
外国籍の方 在留カード
生活保護受給者 生活保護受給者証明書
学生 学生証または合格通知書
未成年者 親権者引き受け同意書
現在契約中の賃貸で利用する場合 現在の賃貸借契約書の写しと入居者調査票

ナップ賃貸保証の審査難易度は?

ナップ賃貸保証の審査難易度は?

ナップ賃貸保証はLICC系に分類される保証会社で、審査難易度は保証会社全体で見ると中程度です。

種類 審査難易度 特徴
信販系 高い 信用情報の確認が入る
協会系 やや高い 協会に加盟している会社間で情報の共有が行われる
独立系 低い 審査が独自の基準で行われる

審査基準は平均的ですが、LICCに加盟している他社と情報を共有しているために、過去LICCでトラブルや滞納をしている方では審査の通過は困難です。

LICCに加盟している保証会社一覧

ナップ賃貸保証は、LICCに加盟しています。
審査時ではLICCに加盟しているほかの会社と情報を共有し、過去のトラブル歴や滞納歴がチェックされます。

ナップ賃貸保証での滞納歴がなかったとしても、以下の会社で滞納やトラブルを起こしている方は注意が必要です。

LICCに加盟している保証会社一覧

  • アーク
  • アルファー
  • エルズサポート
  • K-net
  • 興和アシスト
  • ジェイリース
  • 全保連
  • 大成保証
  • 宅建ブレインズ
  • 賃貸保証サービス
  • ニッポンインシュア
  • ホームネット
  • ランドインシュア
  • ルームバンクインシュア

ナップ賃貸保証の審査基準は7つ

ナップ賃貸保証の審査基準は7つ

ナップ賃貸保証の審査では、主に以下の7項目がチェックされます。

ナップ賃貸保証の審査基準

  • LICC加盟会社での家賃滞納歴
  • 収入状況
  • 職業や雇用形態
  • 人柄
  • 預金額
  • 虚偽情報の有無
  • 反社会的勢力との関係性の有無

LICC加盟会社での家賃滞納歴

ナップ賃貸保証はLICC(全国賃貸保証業協会)に加盟しており、LICCに加盟している他社と情報を共有しています。

審査ではLICCに加盟している他社での家賃滞納歴とトラブル歴が確認され、ナップ賃貸保証での滞納歴がなくてもほかの加盟会社で滞納歴がある場合には審査の通過が難しくなります。

LICC加盟会社での滞納経験がある方は、ナップ賃貸保証の利用はおすすめできません。

収入状況

審査では現在の収入状況と、収入に家賃が見合っているかを確認されます。
家賃は収入の1/3以下に抑えることが基準とされており、基準を大きく上回っていると審査の通過は難しくなります。

家賃 手取り月収の目安
4万円 12万円
5万円 15万円
6万円 18万円
7万円 21万円
8万円 24万円
9万円 27万円

家賃を考える際は、上記の表を参考にしてください。

職業や雇用形態

審査では、職業や雇用形態も確認されます。
正社員のように安定収入が得られる働き方をしていれば問題ありませんが、以下のような職業、雇用形態で働いている方と無職の方は、審査でマイナスに見られます。

審査で不利な職業や雇用形態

  • 夜職
  • 個人事業主
  • フリーター
  • 無職
  • 経営者
  • 生活保護受給者
  • 派遣社員・契約社員

上記で挙げた職業・雇用形態は、ナップ賃貸保証に限らずどこの会社利用時にもマイナスに見られます。
審査をスムーズに通過したい方は、アリバイ会社の利用を検討してみることがおすすめです。

人柄

審査では、人柄や身なりもチェックされています。
不動産屋で失礼な態度や不清潔な身なり、非常識な行動をとると審査に悪影響を及ぼすので注意しましょう。

態度は本人確認電話の際にも見られているので、不動産屋さんでの相談時同様、言動には注意すべきです。
確認電話は通常一切審査に影響を及ぼしませんが、攻撃的な態度で対応すると審査に落とされます。

預金額

以下の職業・雇用形態で審査を受ける場合、預金額のチェックが実施されます。

預金額の確認が実施される職業・雇用形態

  • フリーター
  • 無職
  • 個人事業主

現状無収入で、今後収入の目途が立っていない方でも、十分な預金額があれば審査を突破できます。

家賃 預金額の目安
4万円 96万円
5万円 120万円
6万円 144万円
7万円 168万円
8万円 192万円
9万円 216万円

虚偽情報の有無

審査では嘘を記入していないかチェックされます。
職場情報に関する嘘は確認電話で簡単に見抜かれるため、嘘の記入は絶対にやめましょう。

嘘をつくか迷うほど追い詰められているのであれば、アリバイ会社の利用がおすすめです。

アリバイ会社で対処できること

  • 収入状況
  • 職業・雇用形態
  • 緊急連絡先
  • 保証人

アリバイ会社を利用すれば収入と職業を審査で有利な設定に変更でき、緊急連絡先相手や保証人の確保も簡単に行えます。

反社会的勢力との関係性の有無

審査では反社会的勢力との関係性が確認されます。
反社会的勢力に加入している方はもちろん、関わりがある方も審査の通過は困難です。

契約時に反社会的勢力との繋がりを確認することは条例で決められており、他社でも同様に実施されています。

データベースやチェックツールを使用して厳しく確認されるので、隠して審査を突破することはできません。

なぜナップ賃貸保証の審査に落ちるのか?

なぜナップ賃貸保証の審査に落ちるのか?

ナップ賃貸保証の審査に落ちる人の特徴は、以下の通りです。

ナップ賃貸保証の審査に落ちる人の特徴

  • 過去にナップ賃貸保証で滞納している
  • 過去LICC系保証会社で滞納している
  • 信用情報に傷がある
  • 収入に対して高すぎる物件を選んでいる
  • 申込書に嘘を記入している
  • 収入に波がある仕事をしている
  • ネット上に犯罪歴が載っている

ナップ賃貸保証は、JICCとLICCに加盟しており、審査では金融機関での延滞歴やLICCに加盟している他社での滞納歴が確認されます。

過去に滞納歴がある方は注意しましょう。

ナップ賃貸保証の審査に落ちた場合どうするべき?

ナップ賃貸保証の審査に落ちた場合どうするべき?

ナップ賃貸保証の審査に落ちた際の対処法としては、以下のような方法があります。

ナップ賃貸保証の審査に落ちた時の対処法

  • 保証会社を変更できるか確認する
  • 安定収入のある親族に代理契約を頼む
  • 連帯保証人を立てる
  • 家賃を下げてほかの物件を探す
  • アリバイ会社を利用する

保証会社を変更できるか確認する

ナップ賃貸保証の審査で落ちた場合は、保証会社を変更すると同じ物件で再審査が受けられます。
保証会社は、1つの物件あたり2~3社程度用意されているので、不動産屋に確認をとりましょう。

ナップ賃貸保証の審査には通過していたけれど、大家さんや管理会社の審査で落ちていた時は、同じ物件の再審査は受けられません。

審査に落とされるのは保証会社がほとんどで、大家さんや管理会社の審査に落とされるケースは稀です。

安定収入のある親族に代理契約を頼む

親族を頼れる方は、代理契約を検討してみることもおすすめです。
代理契約とはお部屋に住む人とは別の人が契約者になる契約方法のことで、代理契約であれば既に落ちたお部屋でも再審査が受けられます。

代理契約のデメリット

  • 大家さんの許可が必要
  • 代理契約者が手続きを行う必要がある
  • 口座引き落としに制限がかかる

親族を頼れる方は代理契約も検討してみましょう。

連帯保証人を立てる

可能な方は連帯保証人を立てることを検討してみましょう。
連帯保証人とは、契約者が家賃を滞納した際に責任を負う役割のことです。

連帯保証人を立てずに保証会社のみで賃貸契約を行うケースが一般化しましたが、現在でも連帯保証人の有無で審査の通過難易度は大きく変わります。

親族に頼める方は、連帯保証人を頼む方法も検討してみましょう。

連帯保証人の条件

  • 2親等以内の親族
  • 支払い能力がある
  • 国内に在住

家賃を下げてほかの物件を探す

再審査が受けられない時は、落ちた物件は諦めてほかの物件を探す必要が出てきます。
お部屋の審査難易度は、家賃が安い物件ほど簡単な傾向があるので、審査に落ちてしまった際は、家賃を下げてお部屋を探し直すことがおすすめです。

また、独立系保証会社の方がナップ賃貸保証よりも審査難易度が低いため、利用できる保証会社に注目して独立系の会社が利用できる物件を選ぶことも重要です。

アリバイ会社を利用する

職業や雇用形態、収入状況が原因で審査に落とされた方は、アリバイ会社の利用がおすすめです。
アリバイ会社とは職業や収入に関するアリバイを提供している会社で、アリバイ会社を利用すれば有利な設定で審査が受けられます。

収入が少ない方や収入が不安定な仕事をしている方は、どこの保証会社を利用しても落とされる傾向があり、お部屋の条件を妥協しなければ契約できないケースがほとんどです。

不動産屋に家賃を下げてお部屋を探し直すよう提案された際は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。

ナップ賃貸保証の評判は?

ナップ賃貸保証の評判は?

ナップ賃貸保証の評判を調べたところ、以下のような取り立てが怖かったという内容の口コミが多く見つかりました。

利用者Mさん利用者Mさん

ナップ賃貸保証…きみがあの時払わないとひどいことになるぞみたいに脅してきたからわたしは出なくなったんだよ… 引用元:X

人によっては不安を抱かれるかもしれませんが、保証会社の口コミで最も多いのが「怖い取り立てを受けた」という内容です。

どこの保証会社でも口コミを調べると怖かったという記載が見つかることから、特別ナップ賃貸保証の利用を警戒する必要はないと言えます。

ナップ賃貸保証の審査に関するQ&A

ナップ賃貸保証の審査に関するQ&A

最後にナップ賃貸保証の審査に関するよくあるQ&Aを紹介します。
今回紹介するのは、以下の4つの質問です。

ナップ賃貸保証の審査に関するQ&A

  • 審査の結果はいつ頃わかりますか?
  • 確認の電話はかかってきますか?
  • 滞納したらどうなりますか?
  • 保証人がいなくても契約できますか?

審査の結果はいつ頃わかりますか?

ナップ賃貸保証の審査結果は、申し込みから平均2~3日程度で返ってきます。
結果が返ってくるまでにかかる時間は、他者の申し込み状況によって大きく左右されるので、焦らずに待ちましょう。

結果はナップ賃貸保証から直接伝えられることはなく、必ず不動産屋経由で連絡が届きます。
申し込みから1週間以上経っても結果の連絡が来ない方は、伝達ミスや手続きの失敗が考えられるため不動産屋に確認を入れてみてください。

確認の電話はかかってきますか?

確認の電話はかかってくるケースかかってこないまま審査が終了するケースがあります。
事前告知は一切なく、かかってくる場合は申込書に記載した自分の電話番号に申し込み完了から1~3日前後でかけられます。

電話が来たタイミングで対応できなかったとしても、後から折り返し連絡すれば問題ありません。
なお、確認の電話は自分だけでなく職場や緊急連絡先相手にかけられるケースがあります。

職場や緊急連絡先を頼んだ相手には事前に電話がくるかもと伝えておきましょう。

滞納したらどうなりますか?

家賃の支払いが遅れると電話や手紙で督促の連絡が届き、督促の連絡を無視していると、保証人や緊急連絡先相手に安否確認の連絡を入れられます。

長期的に滞納すると強制退去に発展するため、家賃の支払いが困難になった際は、速やかにナップ賃貸保証へ連絡しましょう。

支払いが遅れる連絡を事前に行っていれば、保証人や緊急連絡先相手にまで安否確認が行われることはありません。

なお、ナップ賃貸保証が一時的に家賃の建て替えを行った場合には、1件当たり数千円前後手数料が発生します。

保証人がいなくても契約できますか?

法人ではなく個人契約であれば、ナップ賃貸保証は基本的に保証人なしで契約が可能です。
審査の結果によっては、後から保証人を立てるよう指示されるケースもありますが、申し込み自体は保証人なしでも可能です。

保証人を求められるケースは多くないため、保証人が立てられない方もまずは審査に申し込みをしてみましょう。

【まとめ】ナップ賃貸保証の審査難易度はゆるめ

【まとめ】ナップ賃貸保証の審査難易度はゆるめ

本記事では、ナップ賃貸保証の審査難易度を紹介しました。
ナップ賃貸保証の審査は他社と比較するとゆるめですが、審査通過率は100%ではありません。

LICCとJICCに加盟していることから、金融機関やLICCに加盟している他社での滞納歴がある方は審査の通過が困難だと予想されます。

審査の突破が不安な方は、アリバイ会社の利用を検討してみてください。
アリバイ会社を利用すれば有利な設定で審査を受けられるため、審査突破を期待できます。

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