賃貸契約の審査に落ちる割合ってどのくらい?通過率を上げるポイントを解説

賃貸契約の前に行われる入居審査で落ちる割合は、全体の1割~2割と言われています。
入居審査で落ちる人には、明確な原因があります。では、入居審査ではどのような項目がチェックされるのでしょうか?

また、入居審査を通りやすくする方法、入居審査に落ちてしまったときの対処法も知りたいところです。この記事では、入居審査に落ちる具体的な原因や審査の通過率を上げる具体的な対策を解説します。

賃貸の入居審査が通らずに困っている人は、これから取り上げる事項を明日からでも実践してみるとよいでしょう。

アリバイ会社スタッフアリバイ会社スタッフ

以下の記事では、入居審査に掛かる日数や必要な書類といった基本情報から、入居審査に落ちる理由、審査に通過するコツまで、入居審査について網羅的に解説しています。入居審査の前に、一度ご覧ください。

賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?入居審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!賃貸契約の入居審査で落ちる理由は?入居審査に落ちる人と通る人の特徴を徹底解説!

入居審査とは

入居審査とは

入居審査では、入居に相応しい人かを判断します。具体的には、下記項目がチェックされています。

入居審査の主なチェック項目

  • 家賃の支払い能力はあるか
  • 個人信用情報にキズはないか
  • 過去に家賃滞納をしていないか
  • 入居後にトラブルが少なそうな人物か

まず、入居審査の最重要ポイントは、家賃の支払い能力です。
家賃と収入のバランスが良いか、安定した収入が見込める職業や雇用形態であるかになります。また、仮に本人が無職でも保証人に十分な支払い能力があること、残高証明書などを提示し2年分の家賃を支払えることが証明できれば、支払い能力に問題ないと判断されます。

次に、個人信用情報にキズがないか、です。
最近の賃貸住居は、賃貸保証会社指定のケースが多くあります。仮に、賃貸保証会社が信販系で信用情報を重視する会社だと、カードの滞納や自己破産により審査に落ちることがあります。

また、過去の家賃滞納履歴も審査対象となるケースもあります。
賃貸保証会社の中には、家賃滞納歴を審査項目とする会社があります。よって、過去に家賃滞納歴があると審査に落ちることがあります。

最後は、人物の確認です。入居後にトラブルが少なそうな人物であるかになります。
これら人物像の確認は、実際に店舗で接客を行う担当者が行います。

例えば、受け答えなどが常識の範囲内であれば問題はありません。しかし、言葉使いが横暴であることや態度が悪いなど素行が悪ければ、担当者の印象を悪くし、トラブルがありそうな人物というレッテルを貼られる可能性が高まります。

担当者は、接客時等の印象を大家さんや賃貸保証会社に紹介するときに伝えます。よって、店舗等での態度や行動も入居審査のポイントとなります。

入居審査に落ちる割合

入居審査に落ちる割合

冒頭でもお伝えしたとおりに、審査に落ちる人の割合は、概ね1割~2割と言われています。
一方で、次に紹介する「審査に落ちる原因」に該当していなければ、入居審査に落ちることはまずありません。では、その原因とはいったい何になるのでしょうか?

入居審査に落ちる原因

入居審査に落ちる原因

入居審査で落ちる人には、必ず原因があります。その原因は総じて、「自らの所有物を貸したくない」と大家さんに思われる人です。
入居審査で落ちて悩んでいる人は、下記で取り上げる事項に該当していないか確認してみましょう。
大家さんの立場になって考えてみれば、納得いくのではないでしょうか?

①家賃の支払い能力がない

一つ目は、家賃の支払い能力がないことです。家賃と収入のバランスが悪ければ、審査に落ちます。
例えば、月々の収入が20万円であるにも関わらず、家賃10万円の物件に申し込んだ場合です。日常生活は、家賃以外に食費・光熱費・通信費・交通費など家賃以外に掛かるものがたくさんあります。その中で、家賃だけで月の収入の半分を占めることは、客観的に支払いが厳しそうです。
よって、このようなケースでは「家賃の支払い能力がない」と見られてしまいます。

クレジットカードや家賃の滞納歴がある

二つ目は、クレジットカードや家賃の滞納歴があることです。保証人に信販系の賃貸保証会社が指定されているケースでは、これらがあると印象が悪く審査に落ちる原因となります。
よって、クレジットカードに滞納歴がある人は、信販系の賃貸保証会社が指定されている物件を避ける必要があります。

③人柄が悪い

三つ目は、人柄が悪いことです。不動産会社への問合せ時、店舗での面談時の態度や言葉使いなど、素行の善し悪しも審査のポイントとなり、不動産会社の担当者がチェックしています。
人柄が悪い人は、入居後にトラブルを起こされる可能性が高い人物として、大家さんには敬遠されます。

④社会的信用がない

最後に、社会的信用がないことです。反社会的勢力の人や過去に犯罪歴がある人は、審査に通らない可能性が高くなります。
賃貸保証会社の中には、過去の犯罪歴の調査や反社チェックなどを審査項目に含んでいるケースがあります。

入居審査に通りやすくする方法

入居審査に通りやすくする方法

ここまで、入居審査に落ちる原因を解説してきました。審査に通りやすくするには、ここまで取り上げた事項を改善することが一番の近道です。
この章では、審査に通りやすくする方法を6つ取り上げて解説します。

①家賃が高い物件は避ける

一つ目は、家賃が高い物件を避けることです。つまり、月の収入に見合わない物件を検討しないこと、になります。

例えば、月額収入30万円の人が、家賃8万円の物件を借りるのは客観的に見て支払いに無理がないと判断されます。一般的に、月額の収入に対して、家賃は1/3以内に抑えるのが理想です。

つまり、月額収入30万円の人は家賃10万円以内の物件がおすすめとなります。
また、月額の収入は総支給額ではなく、所得税や社会保険料などを控除した、手取り額での計算が無難です。

最近は、将来的な見通しに不安を感じる人が多く、できれば貯蓄しておきたいという考え方があります。

また、スマホの通信料が高額であることや、電気などの公共料金・税金・社会保険料などの上昇により、固定費が年々増加傾向です。
よって、はじめに家賃や固定などを差し引き、手元に幾ら残るのかを考えます。残った手元資金で日常生活や貯蓄ができるかをシミュレーションしたうえで、家賃の上限を決めていくのがよいでしょう。

②愛想よく振る舞う

二つ目は、愛想よく振る舞うことです。
なぜなら、大家さんや管理会社、賃貸保証会社はトラブルを起しそうな人を敬遠します。

賃貸の問い合わせ時や店舗訪問時など、言葉使いや態度の悪い人など悪態をつくような人にわざわざ貸したいとは思いません。
これらの人物像は、不動産会社の担当者が大家さんや賃貸保証会社に報告するので、心象が悪いと審査に落とされます。

よって、賃貸物件を借りる際は常識的な振る舞いをします。
ただし、借りる時だけ愛想よく振る舞うのではなく、入居後も他人から借りた住居は丁寧に扱い、また他の入居者には迷惑を掛けないようにするなど、心掛けることが重要です。

③連帯保証人をつける

3つ目は、連帯保証人を付けることです。
支払い能力や社会的信用などは、直ぐに回復するものではありません。本人のみで不安があれば、サポートする保証人の力が必要になります。

兄弟や親など支払い能力や社会的信用がある人がいれば、連帯保証人を依頼する方法があります。
最近は、賃貸保証会社を使うケースが多くなりましたが、保証人がいれば保証料がなくなり毎月の負担軽減となります。

④実績のある不動産会社を選ぶ

4つ目は、実績のある不動産会社を選ぶことです。
実績のある不動産会社であれば、これまでも審査に落ちる人や落ちそうな人の対応は当然に行っています。

よって、審査に落ちそうな人が来たら、さまざまヒアリングを行い対策が取ることができます。
例えば、審査に落ちそうな属性の人が来たら、審査が厳しい信販系の賃貸保証会社が付く物件は紹介せず、独立系の賃貸保証会社が付く物件を紹介します。

または、保証人のみの物件を紹介したりなど、入居審査が通る確率が高い方法を選択するなどノウハウがたくさんあります。

なお、賃貸保証会社は独立系が審査に通りやすい、信販系は通りにくいという傾向があります。独立系のフォーシーズ株式会社・日本セーフティー株式会社・日本賃貸保証株式会社は、家賃が適切な物件であれば審査に通るなど、審査通過率が高いことで知られています。

⑤収入ではなく貯金で審査してもらう

五つ目は、収入ではなく貯金で審査してもらうことです。
入居審査は、無職の人でも通ることがあります。この場合、収入ではなく貯蓄額で判断しているのです。

賃貸の契約は、一般的に2年契約が多くなります。つまり、2年分の家賃を支払える貯蓄があれば家賃を滞納される心配はありません。
よって、この場合は通帳などで残高証明書を提示すること、賃貸契約のときに半年分の賃料を先払いするなどで入居審査に通過することがあります。

⑥物件を選ぶときの条件を最低限にする

最後は、物件を選ぶときは最低限の条件とし、物件の選択範囲を広げます
例えば、物件を選ぶ条件としては、築浅、駅近、日当たり良好、セキュリティが万全などさまざまです。そのなかでも、賃貸住宅の稼働率と築年数は相関関係があります。

一般的に、賃貸物件を探す人はできる限り築浅を好む傾向があります。築浅は周辺相場に比べると家賃は高いのですが、最新設備や内装が綺麗なので人気が高く、高稼働率を維持できます。一方で、築年数が経過すると設備や内装が古くなるため、徐々に人気が薄れ、家賃下落や稼働率が下がります。

つまり、賃貸の審査が落ちる人の狙い目物件の一つは、「築年数が古い」物件を選ぶことです。築年数が経過し稼働率低下で困っているところに、入居を申し込めば多少過去にキズはあろうとも、貸してくれる可能性は十分あります。

よって、条件は駅近のみとし、築年数を妥協できれば、先述のようなケースに遭遇する可能性があります。このように、物件選ぶ条件を最低限の何か一つに絞り込むことで妥協点が見いだされ、物件が探しやすくなるメリットも出てくるのです。

入居審査に落ちた場合の対処法

入居審査に落ちた場合の対処法

これまで、賃貸の入居審査に落ちる原因や通過しやすくするための方法などを解説してきました。しかし、いざ入居審査に落ちてしまったらどうしたら良いのかがわかりません。
ここでは、入居審査に実際に落ちてしまったときに行う具体的な方法を4つ取り上げ、解説します。

①別の賃貸保証会社に審査してもらう

一つ目は、別の賃貸保証会社に審査してもらいます
これは、物件自体に賃貸保証会社が設定されておらず、一般的に保証人を付ける賃貸にてできる方法です。先述でもお伝えした通りに、賃貸保証会社は一般的に信販系が厳しく、独立系は通りやすいと言われています。
つまり、審査が通りやすい賃貸保証会社を選ぶことで、審査に通過できることがあります。

②代理契約してもらう

二つ目は、代理契約してもらうことです。
代理契約は、部屋に住む本人が未成年、無職又は信用情報に問題があるなどで審査に通らないときに、親や親族など代理人が契約する方法となります。
この場合、親や親族は連帯保証人となりますが、契約者となると本人同様に入居審査に通過しなければなりません。尚、代理契約で契約者になるには一定の要件があります。

代理契約できる人の主な条件

  • 入居者との関係が3親等以内
  • 安定した収入(家賃が手取りの1/3以下)
  • 信用情報に問題がない など

代理契約を行うには、入居の申込から契約手続き、入居後の更新や退去手続きまで行う必要があります。よって、現実的に代理契約できるのは親かその他の親族となります。

③別の物件を検討する

三つ目は、別物件を検討することです。
賃貸物件は無数にあり、一つの物件に固執する必要はありません。物件を変えることができれば、入居審査の基準や方法は異なり、別物件では入居審査に通過する可能性もあります。
審査に落ちてしまったら潔く諦め、次の物件を検討する切り替えも必要です。

④ルームシェアやシェアハウスを選ぶ

最後は、ルームシェアやシェアハウスを選ぶことです。
ルームシェアであれば、シェアする相手に賃貸契約を行ってもらう方法があります。また、シェアハウスは一般的な入居審査で行われる信用情報や滞納歴の調査はあまりなく、安定した収入であるかの確認とルールを守れそうな人か、などの人物像が重視されます。
先述をクリアできれば比較的入居しやすいのが、シェアハウスです。

【賃貸契約の審査に落ちる割合ってどのくらい?通過率を上げるポイントを解説】まとめ

賃貸の入居審査で落ちる人の割合は、概ね1割~2割程度です。
審査に落ちるのは、明確な原因があります。審査に落ちてしまう原因を解明し、その後に改善できれば入居審査に通過することができます
また、それでも審査に落ちてしまう場合には、賃貸保証会社や物件を変える、代理契約にするなど対策を講じてみるとよいでしょう。
現実、日本全国で空き家が増えており、拘りを持たなければどこかで借りることは数字の上では可能です。審査に落ちて悩んでいるのであれば、探す条件を妥協することで選択肢を広げることが賢明となります。