「ブラックリストに登録されているけど、保証会社の審査は自力で突破できるの…」
ブラックリストに登録されていることが原因で、賃貸審査に落とされないか不安を感じる方は多いかと思います。
本記事では、保証会社の審査はブラックの人でも通るのかについて詳しく紹介していきます。
この記事を読んでわかること
- ブラックリストに載る条件
- 保証会社の審査を突破するコツ
- 自分の信用情報をチェックする方法
目次
保証会社の審査はブラックでも通る?
審査で信用情報の確認を実施する保証会社は限られており、ブラックリストに登録されている人でも保証会社を選べば賃貸審査は突破できます。
信用情報がブラックな人が保証会社の審査に通るケースと通らないケースをそれぞれ紹介します。
保証会社の審査はブラックでも通る?
- 通るケース
- 通らないケース
通るケース
ブラックの人が賃貸審査を突破できるのは、独立系保証会社を利用する時と大家さんと直接契約できる物件を選んだ時です。
保証会社には大きく分けて3つの種類があり、独立系に分類される保証会社では信用情報のチェックが行われません。
審査に申し込む前からブラックリストに載っているとわかっている際は、不動産屋に事情を説明し独立系保証会社が利用できる物件を紹介してもらうと良いでしょう。
また、大家さんと直接契約できる物件では、通常時のように厳しい審査が入らず信用情報も確認されません。
通らないケース
保証会社には大きく分けて3つの種類があり、3種類の中で信用情報のチェックが実施されるのは信販系保証会社のみです。
信販系の保証会社を利用すると審査で確実に信用情報が調べられ、ブラックリストに入っている人では審査の突破は困難です。
信販系には以下のような保証会社が当てはまります。
信販系保証会社
- アプラス
- エポスカード
- オリエントフォレントインシュア
- ジャックス
- セゾン
- セディナ
審査に申し込む前から信用情報に傷があるとわかっている方は、信販系保証会社の利用が必須の物件を避けましょう。
ブラックリストとは
ブラックリストとは、信用情報機関に登録されたネガティブな情報のことを指します。
実際にはブラックリストというリストは存在しませんが、わかりやすいことから一般的にはブラックリストという単語で浸透しています。
ブラックリストとは
- ブラックリストに載る条件
- 記録が消されるまでにかかる時間
ブラックリストに載る条件
ブラックリストに載る条件は、以下の通りです。
ブラックリストに載る条件
- 支払いの延滞や滞納が数か月続いた
- 保証会社に代位弁済された
- クレジットカードを強制解約された
- 短期間でクレジットカードを作成した
- 債務整理をした
延滞や滞納をしてもすぐにはブラックリストに載らず、延滞や滞納が数か月続いた場合のみブラックリストに登録されます。
また、短期間で複数枚のクレジットカードに申し込む行為も、ブラックリストに載る可能性があるので要注意です。
ブラックリストの情報が消されるまでにかかる時間
ブラックリストに記録された情報が消されるまでにかかる時間は、以下の通りです。
種類 | 削除までにかかる時間 |
---|---|
滞納/延滞/代位弁済 | 5年前後 |
任意整理 | 5~10年前後 |
個人再生/自己破産 | 5年前後 |
削除までにかかる時間の目安は完済してからの計算であり、ブラックリストに記録されてからではありません。
どのような事情でブラックリストに載った場合にも、完済しなければ時間の経過で記録が消えることはありません。
ブラックリストに載っている人が保証会社の審査を突破するコツは?
ブラックリストに載っている人が保証会社の審査を突破するコツは、以下の通りです。
ブラックリストの人が保証会社の審査を突破するコツ
- 独立系保証会社を選ぶ
- 保証会社が不要な物件を選ぶ
- クレジットカード必須物件を選ばない
- 契約を親族に任せる
- 家賃が安い物件を選ぶ
- ブラックリストから消されるのを待つ
- シェアハウスを検討する
独立系保証会社を選ぶ
ブラックリストに載っている人には、独立系保証会社が利用できる物件をおすすめします。
保証会社には信販系と協会系、独立系の3種類が存在し、独立系では審査時に信用情報の確認が行われません。
利用できる保証会社は物件ごとに決まっているので、不動産屋に相談して独立系を利用できる物件を中心に紹介してもらうと良いでしょう。
独立系保証会社一覧
- フォーシーズ
- 日本セーフティー
- Casa
- オーロラ
- 日本賃貸保証
- フェアー信用保証
- プラザ賃貸管理保証
- ラクーンレント
- ハウスリーブ
- れんぽっぽ
保証会社が不要な物件を選ぶ
保証会社との契約が必須ではなく、保証人を立てることでも契約が可能な物件であれば、信用情報に傷があっても審査を簡単に突破できます。
親族に保証人を頼める方は、保証会社が不要な物件を中心にお部屋を探してみると良いでしょう。
なお、保証会社が不要な物件では必ず保証人を立てる必要があり、保証会社と保証人の両方が不要な物件はありません。
クレジットカードが必要な物件を選ばない
クレジットカード払いが必須な物件を選ぶと、仮に利用する保証会社が独立系であってもクレジットカード会社から信用情報の確認が実施されます。
クレジットカード払い必須の物件はお部屋情報に記載されているため、契約前によく確認して避けましょう。
なお、クレジットカード払い対応している物件であっても、ほかの支払い方法が選択できるのであれば信用情報は確認されません。
契約を親族に任せる
ブラックリストに載っている方は、契約を親族に任せる方法もおすすめです。
お部屋に住む人とは別の人が契約者になる代理契約であれば、代理人の職業や収入で審査されるため、入居者がブラックでも問題なく突破できます。
親族を頼れる方は、事情を説明して代理契約を任せられないか確認してみましょう。
なお、代理契約中に家賃を滞納すると入居者ではなく契約者の滞納として記録が残ります。
家賃が安い物件を選ぶ
賃貸審査は、家賃が高い物件ほど求められる基準が上がり、反対に家賃が安い物件ほど求められる基準も下がります。
信用情報に傷があり審査に不安を感じる方は、できるだけ安い物件を選ぶことがおすすめです。
月収の1/4程度まで家賃を抑えられれば、仮に審査で信用情報のチェックが入っても、突破できる可能性が出てきます。
ブラックリストから消されるのを待つ
引っ越しを急いでいない場合や滞納・延滞を完済してから数年が経過している場合は、ブラックリストから消されるのを待つ選択肢もあるでしょう。
ブラックリストに登録されている情報は、完済してから5~10年ほどで消されるので、待ち続けていれば時間の経過でいつか削除されます。
すぐに引っ越す必要がない方は、記録が削除されるのを待ってみることも検討してみてください。
シェアハウスを検討する
他人との共同生活に抵抗がないのであれば、シェアハウスを検討してみることもおすすめです。
ほとんどのシェアハウスは、一般的な賃貸物件と異なり入居時に審査がほとんどありません。
保証人や保証会社の契約なしで入居が可能な物件も多く、基本的には信用情報のチェックも入りません。
初期費用が安いことや家具・家電が最初から用意されていることなどのメリットもあり、すぐに入居したい方や貯金があまりない方におすすめです。
自分の信用情報を確認する手順
自分の信用情報であれば、どこの信用情報機関でも比較的簡単に確認できます。
CICとJICC、KSCの3つの信用情報機関それぞれで自分の信用情報を確認する手順を紹介します。
信用情報に傷があるか不安な方は、各機関で確認してみると良いでしょう。
信用情報を自分で確認する手順
- CIC
- JICC
- KSC
CIC
JICC
KSC
ブラックリスト以外で保証会社の審査に落ちる理由は?
保証会社の審査は、ブラックリストに登録されていること以外の理由でも落ちる場合があります。
ブラックリスト以外で審査に落ちる理由
- 家賃の滞納歴がある
- 借金がある
- 収入に家賃が見合っていない
- ネット上に悪評がある
家賃の滞納歴がある
ブラックリストに記録が残っていなかったとしても、家賃の滞納歴は審査に影響を及ぼす場合があります。
家賃の滞納歴は、ブラックリスト以外に各会社のデータベースにも記録が残されているため、過去に滞納をした保証会社・管理会社の物件を選ぶと審査に落とされます。
ブラックリストの記録と異なり各社で残されている記録は滞納からどの程度で消えるかわからないので、1度でも滞納した経験がある方は注意が必要です。
借金がある
カードローンや学生ローン、携帯電話料金の滞納は、借金とみなされて審査に悪影響を及ぼします。
1度でも長期的な滞納があると信用情報に記録が残っている可能性があるので要注意です。
なお、信用情報に記録が無ければ借金があると気がつかれることはありません。
焦って自分から進んで借金があると話さないでください。
収入に家賃が見合っていない
審査では信用情報よりも収入に対する家賃の割合を重要視している会社が多く、収入に見合わないほど家賃が高額なお部屋を選ぶと審査には受かりません。
審査での目安は「家賃の36倍の年収があるか」です。
家賃を決める際は以下の一覧表を参考に、問題なく支払える範囲で決定しましょう。
家賃 | 年収の目安 |
---|---|
3万円 | 108万円 |
5万円 | 180万円 |
7万円 | 252万円 |
10万円 | 360万円 |
12万円 | 432万円 |
15万円 | 540万円 |
ネット上に悪評がある
ネット上に悪評があると、基準を満たせていても審査に落とされることがあります。
万が一ネット上に悪評がある方は、審査に申し込みを行う前にすべて削除しておきましょう。
審査に影響するネット上の悪評は、以下の通りです。
審査に影響する悪評
- SNSでのマイナスな発言
- 電子掲示板でのマイナスな発言
- 犯罪の実名報道
信用情報がブラックな方からよくある保証会社に関するQ&A
最後に信用情報がブラックな方からよくある保証会社に関するQ&Aをまとめて紹介します。
今回紹介するのは、以下の3つの質問です。
Q&A
- 保証人がブラックだと審査に影響ある?
- 同居人がブラックだと審査に影響ある?
- 緊急連絡先は信用情報が確認される?
保証人がブラックでも審査に影響はありませんか?
保証人は契約者と同様に審査があり、保証人の信用情報は審査に影響を及ぼします。
初めから相手が信用情報に傷がある人物だとわかっている時は、親族であっても保証人を頼まないことが無難です。
なお、人によっては信用情報や滞納歴を尋ねられることを不快に感じる方もいるので、保証人を頼みたい時でも信用情報について尋ねるのは慎重に行いましょう。
同居人がブラックでも審査に影響はありませんか?
同居者の情報は、信用情報に限らず審査でほとんど影響しません。
仮に信用情報がブラックな人を同居人にしても、同居人の影響で審査が不利になることはありません。
カップルや夫婦、友人間で同居する場合1人でもブラックな人がいるのであれば、ブラックな人を契約者にすることは避け、信用情報に傷がない人を契約者に選びましょう。
なお、入居者全員の名義で契約を結ぶ連盟契約を選ぶ時は、同居人の信用情報が審査に影響を及ぼします。
緊急連絡先は信用情報のチェックが入りますか?
賃貸契約時に登録を求められる緊急連絡先とは、緊急時に契約者本人との連絡がつかない時のみ使用される予備の連絡先です。
審査で信用情報のチェックが入ることはなく、信用情報に傷がある人でも連絡先を任せられます。
利用する会社次第では、緊急連絡先を登録する書類に緊急連絡先相手の年収や職場を記入する欄が設けられているケースがありますが、年収や職業が審査に影響することは一切ありません。
【まとめ】信用情報がブラックな人は独立系保証会社を利用しよう
本記事では、信用情報がブラックな人でも保証会社の審査は通るのかについて紹介しました。
審査時に信用情報のチェックが実施されるのは一部の保証会社であり、中には一切信用情報の確認を行わない会社も存在します。
独立系と呼ばれる保証会社であれば一切信用情報が確認されないので、あらかじめ自分がブラックだとわかっている方は独立系保証会社を利用すると良いでしょう。
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