「アルバイトでも賃貸審査は通過できるの…?」
入居審査では職業や収入がチェックされるので、アルバイトとして働いている方の中には審査に不安を感じている方もいるでしょう。

本記事では、アルバイトでも賃貸審査は通過できるのかについて詳しく紹介していきます。
審査でチェックされる項目や審査を突破するためのコツについても紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

この記事を読んでわかること

  • アルバイトでも賃貸審査は通過できるか
  • アルバイトが賃貸審査で見られる項目
  • アルバイトが賃貸審査を通過するコツ

アルバイトでも賃貸審査は通過できる?

アルバイトでも賃貸審査は通過できる?

アルバイトでも毎月家賃を支払えるだけの収入を得ていれば、賃貸審査は通過できます。
しかし、正社員のような安定性のある働き方をしている方や個人事業主と比較すると、審査の通過率は低めです。

正社員として働いている方の審査通過確率が90%くらいだとすると、アルバイトやパートが本業の方の審査通過確率は30~40%前後だと言われています。
収入が不足していることや収入が不安定なことを理由に落とされる傾向があります。

妥協せず借りたい物件を契約するためには、連帯保証人を立てたり多めに預貯金を準備しておいたりといった対策が重要です。

アルバイトが賃貸審査で確認されるポイントは?

アルバイトが賃貸審査で確認されるポイントは?

アルバイトが賃貸審査時に確認されるポイントは、以下の通りです。
収入だけでなく様々な審査項目が用意されています。

アルバイトが賃貸審査で確認されるポイント

  • 支払い能力の有無
  • 勤続年数と業種
  • 人柄と態度
  • 家賃滞納歴の有無
  • 信用情報の傷の有無
  • 現在の預貯金額

支払い能力の有無

入居審査では、必ず十分な支払い能力があるかをチェックされます。
収入が以下の基準値を上回っているかが重要視され、収入が基準を下回っていると審査通過は困難になります。

家賃 月収 年収
4万円 12万円 144万円
5万円 15万円 180万円
6万円 18万円 216万円
7万円 21万円 252万円

アルバイトやパートで働く方は、収入が原因で審査に落とされる傾向が強いため、お部屋選びの際は自分の収入に見合った物件を選ぶことが大切です。

勤続年数と業種

賃貸審査では、勤続年数と業種も確認されます。
勤続年数は長いほど収入に安定性があると判断され、アルバイトを始めて間もないと収入が突然途切れる可能性が高いと判断される傾向があります。

審査で不利な属性

  • 勤続年数が1年未満
  • 水商売の仕事をしている
  • 肉体労働系の仕事をしている

水商売で働く方が審査を通過しづらいのは、生活サイクルが周囲とズレているからです。
騒音トラブルの発生を回避するため、意図的に落としている大家さんは少なくありません。

人柄と態度

審査では人柄や態度もチェックされます。
あらかじめ問題を起こしそうな人物を審査で落とすためです。

同じバイト先に長く勤めて収入が安定していたとしても、人柄や態度に問題があると判断されると審査には落とされます。

不動産仲介業者へ相談や内見に行く際は、以下のような行動をとらないよう注意しましょう。

審査に落とされるNGな行動

  • 書類の提出期限を守らない
  • 申込書を適当に記入する
  • 内見や来店の予約に遅刻する
  • スタッフに対して暴言を吐く

家賃滞納歴の有無

入居審査では、過去の家賃滞納の有無もチェックされます。
過去に1度でも家賃を滞納していると、再度家賃を滞納する危険性が高い人物だと判断され、審査に落とされます。

家賃を滞納した経験がある方は、以下を参考に滞納歴が影響を及ぼさない保証会社が利用できる物件を選ぶと良いでしょう。

保証会社の種類 家賃滞納歴が確認される範囲
信販系 自社での滞納歴に加えて、信用情報の記録を確認
信用系 自社での滞納歴に加えて、同じ協会に加盟している会社での滞納歴を確認
独立系 自社での滞納歴のみ確認

信用情報の傷の有無

信販系の保証会社へ申し込んだ場合に限り、信用情報の傷がチェックされます。
信用情報とは、クレジットカードの滞納や債務整理状況に関する記録のことです。

信販系の保証会社では、審査で信用情報の傷の有無を重要視しており、信用情報に傷がある方は高い確率で落とされます。

あらかじめ自分の信用情報に傷があると把握している方は、信販系以外の保証会社を利用することがおすすめです。

信用情報の傷がチェックされるのは、信販系保証会社を利用した時のみなので、独立系や信用系の会社であれば審査への影響はありません。

現在の預貯金額

職業をアルバイトとして審査に申し込む場合は、現在の収入と合わせて現在の預貯金額を確認されることがあります。

審査時に不動産仲介業者から預貯金額を確認された際は、預金通帳のコピーや残高証明書を提出しましょう。

預貯金額の審査基準は保証会社ごとに異なるので、明確にいくら以上の貯金があれば確実に通過できると断言することはできません。
目安としては、家賃1年分相当額以上の貯金があると良いと言われています。

アルバイトが賃貸審査を通過するためのポイント

アルバイトが賃貸審査を通過するためのポイント

アルバイトの方が賃貸審査を通過するためのポイントは、以下の通りです。
アルバイトやパートとして働く方は入居審査に落とされやすいので、なるべく対策をとってから申し込みましょう。

アルバイトが賃貸審査を通過するためのポイント

  • 滞納経験がある会社の利用を避ける
  • 家賃が安い物件を選ぶ
  • 代理契約を検討する
  • 連帯保証人を立てる
  • アリバイ会社を利用する

滞納経験がある会社の利用を避ける

もしも過去に家賃を滞納したことがあるなら、入居審査へ申し込む際は滞納経験がある会社の利用は避けましょう。

保証会社や管理会社では、家賃を滞納した人物の記録を残しており、審査時に滞納したことがない人物かをチェックしています。

滞納経験がある会社に申し込んでも、審査を通過できる見込みは低いので注意しましょう。
なお、信用系と呼ばれるLICCやCGOという協会に加盟している保証会社は、同じ協会に加盟している会社間で滞納者の情報を共有しています。

家賃が安い物件を選ぶ

審査の通過確率を高めるためには、家賃が安い物件を選ぶ方法が有効です。
賃貸審査の難易度は、一般的に家賃の金額に比例していると言われています。

家賃が安い物件の方が審査で求められる基準も低く、比較的簡単に通過できます。
賃貸審査が不安な時は、家賃が月収の1/4以下の物件を中心にお部屋を探してみてください。

代理契約を検討する

親族を頼れる方は、代理契約でお部屋を借りる方法も検討してみると良いでしょう。
代理契約とは、実際に入居する人とは異なる人が、お部屋の契約を結ぶ契約方法のことです。

学生やフリーターのように、審査の通過が困難な属性の方によく利用されています。
代理契約であれば入居者の職業や収入は一切問われないため、アルバイトとして働いていることが審査でマイナスに働くことはありません。

連帯保証人を立てる

安定収入のある親族がいる方は、連帯保証人を立てて審査へ申し込むことがおすすめです。
連帯保証人とは、契約者が何らかの事情で家賃を滞納した際に、支払い責任を負う役割のことです。

連帯保証人が立てられると万が一の際のリスクに備えていると判断され、審査の難易度がゆるくなります。
保証会社と契約する場合連帯保証人は必須ではありませんが、希望すれば連帯保証人を立てられるため、不動産仲介業者に相談してみてください。

アリバイ会社を利用する

お部屋選びで妥協したくない方やスムーズに賃貸契約を済ませたい方は、アリバイ会社の利用がおすすめです。

アリバイ会社とは、入居審査の通過が難しい方でも、妥協せずに借りたい物件が選べるようアリバイを提供しているサービスです。

アリバイ会社を活用すれば、アルバイトとして働いている方でも正社員という設定で審査が受けられます。
審査への通過確率を大きく高められるので、賃貸審査へ申し込む前に、ぜひアリバイ会社の利用を検討してみてください。

アルバイトの1人暮らしではどのくらい初期費用がかかる?

アルバイトの1人暮らしではどのくらい初期費用がかかる?

アルバイトとして働きながら1人暮らしを始める時は、あらかじめどのくらいの初期費用がかかるのかを計算しておきましょう。

賃貸契約時にかかる初期費用と引越にかかる費用、1人暮らしの生活費をそれぞれ紹介します。

アルバイトの1人暮らしではどのくらい初期費用がかかる?

  • 契約時にかかる初期費用の相場
  • 引越しにかかる費用の相場
  • 1人暮らしの生活費の相場

契約時にかかる初期費用の相場

家賃5万円の物件だと仮定した場合の初期費用の相場は、以下の通りです。

項目 費用
敷金 5万円(家賃1ヵ月分)
礼金 5万円(家賃1ヵ月分)
前家賃 5万円(家賃1ヵ月分)
仲介手数料 55,000円(家賃1ヵ月分+消費税)
保証料 25,000円(家賃0.5ヵ月分)
火災保険料 1万円
鍵交換費用 2万円
合計 26万円

敷金や礼金、仲介手数料がかかる物件では、それぞれの項目で家賃1ヵ月分の費用がかかります。
仲介手数料の上限は家賃1ヵ月分までと定められていますが、相場も家賃1ヵ月分です。

引っ越しにかかる費用の相場

1人暮らしの方が、引越しをする際にかかる費用の相場は以下の通りです。

荷物を運ぶ距離 費用の相場
同じ市区町村内 4~6万円
同じ都道府県内 5~7万円
同じ地方内 6~9万円
遠方への引越し 10~14万円

引越しにかかる費用は、引越しのタイミングや荷物を運ぶ距離、荷物の量、依頼する引っ越し業者によって変動します。

同じ市区町村内での引越であれば5万円前後の費用で済みますが、離れた都道府県への引越のように荷物を運ぶ距離が長くなると、10万円以上の費用がかかることも珍しくありません。

1人暮らしの生活費の相場

1人暮らしの方が、1ヶ月にかかる生活費の相場は以下の通りです。

項目 費用の目安
食費 3~5万円
家賃 4~7万円
水道光熱費 1~2万円
雑費 5,000~1万円
医療費 5,000~1万円
娯楽費・交際費 1~3万円
交通・通信費 1~3万円

初めて1人暮らしをする時は、必ず1月あたりどのくらいの生活費がかかるのか細かく計算しましょう。
具体的にどのくらいの生活費がかかるのか正確に把握していた方が、家賃を決める際に迷いません。

アルバイトの賃貸審査に必要な書類は?

アルバイトの賃貸審査に必要な書類は?

アルバイトとして働く方は、賃貸審査時に本人確認書類と収入証明書の2種類の書類を提出する必要があります。
本人確認書類として認められる書類は、以下の通りです。

本人確認書類

  • 運転免許証
  • パスポート
  • 健康保険証
  • マイナンバーカード
  • 住民基本台帳カード

収入証明書は、直近の給与明細か直近の源泉徴収票を提出しましょう。
アルバイトとして働く方は収入が月によって変動するので、収入証明書は必ず最新のものを提出しなければいけません。

人によっては上記の書類に加えて預金通帳のコピーや採用通知書、学生証、親権者同意書などの提出を求められることもあります。

アルバイトで賃貸契約の初期費用を安く抑えるコツは?

アルバイトで賃貸契約の初期費用を安く抑えるコツは?

最後にアルバイトとして働く方が、賃貸契約を結ぶ際に初期費用を安く抑えるためのコツを紹介します。
あらかじめコツを把握しておけば、引っ越し時の無駄な初期費用の発生を予防できます。

アルバイトで賃貸契約の初期費用を安く抑えるコツ

  • 敷金・礼金が無料の物件を検討する
  • 家賃の安い物件を選ぶ
  • 家具や家電の購入を最低限に留める
  • 引越しの荷物を極力自力で運ぶ

敷金・礼金・仲介手数料が無料の物件を検討する

初期費用を安く抑えたい時は、敷金や礼金、仲介手数料が無料の物件を検討することがおすすめです。
敷金や礼金、仲介手数料はそれぞれ家賃1ヵ月分相当の費用がかかる項目のため、3つの内1つでも無料になる物件であれば、それだけで初期費用を大きく抑えられます。

不動産仲介業者で直接相談すれば簡単に見つけられるので、初期費用を安く抑えたい時はぜひ探してみてください。

礼金や仲介手数料が無料の代表的な賃貸物件

  • UR賃貸住宅
  • JKK東京
  • 市営住宅

家賃の安い物件を選ぶ

初期費用を押さえたい時は、なるべく家賃の安い物件を選ぶと良いでしょう。
賃貸契約時に発生する初期費用の内、以下の5つの項目は選んだ物件の家賃によって金額が左右されます。

家賃によって左右される初期費用の項目

  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 保証料(保証会社)
  • 前家賃

大家さんに支払う敷金と礼金、不動産仲介業者に支払う仲介手数料はそれぞれ家賃1ヵ月分が相場なので、家賃を下げれば初期費用が大きく節約できます。

家具や家電の購入を最低限に留める

初期費用をなるべく抑えたい時は、すぐに必要のない家具や家電の購入を後回しにすることがおすすめです。

生活家電や家具は、1つでも数万円以上の費用がかかることも珍しくなく、引っ越し時にまとめて購入すると初期費用が高くなります。

自分の中で家具や家電に優先順位を設けて、使用頻度が低い家具やなくても生活できる家電の購入は生活が安定してからにすると良いでしょう。

優先度の低い家具や家電

  • テレビ
  • ソファ
  • カーペット
  • 調理家電
  • 掃除機

引越しの荷物を極力自力で運ぶ

初期費用を抑えたい時は、引越しの荷物を極力自分で運ぶ方法も検討してみると良いでしょう。
引越し業者との契約にかかる料金の相場は引越し距離や荷物量によって変動しますが、おおよそ5万円前後です。

全ての荷物を自力で運べれば、それだけで5万円前後の費用を節約できます。
一部の荷物を自分で運ぶだけでも費用は数千円から1万円ほど変わってくるので、初期費用を押さえたい時はどこまで引っ越し業者を頼るのか検討してみると良いでしょう。

【まとめ】アルバイトでも賃貸審査は通過できる

【まとめ】アルバイトでも賃貸審査は通過できる

本記事では、アルバイトでも賃貸審査は通過できるのかについて紹介しました。
アルバイト以外で収入を得ていない方でも、賃貸審査の通過自体は可能です。

しかし、安定した職に就いている方と比較すると落ちる確率は非常に高く、借りたい物件が契約できるケースは稀です。

何度も審査に落ちたくない方や、長く住み続けるお部屋選びで妥協したくない方は、アリバイ会社の利用をおすすめします。

アリバイ会社を利用すれば、正社員として働いている設定で審査が受けられ、審査の通過確率を大きく高められます。

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