40代独身女性は賃貸審査に通過できない？落とされる理由と落ちた場合の対処法を解説

独身のまま40代を迎えたことで賃貸審査が通過できないのでは？と不安を感じている方はいませんか？
高齢になると賃貸を借りられなくなるとの噂もありますし、不安になってしまいますよね。

そこで本記事では、40代独身女性は賃貸審査に通過できるのかについて詳しく紹介していきます。
審査時のポイントも解説しているので、引っ越しで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

【結論】40代独身女性でも賃貸審査は通過できる！

結論から書くと40代独身女性でも賃貸審査は通過できます。

高齢になると賃貸を借りづらくなるという話や独り身だと孤独死するという話があることから、独身のまま40代を迎えた場合賃貸審査に通過できないのではと不安になる方は多いかと思います。

しかし40代であればまだまだ若く、年齢が原因で賃貸審査に落ちてしまうケースは多くありません。
また独身であったとしても社会との繋がりがあることから孤独死のリスクが低く、近隣に親族がいるかなども確認されません。

家賃を支払えるだけの安定した収入があり、過去に滞納歴が無いのであればスムーズに審査に通貨できると考えて良いでしょう。

もしも既に審査を受けており落とされている場合には、年齢や独身なことが問題視されたのではなく、収入面が不安視された可能性が高いです。

40代独身女性が賃貸審査に通過しにくい理由

40代独身女性が賃貸審査に通過しにくい理由としては、下記の3つのような理由があります。

収入も仕事をあるのにも関わらず、大家さんの審査が通らない理由の多くは、高齢になった後のことを不安視されているからです。

高齢になった際に孤独死のリスクがあるから

1つ目の理由は、「高齢になった際に孤独死のリスクがあるから」です。
独身のまま高齢者になると、社会や他人との繋がりが無くなり孤独死のリスクが上がります。

お部屋で孤独死をされてしまうと、処理に時間とお金がかかるため、大家さんによっては40代であっても今後孤独死のリスクがある人間は住まわせたくないと考えるケースがあるようです。

もしも独身なことを不動産屋に不安視されたら、親族と頻繁に連絡を取っていることや老後も働く予定があることなどを伝えて人との繋がりをアピールするようにしましょう。

家賃が安い物件や築年数が古い物件であればそこまで神経質な大家さんは多くないため、可能ならそういった物件を検討してみることもおすすめです。

高齢になった際に家賃を払えない可能性があるから

2つ目の理由は、「高齢になった際に家賃を払えない可能性があるから」です。
高齢者になると仕事がなくなり収入が年金だけになることから、高齢者に近い年齢の方の入居を避けている大家さんもいます。

最近では年金受給可能年齢になった後でも年金をもらいながら働くケースは珍しくないため、老後必ずしも仕事がなくなるとは考えられません。

しかし一昔前までは老後は年金だけで生活することが当たり前だったことから、大家さんの中にはまだ昔の考えで高齢者の入居を嫌がる方が存在します。

独身者で単身での入居を希望する場合は、貯金があることから老後も家賃を滞納することはないことや、今の職場で老後も働ける制度があることなどをアピールすると良いでしょう。

高齢になった際に火事などの事故を起こす可能性があるから

3つ目の理由は、「高齢になった際に火事などの事故を起こす可能性があるから」です。
高齢者になると認知機能が低下し、火事などの室内事故を起こしやすいことも高齢者の入居が嫌がられる原因の1つです。

高齢になった後で認知機能が低下することは避けようと思って避けられることではないため、こればかりは仕方がないと言えます。

基本的に40代であれば年齢を理由に落とされることはほとんどありませんが、大家さんの中には年齢も厳しくチェックしている方がいます。

保証会社や管理会社の審査に通過できたのに大家さんの審査で落ちてしまった場合には、その大家さんとの相性が悪かったと諦め、他の物件を探すようにしましょう。

40代独身女性が賃貸審査に通るためのポイント

40代になると人によっては賃貸審査に落ちてしまうケースもあるかと思います。
そこでここでは、40代独身女性が賃貸審査に通るための4つのポイントを紹介します。

審査に落とされてしまった方はぜひ参考にしてください。

下記からはそれぞれのポイントについて詳しく紹介していきます。

安定収入のある親族に代理契約を依頼する

1つ目のポイントは、「安定収入のある親族に代理契約を依頼する」です。

40歳独身で審査に落ちてしまった場合、収入以外にも年齢などが不安視された可能性があります。
そのため、もしも頼れる親族がいるのであれば親族に代理で契約してもらうことがおすすめです。

なぜなら1度審査に落ちている方は、2度目3度目と連続して落ちる傾向があるからです。
代理契約であればお部屋に住むのが自分であっても、契約者となる親族の収入や職業で審査を受けられます。

自分で再審査を受け直すよりも早く確実に審査を通過できるため、親族がいる場合は頼ることも検討してみましょう。

なお基本的に同居するケースを除いて血縁者以外に代理契約を依頼することはできません。

家賃の安い物件を探し直す

2つ目のポイントは、「家賃の安い物件を探し直す」です。

審査に落ちてしまった場合、再度同じ価格帯のお部屋で審査を受け直したとしても審査に受かる確率は低いと考えられます。

なぜなら落ちている時点で自分に何らかの原因があるからです。
そのため、落ちてしまった場合は再度同じ価格帯のお部屋を探すよりも家賃の安い物件を探し直すことがおすすめです。

審査の難易度は家賃の金額に比例している部分があるため、家賃を5,000円～1万円ほど下げることができれば、1度落ちている方でも十分に受かる見込みがあります。

お部屋を探すエリアや駅からの距離を変えるなどして、家賃が安い物件を探してみましょう。

両親や兄弟に連帯保証人を任せる

3つ目のポイントは、「両親や兄弟に連帯保証人を任せる」です。
審査を受ける際は可能な限り両親や兄弟に連帯保証人を任せることがおすすめです。

なぜなら、連帯保証人を立てた方が審査の通過率が上がるからです。
最近では連帯保証人を立てなくても保証会社を契約すれば良いケースが増えてきましたが、親族に頼める場合は連帯保証人と保証会社を併用するようにしましょう。

連帯保証人を任せたとしても家賃を滞納したりトラブルを起こしたりしない限りは家族に迷惑がかかることはありません。

40代以上の場合、連帯保証人を立てることは家賃滞納時の備えだけでなく連絡を取り合っている親族がいることの証明にもなります。

アリバイ会社を利用する

4つ目のポイントは、「アリバイ会社を利用する」です。
職業柄収入が安定していない場合や夜職で働いている場合、フリーターや個人事業主といった非正規雇用で働いている場合はアリバイ会社を利用することがおすすめです。

アリバイ会社とは、フリーターや個人事業主、水商売などの賃貸審査が不利な職業に就いている方が、スムーズに賃貸を契約できるようアリバイを提供している会社です。

アリバイ会社を利用すれば、実在する会社の会社員として審査に臨めるため、審査の通過率が上がります。
もちろん利用に費用は掛かりますがその分効果が高いため、審査に通過できない場合などはアリバイ会社の利用を検討してみてください。

40代独身女性は賃貸よりもマンションを購入した方が良いのか

独身のまま40代に差し掛かるとマンションを購入して老後に備えた方が良いなどの話を度々耳にすることになりますが、実際賃貸よりもマンションを購入した方が良いのかは人によります。

特にマンションは安い買い物ではないため、適当に購入を決めたことで後悔するパターンも珍しくありません。

そのため周りの意見に流されず、自分で双方のメリットデメリットを見比べて賃貸にするかマンションにするかを決めることが大切です。

下記からは持ち家に住むことと賃貸に住むことのメリット・デメリットを詳しく紹介しているので、老後に備えてマンションを購入するか迷っている方はぜひ参考にしてください。

賃貸のメリット・デメリット

賃貸のメリット・デメリットは下記の通りです。

持ち家を購入してしまうと簡単に引っ越せなくなるため、今後結婚や転勤、地方移住などを検討している場合には賃貸を選ぶことがおすすめです。

賃貸のデメリットとしてよく家賃の支払いが生涯続くことが挙げられますが、持ち家を購入した場合にも修繕費用の積み立てや管理費、固定資産税などでローン以外の出費が生涯続きます。

老後の家賃負担を減らしたいと考えて居る場合、持ち家を購入してしまうと返って住居費が高くつく可能性があるので注意しましょう。

持ち家のメリット・デメリット

持ち家のメリット・デメリットは下記の通りです。

持ち家は内装を自分の好みに自由に変えられることやローン返済後の住居費負担が軽くなることなどが魅力です。

インテリアにこだわりがあり、自分好みのお部屋に住みたいと考えている場合や、老後の住居費負担を減らしたいと考えているのであれば持ち家を選んだ方が満足できるでしょう。

立地が良いエリアのマンションなどであれば引き取り手は見つかる可能性が高いですが、そうでない場合は簡単には引き取り手が見つからず引っ越しづらいので注意が必要です。

普通借家契約なら更新を拒否されることはない

賃貸に住み続ける内に高齢者になると、追い出されるのではないかという不安を抱えている方が一定数いますが、契約時に普通借家契約を結んでいる場合は、高齢になった程度の理由で更新を拒否されることはありません。

なぜなら普通借家契約の契約更新を拒否するには正当な理由が必要だからです。
住み続ける内に高齢者になることは正当な理由にはなりません。

普通借家契約で更新を拒否される可能性があるケースは下記の通りです。

定期借家契約の場合は、契約の更新が前提となっていないため大家さんの自由に契約更新を拒否でき、高齢になった場合に追い出される可能性があるので注意しましょう。

40代独身女性の賃貸審査についてよくある質問

最後に40代独身女性の賃貸審査についてよくある質問をまとめて紹介します。
今回紹介するのは、下記の3つの質問です。

独身のまま40代になったことで賃貸に不安を感じている方はぜひ参考にしてください。

一生独身の予定の場合シェアハウスに住んだ方が良いですか？

シェアハウスに住むことには、お金が節約できることや親しい友人ができることなどのメリットがあります。

そのため将来のためにお金をできるだけ貯めておきたいと考えて居る場合や、独身だから友達を沢山作りたいと考えている場合は、シェアハウスに住むことがおすすめです。

自分のライフスタイルに合わせてシェアハウスに住むか検討してみてください。
なおシェアハウスに住んだからと言って必ず気の合う友人ができるわけではありません。

40代独身女性でもシェアハウスには入居できますか？

40代独身女性でもシェアハウスに入居できます。
しかしお金のない若い世代を対象に運営されているシェアハウスが多く、20～35歳までの年齢制限がかかっているケースがほとんどです。

そのため40代でシェアハウスに入居する場合は必ず事前に年齢制限、性別制限に引っ掛からないかチェックする必要があります。

シェアハウスのルールはシェアハウスごとに違うため、必ず事前に確認してから申し込むようにしてください。

賃貸は何歳まで借りられる？

未成年は契約できないという制限がありますが、上限は存在せず何歳まででも借りられます。
賃貸を借りるために必要なのは、家賃を支払えるだけの十分な収入だけです。

そのため収入または十分な貯蓄があるのであれば、65歳以上の高齢者になった後でも自分で賃貸を契約できます。

老後に備えて家を買うという考えを持った方もいますが、持ち家が無ければ老後の住まいで困るといったことはないので不安になる必要はありません。

【まとめ】40代独身女性は賃貸審査に通過できない？

本記事では、40代独身女性は賃貸審査に通過できないのかについて紹介しました。
いかがだったでしょうか？

高齢になると賃貸を借りづらくなるという話がありますが、40代の場合はまだまだ年齢で審査に落ちることの方が珍しいです。

独身であってもお部屋の家賃を支払えるだけの収入や仕事があるなら審査に通過できるため、不安を感じる必要はありません。

年齢を理由に審査に落とされることは少ないため迷っている方は思い切って不動産屋に相談に行ってみてください。